遠藤淑子先生の漫画の中のセリフで「我慢なんて、してもしなさ過ぎても不幸になるわ」みたいなのがあって、ヤングな頃に「ほう、そうだ」と共感したのを思い出しました。先生の作品はウィットがセンス良くて、ずいぶん救われました。
美徳と謳われることの多い「我慢」が、できてしまったことで失ったものが多かったような気がするのですが、よくよく思えば「しなかったはずの我慢」で押し通せば、事態は嫌な方向へ進み、「失う」ことすら「まだまし」ってなってた予感に満ちます。
心配しすぎだったのでしょうか。
でも節目節目でベストな決断をしない人なんかいないんだから、要は今がベストなんでしょうよ。
「こんなはずじゃなかった」と、思ったことはないものね。