37分も残業をした帰り道
明日のお墓参りは仕事で行けないので
実家に顔を出そうと、ちょっと寄って来た
玄関を開けて
『うぇぇぇぇぇぇい!!』
と奇声を発すると
『お!にゃびか!いらっしゃい!!なんだ今日は!』
と、親父の声
実家に久しぶりに来た長男が
『こんばんは~』でも『お~い来たよ~』でもなく
『うぇぇぇぇぇぇい!!』である
悲しい事に46歳である
それなのに親父も普通に対応するあたり
…どうぞ、お察しください(いつもそうなんだろ!!
作業着のポケットの中に
押すと変な音を出すニワトリのオモチャを忍ばせて
それを、ぐぇぇぇぇ…ぐぇぇぇ…と鳴らしながら
茶の間に入っていくと
『そんなので遊んでんのか!』と笑っていた
『なんか面白いかなぁって思って』
『ったく、何やってんだ』
薄暗い茶の間の中に笑いがポッと生まれる
台所でお袋が料理を作ってる音がする
『うぇぇぇぇぇぇい!!』ぐぇぇぇ…ぐぇぇぇ…
ダブルでやって登場してやったら
お袋はびっくりして振り返り
『ビックリした!!にゃびか!!』
…
もう一度だけ言う
46歳の長男が久しぶりに実家に顔を出した時の状態である
お墓参りに行けないので
外でも消えない特殊なロウソクのセットを持ってきて渡した
趣味で持っている真っ赤なロウソクの太いヤツでねじってあるのと間違えたら大変だ(何の趣味だよ
『お~コレは絶対に消えないな!いいの持ってきたな!ありがとうよ』
お袋も茶の間にやってきたので
またニワトリを鳴かせると
『お客さんが連れて来た子供とそれで遊んであげるの?』
って言うので
『いや…俺が欲しくて買っただけ…』
『あはは…』
相変わらずだな…と言う笑いだった
弟も二階の部屋に居る雰囲気だったので
『お~~~~い』ぐぇぇぇ…『お~~~~い』ぐぇぇぇ…
って何度もやってたら
『なんだよ~うるせぇよ!』って降りて来た
そして
『ったく、オメェは…』と
心底がっかりした顔で嘆いていた
…
そんなにされたら
お兄ちゃんは悲しいぞ!!
数分間、近況報告をして帰ってきた
…
こんな騒がしい俺は毎日行ったら邪魔でしょうがないんだろう
静かに過ごしてる所に
陽気な外人が来たような騒ぎである
…
また、しばらくしたら行きますね
ごめんなさいね
ぐぇぇぇ…ぐぇぇぇ…
明日のお墓参りは仕事で行けないので
実家に顔を出そうと、ちょっと寄って来た
玄関を開けて
『うぇぇぇぇぇぇい!!』
と奇声を発すると
『お!にゃびか!いらっしゃい!!なんだ今日は!』
と、親父の声
実家に久しぶりに来た長男が
『こんばんは~』でも『お~い来たよ~』でもなく
『うぇぇぇぇぇぇい!!』である
悲しい事に46歳である
それなのに親父も普通に対応するあたり
…どうぞ、お察しください(いつもそうなんだろ!!
作業着のポケットの中に
押すと変な音を出すニワトリのオモチャを忍ばせて
それを、ぐぇぇぇぇ…ぐぇぇぇ…と鳴らしながら
茶の間に入っていくと
『そんなので遊んでんのか!』と笑っていた
『なんか面白いかなぁって思って』
『ったく、何やってんだ』
薄暗い茶の間の中に笑いがポッと生まれる
台所でお袋が料理を作ってる音がする
『うぇぇぇぇぇぇい!!』ぐぇぇぇ…ぐぇぇぇ…
ダブルでやって登場してやったら
お袋はびっくりして振り返り
『ビックリした!!にゃびか!!』
…
もう一度だけ言う
46歳の長男が久しぶりに実家に顔を出した時の状態である
お墓参りに行けないので
外でも消えない特殊なロウソクのセットを持ってきて渡した
趣味で持っている真っ赤なロウソクの太いヤツでねじってあるのと間違えたら大変だ(何の趣味だよ
『お~コレは絶対に消えないな!いいの持ってきたな!ありがとうよ』
お袋も茶の間にやってきたので
またニワトリを鳴かせると
『お客さんが連れて来た子供とそれで遊んであげるの?』
って言うので
『いや…俺が欲しくて買っただけ…』
『あはは…』
相変わらずだな…と言う笑いだった
弟も二階の部屋に居る雰囲気だったので
『お~~~~い』ぐぇぇぇ…『お~~~~い』ぐぇぇぇ…
って何度もやってたら
『なんだよ~うるせぇよ!』って降りて来た
そして
『ったく、オメェは…』と
心底がっかりした顔で嘆いていた
…
そんなにされたら
お兄ちゃんは悲しいぞ!!
数分間、近況報告をして帰ってきた
…
こんな騒がしい俺は毎日行ったら邪魔でしょうがないんだろう
静かに過ごしてる所に
陽気な外人が来たような騒ぎである
…
また、しばらくしたら行きますね
ごめんなさいね
ぐぇぇぇ…ぐぇぇぇ…