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「私には止められないし、悪いことはしていない」なんだろうけど

2023-04-21 20:35:38 | 日記
いまだに収束の兆しが見えないロシアのウクライナ侵攻は、プロテニス選手の間でも大きな軋轢を生んでいる。そんななか、女子世界2位に君臨するベラルーシ国籍のアリーナ・サバレンカ(24歳)が、自身を含め侵攻国出身のプレーヤーへの風当たりが強い現状に対する苦しい胸の内を吐露した。

「私に対する変な視線を感じることが多いし、おそらく一部の人たちから嫌われているのだろうとも感じる。それでも今はただ、私はウクライナに悪いことは何もしていないと思っている。私がベラルーシで生まれたというだけで、私を嫌いになる人もいる。ただそれに関しては、私にはどうすることもできない」

「基本的に何もしていないのに人々から嫌われるのはいい気分ではないけれど、そういう雰囲気になっている。戦争を止められるならそうしたいけど、残念ながら私の手には負えないし、私がコントロールできることではない。私は政治とは何の関係もない。私はベラルーシのアスリートで、自分のスポーツでベストを尽くそうとしている。ただ自分自身に集中しようとしているだけよ」

彼女が全豪優勝を成し遂げた直後にもルカシェンコ大統領は「テニス競技団体が実施したルールに従い、中立の立場でプレーしているにもかかわらず、人々はサバレンカ選手がどこの国の選手であるかを知っている」とのコメントを出していた。

 だが、ベラルーシ・テニス界のヒロインは依然として侵攻国出身のアスリートが多大な批判を浴びているなかで、自身に向けられたルカシェンコ大統領の称賛の言葉に違和感を抱いていると発言。「(彼の言葉が)何の役にも立っていないことは確かね」と前置きし、大統領を次のように批判した。

「彼は私の試合について好きにコメントできるし、彼がしたいことについても好きに話すことできるから、私はそれに対して何を言っていいかわからない。でももし、彼の言葉でウクライナ人が私をより憎むようになったら、私はどうしたらいいの? もし彼ら(ウクライナ人)が私を憎むことで気分が良くなるのであれば、私は喜んでその手助けをするわ」

「私には止められないし、悪いことはしていない」
正直な言葉だけれど、家族をロシアに殺されて、怪我をさせられて、行き場を失った人らに、そこへ加担する国家の誉高さで輝く人のこうした「突き放したような言葉」は激しく擦過傷をつけるのも事実。

最後の一文にある彼の言葉でウクライナ人が私をより憎むようになったら、私はどうしたらいいの? が実際の被害です。国家の誉れに見える人がターゲットにされ、見ていたくなさは残念だけれど心情として汲み取れる。

つまり今は国家の威勢に関われる成果は、被害を被る側の人らにとっては参与に見える。

当人が知らないわ、私のせいじゃない、と言いたくなるのはわかるが、プロスポーツに関わってる以上、「どこかの国の代表」は「知らないわ」で通せない倫理に迫ってくる。

スポーツが戦争に無関係なのが徹底していれば問題視はない。でもそうではない、と認知された世界の態度なのだ。彼の国にありながら、あなた達は何もしないで栄誉を得るのか、と。

わかってる。筋違いだと思ってる。
でもせめて、見えないところで振る舞ってほしい。無関係だから、の発言には少なからず棘がある。

今・要るのは、緩和なんじゃないですか?

2023-04-21 20:27:51 | 日記
・我が国の自転車保有台数は約6870万台(約2人に1台)。欧米諸国や近隣国と比べると、中位。
・過去10年間で自転車関連事故件数が約5割減少したのに対し、自転車対歩行者の事故はほぼ横ばい。
・自転車関連事故は年々減少しているのに対し、「自転車対歩行者」及び「自転車単独」事故は平成29年より、「自転車相互」事故は平成28年より増加に転じている。
・自転車事故での死亡者数は、昭和35年から約80%減って、令和元年で433名
全国に6870万台、国民の二人の一人が保有し、また多くの人が日常的に利用している自転車が、1年でわずか433名の死亡者しか出していない。例えば、厚生労働省の研究班の発表によると、風呂場での推定死亡者数は年間約1万9000人だ。自転車の利用を減らしてまで規制をかけるのではなく、行政はまず風呂場に目を向けたほうが良さそうである。

ここで着目すべきは、自転車での事故死が年々減っているという事実である。増えすぎて困っているというのであれば、意味がある可能性がゼロではないが、なぜ、80%減という大きく進む死亡者数減を考慮せず、さらなる規制をかけるのか意味不明だ。自転車関連事故が減り、対歩行者が増えているのであれば、ヘルメットをつけるべきは歩行者ではないのか。

人口10万人当たり交通事故死者数の推移(警察庁資料)をみても、常に、歩行者のほうが(自転車利用者より)死亡者数は高い。


「特に、自転車乗用中の死傷者のうち、65 歳以上の高齢者が(中略)自転車乗用中の死者に占める割合は約7割であり、重点的な対応が必要である。さらには、ヘルメット非着用の自転車乗用中の死者の約6割が頭部に致命傷を負っていることから、全ての年齢層の自転車利用者に対して、ヘルメットなど安全装備の装着を促すことが重要である」(先述の『自転車活用推進計画』)とあるが、死んでいる7割は高齢者であるのにもかかわらず、次の文章に移ると、全年齢にヘルメットを着用させよとガラリと言っていることが変わることに注目してほしい。なにより、60%が頭部に致命傷というが、ヘルメットをつけても40%の命は助からなさそうである。

これまで述べてきたことをもう一度整理してみよう。

1、今回のヘルメット着用努力義務化は、自転車利用の促進が目的だが、ヘルメット着用が推進するほど、利用者は減る
2、自転車事故死は、80%減っていて、さらに毎年減っている
3、風呂場の事故死、歩行者の事故死のほうが、自転車より多い。自転車規制だけ突出する意味がない
4、死亡者の70%が高齢者。なぜ規制が全世代なのか不明

以上、整理したように、あらゆる点において、意味不明な規制であることが理解できただろうか。罰則のない着用努力義務化という、何が何だかさっぱりわからない規制であるが(おそらく規制当局もわかっていない)、この規制が有効になるかどうかは、コロナマスクと同様に同調圧力ということだろう。

全く記事に賛同したい。エビデンス由来で論拠とするなら、歩行者にヘルメット、であり、QOLなんか最悪に突き進むところを、人数的な弱者狙い撃ちのごとくの執行ではないか。

NHKの罰金とか、インボイス制度の徹底とか、自転車ヘルメットとか、コロナ禍でもガソリン税減らしもしないまんまだった政府の姿勢には憤りがたまってる。
ニッチ産業は土壌を破壊されつくされ、規制は緩和されもせず、集金・出費のの伴う規制ばかり厳格化していく。
記事の通り「自転車に乗る人」という炭素関連にも優しい運搬手段を根絶やしに向かわせかねない。こんな「端っこ」な規制で締め付ける阿呆の根源は誰なんですか?収入のほぼ半分が税収に引っこ抜かれてるってのに。馬鹿なの?

今いるのは緩和だし。


支払い続けるだけの生き方ってくたびれるよね

2023-04-21 19:15:08 | 日記
物価が凄く上がってます。食べるものも服とかも、原価が上がってるのでメーカーのせいではないけれど、どれもこれも値段が上がっています。いやーねえ。
 
ネットでやたら買い物を囃したててきます。買え、買えって。
サブスクとかなんたらペイとか、「なんでもいいから消費活動を」みたいに煽ってきます。収入が上がってないのに?なんでそんなことするの?
 
こんな時代が来るって判ってたら、ローンとか家族計画とか、破綻を帰すよね。
このごろ頻繁(ひんぱん)起こってるパンデミックや天変地異ってさ、昭和の時ほどの一過性に見えなくって、そう遠からずまた巨大な不幸に見舞われる怯えが、社会に巣食ってるように思うの。
 
いやなのはさ、そういう巣食いの面にフォーカスをいじましいほどあてないで(ガン無視だぜ?ガン無視)、「いいから消費しな」「家族持ちな」「結婚しな」「子供産みな」の無神経っぷりには拍車がかかったままなの。
 
あのさー、無理筋。
その話、乗ったら最期、人生はその方向に「支払い続ける」を容赦しないでその終了まで人生を割き続ける。こうしたことにさ、手当をしないできたから、いま、みんなが「それ嫌さ」にさけてるのに。まだ叫んでら。
「親がそこで苦しんでた」景色は、子供は忘れないよ。人生は、そうなんだって、思ってるよ。
 
手当はしないで、ケガした人がケガしたまんまで、「自己責任」「補償使え」って世界を歓迎すると思ってんですか?って話ですよ。「いいから買え」じゃ、とっくに駄目なんですってば。
明るくなさ過ぎる未来から、なんとかしなくちゃ立ち行かんのです。