まつもと泉先生がお亡くなりになられたとニュースでやっています。「きまぐれオレンジロード」すいませんが読んでないのですけれど、61歳でお亡くなりとのこと。昨今の音楽業界や映画業界の、著名な方の訃報に対し、マンガ、アニメに関わる作家先生やスタッフの短命が、どーも気にかかる。
作家先生は作品を生み出すために、自分の人生のほとんどの時間を費やしたに等しい。作品世界のように、ご自身はほとんど楽しまないうちに、この世を去ってしまう。報償としての喜びは「作品だけが生き生きしてくれた」だけでいいんだろうか。すごい事だとは思いますよ。でもね、一人の人間としては、その果実は小さく見えてしまうのです。
業界の誕生の時から、報われない業界ではあります。散々苦労して地盤を作り上げた先達の・業界の方々の苦労は計り知れません。今でこそ「コンテンツ産業」等と言って、国家規模の声援だけが一人歩きしてますけど、正直「作ってこなかった」人たちが、突然「コンテンツ!コンテンツ!」って祭りにしてるように見えて仕方が無いのです。
せめて、せめて「長生き」できるしくみになりませんかね?どうしても「使い捨て」に見えて仕方が無いのです。もっと、作家とスタッフを、長生きできるようにしてくれませんかねえ。もっと大事にして欲しいのよ。すごく。