あっち向いてホイ! ~ 2nd season ~

虹の橋の子供たちに背中を押されて次女を迎えました。2016年7月24日、ブログ再スタートです!

初めまして!ようこそ「あっち向いてホイ!」においでくださいました



2nd seasonの「あっち向いてホイ!」は 虹の橋のたもとと我が家を7色の光で結んで
息子や娘はもちろんのことその他虹の橋メンバーとりとがお話しすることもある
”何でもアリ”な不思議なブログです。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします♪

宣伝のみのコメントにつきましては随時削除させていただいております。ご了承ください。




旅立つ前後

2013-08-01 15:58:55 | 娘・闘病記録(粟粒性肺ガン含む)
「お知らせなど」の続きです。

写真、準備できました。
これが最後の写真となりそうです。

娘の抜けた被毛。
6月初旬までは付いたらなかなか取れない
やっかいなただの小憎らしいものだったのですが
亡くなってからはそれはそれは愛おしい大切な宝物になりました。
掃除機をかけるたびゴミと一緒に吸い込まれていくのが嫌で
息子のときと同様しばらく掃除なんてできませんでした。
白い被毛はわかりにくいので
見つけるたびそれこそ宝物を発見したような気持ちになって。
愛おしい思いが溢れて大切に拾い集めました。

減ることはあっても増えることはない。
写真も同じです。
最近はボスが子供たちにさし掛けてくれた傘のお陰か
ようやく余計なことを考えず遠慮なしに泣いてるような気がします(苦笑)

四十九日まであと少し…
最後の写真、見てください





祭壇を作ってやらないといけないと思って
あれをこっちに、これをこっちにして作りました。



前日買ったばかりのたくさんの缶詰、おやつに囲まれて。


お花を買いに行って飾っても
何を考えるでもなくただただ2人とも娘の前に座り込んでしまって…



娘ちゃんの最後の顔は人間同様少しずつ変わっていって
それも落ち着いた後は
”疲労困憊、ほんとうにつかれた…”という顔でした。



夕方横になって寝ていたら誰かが尋ねてきたようでした。
ボスが私を揺り起こし
「れい…れい、GINGAさん来てくれた」
と言われてビックリ。
(何度かブログに登場している昴ファミリーの親分。ご近所さんです)
今日はいろいろ大変でしょうから、と
お花だけ宅配BOXに入れたので受け取ってくださいとのこと、
すぐにボスは降りて行ったのですが間に合わなかったようで
もうおらんかった…と言いながらお花を手に戻ってきました。



娘も息子もたくさん可愛がってくださった昴ファミリーの皆さん。
姫ちゃんの手術が決まって大変なときに
わざわざ娘のためにお気持ちを届けてくださいました。
お手紙も添えてあり、娘に読んで聞かせ、持たせました。
ご挨拶もせずにすみません…
でもGINGAさんの顔見ちゃったらぐじゃぐじゃになって
大変なことになってたかもしれないです(苦笑)
今一度お礼を言わせてくださいね、
昴ファミリーの皆さん本当にありがとうございました。


最後の4.5日、娘は自分の姿を隠すように
電気のついていない洗面台の下にそっと移動していることが増えました。
「私がゼィゼィしている姿を見たらボスもママも心配するから
気付かれないように隠れておこう」
と思ってしていることだということは
当時から2人とも気付いていました。
このペチパンツは娘が最後に
ここで、この場所で、私に内緒で枕代わりに使っていたもの。



未だにそのまま、動かすことも触ることも出来ずにいます。


戦いのあとはそこここに残って。



主治医の言葉
「最後に何も食べなくなったら私いつも
”アイスクリーム食べさせ?”って飼い主さんに言うねん。
強烈に甘いやろ?ひんやり冷たいし…」
これを聞いてすぐ一つ冷凍庫に入れました。
うんと先のことだと思って買ったけど
これを口にすることなく亡くなりました。



食べたかったよね、たくさん食べていいんだよ。


娘に触れることができるのは今だけ。
意味もなく延々体を撫で続け
まだ笑顔で話しかけていました。



ボスは
・ドライアイスを買いに行く
・メモリアルホールに電話し、火葬の予約を入れる
・普通に仕事をする
これらを一旦心にふたをして事務的にこなしてくれました。
24日、ふと思い出して私も事務的にこなしたことがありました。



5月に更新したばかりの保険を解約すること。
なかなか辛い作業でした。


3人で過ごす最後の夜。
この後被毛を少し分けてもらいました。



翌日16時。ホールに向かうにはギリギリの時間でしたが
最後にもう一度娘を抱きしめました。
これから先にあったはずの十年分、
めいっぱい
めいっぱい
ギュッと娘を抱きしめました。



娘に初めて書いたお手紙を読んでいても涙、涙。
私の涙が娘に落ちて
娘も泣いているように見えてしまいました。



持たせる洋服を1枚決めて、お花を摘みました。



私のお手紙、GINGAさんと3パグの母さんから
いただいたお手紙も忘れず添えて…



娘ちゃん立派過ぎるほど天寿を全うしたので
真っ赤なバラもしっかり両手に持たせました。



バラの匂い、感じてくれただろうか…


いつまでもいつまでも
この手は娘ちゃんを抱きしめるためにあるよ



ホールに付いてお焼香を済ませると
「…ちょっと読んでもいい?」
とボス。何だかわからなかったけどどうぞと答えると
知らない間にこんな事をしていたようで



娘のために一生懸命読み上げてました。
いつのまに書いたんだろうね?
神様にも私たちがどれほどこの子を大切に思っていたのか
充分伝わったのではないかと思いました。

出棺直前
「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って」
と泣いてしまい、もう一度下に降ろしてもらいました。
娘に今日1日中お腹に入れて自分の匂いをしみこませた
チューリップの柄のハンカチを入れ、
ボスは自分のバンダナを入れました。
「さっきお家でお話してたの、わかるね?
ボスとママの
顔も、声も、においも、全部忘れないで?
わすれないでね?」
と言って持たせました。


待ってる間は皆さんと一緒です。
チョイスを食べました。
あっという間に声をかけられて御骨上げ。
一つ残らず持ち帰るぞ、というボスの声。

「これ犬歯です。」
と無造作に係りの方が私の前にコロンと置いた娘の歯。
思わずハンカチに包み、別で持ち帰りました。



家に忘れて残してしまったバラの花。
短く切って娘のゲージのベッドに置きました。



ひまわりは彼女のそばに。



夜7時。いい天気でした。



6月28日 朝



アニコムから小さな小箱が届きました。
中にはお知らせとお手紙、小さなプリザーブドフラワーが。



心遣いに泣けました。


娘の置き土産は日に日にいろんな場所から出てきて



冷凍庫からは「アイス」。子供たちにあげました。
テーブルのすみからは



亡くなる前日に2週間分もらったステロイド。
向こうの部屋からは



ゴールデンウィークにお出かけしたときにいただいた
試供品のフード。
今でもぽつぽつ娘の置き土産は出てきています


娘のゲージのベッドにお花を一輪入れること。
今も続けていますがそれもそろそろ終わりです。
四十九日、迎え火、送り火。
これらが済んだら本当に悲しくなっちゃうんだろうな…
なんて思う毎日です。

明日は6回目のジャッジの日。
またブログを覗きに来てくださったら嬉しいです。






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お 知 ら せ な ど

2013-08-01 13:17:05 | 娘・闘病記録(粟粒性肺ガン含む)
こんにちは れいです。

明日は娘の6回目のジャッジの日です。
記事をごらんいただくにあたって
前もってお知らせしたいことがあります。

「あっち向いてホイ!の”ハコ”」

と聞いてピンと来ない読者さまは、明日の記事を読む前に
下にある記事を上から順にごらんいただければと思います。
じゃないとね、
何のこと言ってるのかさっぱりわからないので…
お時間があるときにぜひごらんください。

”ハコ”をご存知の読者さま。
私超がつくほど久しぶりにこの4本を読みましたけど
自分の書いた記事に助けられたというか…
あの頃とは全く違う印象で胸に迫ってくる文章に大いに泣きました。
私と一緒に、もう一度読んでみませんか?


「第1回 虹の橋ドリームミーティング」

「変わるで」

「お兄ちゃんのリュックの中身」

「虹の橋の宝箱」






娘が亡くなった22日。
ボスはお線香をできるだけ絶やさないようにしてくれました。
2人で何かポツリポツリと話しながら明け方4時近くまで
眠れずに起きていました。
娘が15秒おきくらいに代わる代わる私たちをじっと見たこと、
あれはきっと
「ボス?ママのことお願いね?」
「ママ?ボスとなかよくね?」
って言ってたんだと思う、と言うと
ボスはボスで
「わたし、ボスもママも大好きだったよ」
「わたしのことも わすれないでね」
って言ってたんだよと言い、二人で泣きました。


娘がふぅ…っと息を吐いた直後
ボスは号泣しましたが私は泣かなかった。
息を引き取った直後に私の口から出た言葉は
「よかった…よかった、よかった」
だったのです。
これで私の大事な娘が苦しみから解放された。
それはもう二度と娘が動かないということなのだけれど…



明け方娘を和室に連れて行って一緒に横になったものの
眠れるわけもなく。
それでもいつしか眠りに落ちたものの
ステロイド投与のアラームで起きてしまいました。
目が覚めた直後からどっと涙が溢れ

「起きちゃった…
起きたくなかった
起きちゃったら娘のいない毎日が始まっちゃうじゃないか」

と言うとボスも声を上げて泣きました。
重だるい体を起こしても涙は止まらず

「最後の最後であんなに辛くて、息苦しくて、
息が吸えない怖い思いをさせてしまった…!」

と言いながら泣き、胸が押しつぶされる思いでした。

のちにかかりつけ医が
「(病気がわかってから)亡くなるまで早くて驚いた」
と言っていたことをみても
多分スキルス性のガンだったのだと思います。
病気だった。
しかたがなかった。

でも怖さから守ってやれなかった思いは
心にこびりついて…


娘は相変わらずちょっぴり小悪魔のまま
それはそれは可愛らしいおばあちゃんパピヨンになるはずだった。
娘を迎えたときに約束したように
目が見えなくなっても
歩けなくなっても
耳が遠くなっても
私は毎日抱いてでもお散歩をさせてるはずだった。

風が吹けば、匂いを嗅げば、季節がわかる。
優しく撫でれば愛情は伝わるし
ギュッと抱きしめれば”何かから守ってくれたのかな?”と
思ってもらえる。

年をとっても若い頃と何も変わらない、
そんな生活を送ってるはずだった。
「とっととお散歩連れて行きなさいよ。」
「私歩けないんだから早く抱っこしなさいよ。」
「重たいとか言わない!わたしまだアイドルなんだから!」
って言ってるおばあちゃんの娘がいるはずだった。
そんな”老後”を思い描いて
楽しみですらあった。


「ああ、それは叶わないんだな…」


と思った6月5日。
待合室で向こうをむいてちょこんとヒザの上に座っている娘を
撫でて撫でて少し泣いたけれど
現実に亡くなってしまった今、夢は夢でしかなくなった。
よっぽど今のほうが辛い。





何度もチャレンジし、ようやくおはようとボスに言う。
振り返れば娘がいるのはわかってる、でも見ることができない。
たくさん時間をかけゆっくり振り返る
そばに寄る
顔に触れる
顔を近づける
”むすめ、おはよう…”
蚊の泣くような声じゃ娘に聞こえないよねと思い
もう少し大きい声で
”むすめ、おはよう。”
”…むすめ、おはよう。”
と何度も言った。

目覚めた直後から涙の朝でした。


10時ごろボスはドライアイスを買いに行き
1時間半ほどでチャイムを鳴らさず入ってきてただいま、と。
「お店まで思ったより距離があって遅くなっちゃった」
と娘に声をかけている。
その後姿を見ながら
「ごめんね…今日から出迎え私一人でごめんね」
と泣いてしまう。ボスも泣きながら
「そんなこと言わんでええ!わかってることなんやから言わんでええ!」
と言い、また2人で支えあって泣きました。




3時半ごろ、皆さんからいただいたブログのコメントを読み
ふと見るとカテゴリーに「娘(797)」と。
娘のそばに行き泣きながら
「娘ちゃんムリだってぇぇ!それ、できないよお!」と
わんわん泣いてしまう。
ボスがそばに来たので手を引いてパソコン前に連れて行き指をさす
ボスも泣きました。



夜、こんな話しをしました。

れ「息子は今上を下への大騒ぎだと思う。息子一人でね」
ボ「娘がくるぞー!!ってか?」
れ「そうそう、カンター!って走っていって”おお息子どうしたん?”」
ボ「うんうん」
れ「あいつが来んねん!あいつってー?娘や娘!!」
ボ「(笑)」
れ「ええー?!娘が?!なんで?! …って感じでね?」
ボ「(笑)」
れ「うわーゴジラのテーマソング聞こえてきたわ。」 

娘が息を引き取ってからはじめて2人でしっかり笑いました。



この記事と一緒に最後の写真をUPしようと思ったのですが
やっぱり少し多くなってしまったので
後ほど別でご紹介したいと思います。

しばしお待ちくださいね。
ちょっと、作業してきます。






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< 朧月夜 ~虹の橋へ~ >

2013-07-31 12:34:12 | 娘・闘病記録(粟粒性肺ガン含む)
こんにちは れいです。

1ヶ月に渡り娘の闘病記録を見届けていただき、
本当にありがとうございました。
6月22日の闘病ノートと写真を
泣きながら書き写したり見たりしました。
当時は気付かなかったことがわかったり
娘の気持ちが1ヶ月遅れで届いた部分もあったりしてなんとも辛い時間でした。
特に写真は笑顔が多く、パソコン画面に次々出てくる娘を
泣いては撫で
撫でては泣きしながら選びました。


言うまでもありませんがこの記事の全てが
「これが最後となりました。」
というもので埋め尽くされています。

今日で最後です。
娘の頑張り、見てあげてください。





2013年6月22日 金曜日 ―ガン告知から17日目・最期の日―

8時40分 
”娘ちゃんおはよう”と言うとしっぽぐるんぐるん振ってくれる
”わー嬉しいな、ありがとう♪”と言う


8時50分 ステロイド投与
今朝は俺がやる、とボスがチャレンジ。しばらくすると
「なあ?”ぺっ!!” …ってすんねんけど??」と
娘にやけ顔、交代する(笑)


8時55分
おトイレ使っていたようでうんち少量とおしっこ

・森永チョイス
・ナチュラル…(ボス口で砕いたもの手のひらに出して)
・ふやかしたフード(↑これと混ぜて)
・ヨーグルト(口移しで)

<今日は朝から(夜中から)呼吸速くて随分辛そう、心配…>
目が離せず酸素室へ。パンティングで外へ、やはり心配で酸素室へ…の繰り返し
しっぽは基本的にあがっているが半分くらい或いは下げているときもある
手足あたたかい、目力あり











ここ3.4日ずっとそうだ、
15秒ほどボスを見つめ、次は私を15秒ほど見つめ、
かわるがわるじっと見つめる
これを1日に何度となく続けている
ボスがいないときは突然顔を上げて私の目を見つめるので目が離せない
「ママ!」と切羽詰った顔のときと
元気なうちに伝えたいことがあるとでもいうような真剣な表情のときも

その度笑顔を向け
「あら娘ちゃん可愛いわね♪」
「うんうん、ママずーっと娘のそばにいるよぉー?」
など延々声をかけ続ける

午後に入っても様子変わらずかなり辛そう、
その状態(※顔をあげている状態のことと思われます。)
のままなので肩も凝っているだろうし首も疲れているはずだ
マッサージしてあげたいけどそれどころじゃない


13時30分ごろ
ようやく落ち着いて寝た。よかった…本当によかった


13時45分
デビフ「和の逸品鳥レバーと野菜」なら食べた!
○△は嫌いなようでほとんど食べない、これはダメだ
ボスフードを噛み砕いて混ぜ与えると一緒に食べてくれる
今日は手のひらから食べさせて欲しい日^^
先にスープをゴクゴクしてしまって、後でレバーを食べ、
続きどうしよっかな、って感じに見える


14時05分
○○君たちが廊下を吠えながら通る
娘元気よくワンワン吠えている!
元気よく、ワンワンと、吠えている!!!(喜) (←大きな文字で記録されていました。)


14時06分
コーラ買いに行ったボスが戻ってきて再び元気よくワンワン!!


午後食べたもの
・チーズ(人間用)を噛んで混ぜたパン3切れほど


16時10分
氏神様までお散歩。ゆっくりゆっくり3人で歩く
おしっこしたけどうんち出ず、お参りして鳥居を抜けたら歩かず抱っこ
この2週間で歩ける距離が急速に短くなった











上にあがりたそうだったのでボスが抱っこしあげてやる









17時32分
馬肉→いらなーい牛肉→いらなーい
私の茹で立てのササミは夢中になって1切れ食べる
キラキラご飯にしてあげたかったのに寒天を切らしていたようで
しかたないので茹で汁をあげたら”いらなーい”。
でも本当においしいものは私の手作りのものだと知ってる娘ちゃん
圧力鍋で作るもの。愛情凝縮


18時39分
ボス神ベッド(酸素室のこと)へ連れて行くと
真下に座り鼻先をノズルに付け呼吸している。先生の言ってた通りだ
2分ほどすると落ち着いて伏せる、こんなこと初めて
鎮静剤もらいに行ったほうがいいだろうか





19時
かかりつけ医より電話があり昨日の報告をする
ボンベはカラで返してくれて構わないとのこと
鎮静剤は血圧を下げるので
どう出るかわからないから私だったら出さないと言われる
娘酸素室のマズルの下にいること、鼻先や顔を上げていることなど話すと
「酸素を吸わせてあげること以外にしてあげられることってないかもしれない…」
と肩を落としたように申し訳なさそうに言ってくれた


19時42分
あれこれ口元に運ぶが全部拒否。ボスの前にちょこんと座っている


19時43分 ステロイド投与



―この間の時間帯で
息子の前に座っていた娘に何かを食べさせようと
おやつか何かを口元へ持っていくとき
私の手の甲が娘の顔の前になった瞬間がありました。
娘は既に息がうまくできない状態だったにも拘らず
律儀にいつものように”ちょん”と
私の手の甲にそっとそっとタッチしてくれたのです。
結局何も食べられなかったのですが、娘は食べられなくても
「何かをもらう前に必ずコマンドに応えること」
「そうすればママは必ず私にもくれる」
ということを最後まで覚えていて、守ってくれました。

優しくそっとタッチした直後
「ううん娘ちゃん、もういいの。もういいのよ?
コマンド出したんじゃないの。もういいのよ?
いい子ね。タッチね、GOOD。娘ちゃんいい子ね」
等と笑顔で言いましたが
あんな状態のときにまで…と今思い出しても涙が出ます。―



20時10分
娘の姿消える
少し前まで洗面台の下にいたのにどこを探してもいないので
「娘…?娘?!」と探し回る
向こうの部屋に行くとベッドのわきの暗がりに入り込んでいるようで
かろうじて”ハッハッ…”という声でそこにいるのがわかった
ボスがここにいるってわかったんだから
放っておいてあげてもいいんじゃないかと言う
こんなところでもしものことがあったら後悔してもし切れない
「出して!」と言ってしまう
ベッド下のチェストを一つ一つ引き出してもらい
ようやく姿見えたので両手を持ってズルズルそっと引きずり出す
ほこりだらけで後ろ足びょーんとしたまま出てくる
「娘、娘、子供のころからママに言われたでしょう?
ママのそばを離れたらダメよ、って。なんでこんな所に入るの。
そばにちゃんといなさいよ心配するから…」と畳み掛ける
娘”ああそうだった…”というような顔
”抱っこするよ、1.2.3よいしょ”でそっと抱いてリビングへ


20時15分
娘そっとクリスの上に置くと私の腕まくらで私の話し声をずっと聞く
時々耳を前にぐっと出す
かなり辛そうなので心配になり
”娘ちゃんちょっとお口見せてごらん?あーん”
と言っても”いいいいいー!”とする
すごい力で絶対イヤ!と言う
「誰に似たのこのガンコさは!」
と笑ってしまうが怖くなる
ボスにちょっと白いよね、やだなぁ…と恐々言うと
大丈夫や、と言いながら酸素室すぐ連れて行く。ボスが抱っこ


※娘が口の中を見せまいとしたのは初めてのことでした。
見られたらボスもママももっと心配する、ダメだと思って
あんなに抵抗したのだと思います。





20時30分
変わりばんこに食事を摂る。ボス先に食べてもらう、私はあと
むすめ何をあげても口にしない。 (←この文字は四角く囲ってありました。)
チョイスも食べない
私は夕飯を食べるのも任務のうちだと思って一生懸命流し込むが辛い
娘のゼィゼィを聞きながら食べるのはおいしくなかった
ボスは娘の目の前で食べてたけど私は可哀相でできず
背中を向けながらひたすら流し込む


21時05分
ボス突然「駐車場に散歩行こうか?」と言う
今日うんちしてないし涼しいから気分転換にはなるかも


21時14分
鼻水出てるので拭いてやってから駐車場へ
「ほら娘ちゃん見てごらん?今夜は朧月夜だね。見えるかなぁ?」
と声をかける
おしっこのみ、うんち出来ず
一歩も動かないのでボスが抱いて帰る





1階にくちなしが咲いていたので
「ほら娘、くちなしの花が咲いてるよ?」と3人で嗅ぐ
「娘ちゃんお花好きだからね、甘いいい匂いだね」と言う


21時23分 酸素室へ
20:10も思ったけど娘手足(体も?)あつい、熱持ってる
ボスに言うと「そうだね」と
病気と闘ってるんだろうか?
冷やしてあげたほうがいいかな
何でこんなに熱いんだろう


21時46分
娘の動き方、お兄ちゃんのあのときみたいだ
幾度となく、というより顔を上げてるときはどんなにゼィゼィしていても
私とボスをかわるがわるずっと見つめている。
何かを一生懸命伝えようとしているのがわかる
娘苦しいのに舌を出して笑っているように見える
「ボス、ママ、わたしがんばる!」
「ボス、ママ、わたしだいじょうぶ!」
「ほら見て、わたしげんきだよ!」
私たちに心配させまいと一生懸命自分の出来ることをしているように見える
何かイヤなものが近づいているのを感じ
私は口の中がかわいてカラカラ
娘にずっと笑顔で声をかけ続ける


22時05分
娘酸素室で座り顔を上げボスと私を代わる代わる見るが
鼻先を上にし苦しそうに口を小さくパクパクさせる
必死に息を吸おうと頑張っている
このまま酸素室で最期なんて絶対だめだ、どこかで腹くくる
ボスの顔を見るとボスも私を見る、首を横に降り外に出すと言う私
ボスが抱っこして外に出し、私は娘の枕を自分のあぐらの中に入れ込み
オレンジの毛布をかけてその上におろしてもらい抱く





伸ばした酸素を口元に持っていってくれるボス
娘そのたび嫌がり、首を左右に振る
「これが体力の消耗につながらない?」と言ってしまう
でもボスもせずにおれない
わかる


22時12分
向きを変える
娘の頭右側だったけど左に向き直す。手足熱く戦っている
ボス和室側に周り、酸素室のアイスノンを自分の膝におく
いったん娘をボスへ


22時13分
その隙に私トイレに立つ、戻ると娘ボスの膝の上で立ち上がって
こちらを(私を)見ている
「…立ってるやろ?お前(トイレに)行ってすぐに
”ママどこ?”ってこうや」
私が座り再び娘抱っこする
いつもと同じこと笑顔で繰り返し絶え間なく伝える


22時14分
ピタッと黙ってしまう
言葉が出てこなくなる
酸素ボンベの音と
小さな小さな娘のハッハッハッハッという声だけが聞こえる


22時15分
何かを察する、突き動かされるように
「ボスもママも娘ちゃん大好きよ~?だ~いすき。忘れないでね~?」

私が言うことに小さく

”うん”

”うん”

と答えるような声

何度も何度も何か言うたび

”うん”

”うん”




※この声はボスも「確かに聞いた、返事をしてた」と言ってました。





22時16分
ボスちょっと動く、リビングへ
むすめの様子、むすこと重なり少し大きな声で「ボス!」と






22時17分

最後の最後で笑顔を作れず
穏やかに明るく話しかけることも出来ず
約束を破った3秒


段階的に声が大きくなりながら


「むすめ、むすめ!むすめ!!」



ふぅ…と息を吐く
吸うことはなかった







息子より多く4.5回も頭をぐっ…ぐっ…とし
最後の最後まで頑張っているように見えた
目を見開くように口を少し開けながらぐっとし
鼻から泡が出たので慌てて指でぬぐいながら(血も少し混じっている)
”うんうん娘ちゃん、もう頑張った。もういいんだよ”
と言ってしまうが心の中では
「神様もういいでしょう!」と絶叫していた



22時19分
最期まで頑張りぬき
精一杯生きた

娘、私に抱っこされて虹の橋のたもとへ。






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闘病記録最後の2日 ―近づく足音―

2013-07-30 13:47:07 | 娘・闘病記録(粟粒性肺ガン含む)
こんにちは れいです。

旅行にでかけたり記事をお休みしたりして
闘病記録を残す気持ちも一息いれることができました。

旅行中は何度となく
「娘ちゃんどうしてるかな…?」
「8時だな、ご飯食べたかな?」
「娘大丈夫かなあ」
と思いまして、その都度
あ、そっか…
そうだったっけ…
って。
お家でお留守番させてる感覚でした。

家にはいないけど、ここにいる。一緒に旅行に来てる。
いや違う、家にもここにもいない。
娘、もういないんだ…

正反対の気持ちが入り混じって困りました(苦笑)


今日は亡くなる1日前の様子です。
娘が頑張っていたこと、少しでも伝わると嬉しいです。





2013年6月21日 木曜日 ガン告知から16日目 


8時26分
「娘ちゃんおはよう♪ 
…わー、おしっぽ振ってくれるの?ありがとう!
昨日寒くなかった?でもね、暑いよりいいんだって^^」
と声かける。元気にしっぽ振ってくれて嬉しかった


8時40分 ステロイド投与


10時
馬肉1/2切れのみ食べる。いろいろあげるがボイコット
森永チョイス3切れ(笑)


10時06分
トイレでうんちのかっこうするがおならしか出ない
諦めたのかおしっこ手のひらX2くらいする
(娘の可愛いおなら。これが最後でした。)


10時12分
お水飲む


11時45分
ナチュラル…を2/3枚食べたところでつっかえたのか??
ゼィゼィしはじめる


11時50分
普段と様子が違う、怖い、かなり辛そう息苦しそう
お水少し飲めた、よかった


12時10分
何度も体勢を変えながらこらえる、大丈夫頭上げてる!


12時13分
少し落ち着いたみたい、よかった…


12時29分
顔上げているがまたしんどそう


12時31分
頭下げてゼィゼィ苦しそう。小さく「キュンキュン」と聞こえたので
見るとこちらを見てる
「ママ娘のそばにいるよ」と笑顔向ける


12時34分
落ち着く


12時55分
お水飲む


14時48分
今日はこの時間穏やかに過ごせそうだ…
森永チョイス3カケ、嬉しそう。キラキラお目目で食べる


15時04分
レトルトご飯1/2量、馬肉1切れ完食
牛肉10~20gくらい?野菜醗酵パウダーティースプーン1杯完食


15時18分
段ボールで遊ぶ 休み休み…
今朝のことがあるのでモニラック昨日の残りの1/2量投与


15時37分
食事摂ったあとは呼吸も早く少し苦しそうだ
でも今日は比較的落ち着いてるかな…


16時40分 ボス帰宅
院長病院の予約時間に間に合うように
超特急でお仕事を終わらせて帰宅してくれた
娘嬉しくてリビングでワンワン吠え、ゼーゼー
落ち着いてから伏せたまま刺激しないようにブラッシングし
車でA病院へ急ぐ
(これが最後のブラッシングになりました。)


17時30分
「すみません、
先生手術がまだ終わらないので10分ほどお待ちください」と





待っている間大きな犬を興味深そうに見たり
隣に座っている人に愛想を振りまいたりしている
あちらを向いているので表情はわからないがきっと
「私が可愛いから見てるんでしょ?わかるわぁ~♪」
と言いながら満面の笑みに違いない


17時45分ごろ
ここ数日の辛そうな様子を言うと
「全葉の肺ガンだからね…肺が膨らまないから辛いんだよ。
ステロイドは夜辛そうなら夜2包、朝1包でも大丈夫
この量で反応が出るとしても半年から1年くらい先の話だから」
だそうだ!よかった!!
便秘のことについても聞くと「便秘は72時間、それまで放置!」と即答
猫は浣腸するだけで死んじゃう子もいるらしく相当な負担がかかるとのこと
これも不安の種が消える答えとなってよかった
ボス続けてあの日先生に言われたことを聞いている
「最初の診察のときに99%肺ガンということでしたが
残りの1%が気管支炎という可能性は…?」
「あのレントゲンの様子だとないね…
そうだったら(気管支炎・肺炎なら)もうとっくに治ってる」
これも即答。気持ちよく視界がクリアーになっていく
いろんな先生の見立てや治療方針、余命など
たくさん知らせてもらった情報の中から
どれを信じ、どれを選び取っていくかだ
私は院長先生の言葉を信じよう。そっちを向いて娘と頑張っていこう

「ステロイドの容量はこのままで、1日2回あげることで続けましょう」と
きっちり12時間であげていることをいうと
「そーんなに神経質にやってたらこの子まで神経質になっちゃうよお~?」
と笑い、自分はできません!とボスが言うと
「オレもムリだな。」と先生。3人で笑ってしまう
ステロイドは抗生剤と違うからそこまで神経質にならなくていいとのこと

本日体重2.5Kg。「減ってないな、よし」と院長先生
減るのは一番よくないらしい。ガンに負けるという事だろう

「舌の色が紫になってないかよく見ててあげて」と言われた


18時41分 診察終わってそのまま高架下へ
おしっことうんちできた、よかった!








うんち済んで少し歩くとピタッと動かなくなる。ボス抱っこ





しばらくして下に降ろすがやはり動かず。二人で
「娘ちゃんもう帰ろっか?」というと車に向かってトコトコ歩き出す
ひょっとしてお腹空いたかな?


―その後大型ペットショップに寄って缶詰やレトルトご飯などを大量に買い込む
持ち帰り弁当、薬局、スーパーと駆け足ではしごして帰る
娘少し息あがっていて車で横になっていても落ち着かない感じ―

ボスがお弁当を買ってくれている間は
車の中でずっとお店のほうを凝視しながらボスを待ち



※ れい撮影

私が薬局やスーパーに行っている間は
同じようにお店のほうを見て私の帰りをずっと待っていた



※ ボス撮影

20時39分 帰宅
すぐステロイド投与


21時 夕飯
買ってきて開けたごはん半分も食べずボスがっかり(苦笑)
「きっと後で食べるから大丈夫だよ」と言い冷蔵庫にしまう


21時31分
すごく辛そう、ボス神ベッド(酸素室のこと)へ連れて行く
(アイスノン1つ上へ置く)


21時45分
外へ出すが53分に再び中へ


22時20分
中でスヤスヤ寝ている。ボス少し濃度上げたようだ
院長先生も「本当にしんどかったら40%くらいにしたほうがいいんだけどね?」
と言っていたしOKOK!
落ち着いて外に出した途端再びゼーゼーと…
ここ数日昼夜関係なく空中を見つめていると思っていたけど
そうじゃなくて息苦しくて鼻先を上にあげてるんだ…とようやく気付く
ボス寝ているが何とか大丈夫そうなのでお風呂に入る


23時13分
辛そうに息している。やっぱり頭上げてるな…苦しいんだな…


23時33分
フードボックスちらっと見て匂いを嗅ぐしぐさをしたので
冷蔵庫のご飯出してくると食べた
スプーンでも手のひらからでも食べる
4口分くらいかな?残して全部食べた


0時
顔を上げっぱなしにしていたら首が疲れるだろうから(既にしんどいだろう)
家のあちこちに枕にできそうなものや状態をセットする





0時25分
落ち着かずウロウロしながら頭を上げている。あれでは疲れるだろうに…
ふと息子の使い古しのベッドが飛び込んでくる
中綿がぐちゃぐちゃによれていて斜めになっている
”お兄ちゃん助けてくれるかも…”と思い
ホコリかぶってるので上からフリースをかけ、
別のフリースで枕を作って置いてみたが1度乗っただけで
すぐに降りてしまった。気に食わないようだ



―しっぽ1日あがっていた―


※ 夕方の院長先生の診察以降、ボスも私も口にはしないものの
理由なく心がザワザワして
何かを焦っているような…そんな時間を過ごしました。






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100%の意思疎通

2013-07-25 00:04:23 | 娘・闘病記録(粟粒性肺ガン含む)
こんにちは れいです。

車の中に置きっぱなしになっていた頂き物がありまして
おとといボスが持ち帰ってきました。
それどうしたの?と聞くと私をギュッとして
「れいが泣くから。」
と言ったあと





娘と息子に差しかけてくれました。
ちょっと泣いても大丈夫かな、なんて思いました。
ボスありがとう…





2013年6月20日 水曜日 ガン告知から15日目


5時??
目が覚める。息苦しい感じの息遣いが聞こえる


8時20分
娘おはよう?と声をかけるとゆるくしっぽを振りこちらを見てくれる
夜中おしっこできたようだ、ほぼ全面


8時40分 ステロイド投与 
息子のときのように両手を広げたようなスタイルで
べったり顔を床につけて寝ている姿を見かけることが増えたような気がして心配
利き手の左手は隠して、というのが娘スタイルだ





9時09分
投与してから30分して薬効いてくるのかな?伏せている格好が普段と同じに
しっかり両手を前に伸ばし、マズルを間にして寝ている


9時35分 投与後1時間。
食事の支度を始めるとちょこんと座って見ているので1粒差し出すが
”いらなーい”と
”あそー。じゃ、おいしいほうを用意しますのでお待ちくださいね”
と言い準備する。お水飲み、しばらくすると催促するときの声で
「キュフン…(早くぅ…)」と


9時40分
今日はほんのすこ~しずつを指先で食べさせて欲しい日のようで
そのようにしてやると食べる。スプーンや手のひらから、お皿からは
イヤなようでにおいをかぐだけ
馬肉1切れをゆっくり食べ”もういらない”。お水飲む


9時51分
段ボールで遊び始める。好きねぇ…(笑) 遊んではやめ…を繰り返す
おやつ全種類口元に運んだけど顔背ける
でも森永チョイスなら1口大食べる!!!!(笑)1口大も!!!!(笑)


10時23分
誰か廊下を歩いてワンワン!


10時30分
宅急便が来て猛烈にワンワンし続ける
ゼーゼー激しいので神ベッド(酸素室のこと)へ


10時48分
落ち着いたようなので外に出す


12時
テーブルと私のスリッパの間に挟まれるような格好で寝ている
可愛くて写真と動画を撮る


13時
ビスケット2個、クッキー23枚(!!)、ナチュラル…1/2枚を食べる
スープ状栄養食は食べたくないようで舐めもしない
十勝ヨーグルトティースプーン6杯を休憩しながら食べる





食べ終わるとゼィゼィするので再び神ベッドへ
何かを食べると呼吸が乱れ、苦しくなるようだ


13時42分
今日はおさまるのが早いしへっちゃらな顔をしてる(驚)。外に出す
お水を飲んでゲージの前で伏せた


14時50分
横になって苦しそう。薬6時間で効果切れるのか??


15時18分
ずっと腕まくらしてあげるうちにようやく落ち着きウトウト…


16時34分
コテンと横になって苦しそう。私も吐き気、ひどい頭痛あり
バファリン出すが吐き気への影響が怖くて飲めない
娘にはノズルを引っ張り出して酸素吸わせている
娘じっと私を見てくる
右手を舐めるのは気が紛れるのか?その内腕まくら
娘も私もちょっとしんどい


16時46分
落ち着いたので酸素終了、お水飲まない
ご飯食べれる?と聞くと耳がピン!と
スープフードあげるとスプーンからなら食べる
半量くらいで”もういい”と
おやつ全部拒否、でもチョイスは食べる(笑)2カケ
私が食べているとじとっと見るので口移しでやると食べる
もっと、と見上げるのでさらに1カケ

(これが私からの最後の口移しになりました。)


17時02分
「お水飲む?」顔背ける
取り替えてもう一度”お水だよ?”と言うとにおいをかいで一気に飲み始める
いったん休憩、一呼吸置いてから再びゴクゴク飲んだ
数日前からお水は
飲む直前に新しいものに変えてあげないと飲まなくなる
本当にお嬢さまだ


17時25分 
ボス帰宅直前に電話がくる。具合が悪いことを言うととりあえず帰るといい
あっという間に帰宅。娘超笑顔で段ボールで遊ぶ
どんなに具合が悪くてもボスが帰ってくると調子が戻るようだ
3人一緒が嬉しいのかな
昼間クッキーを23枚も食べたことを言うと
「ええっ、23枚…23枚?!」と驚きながら笑っている

冷蔵庫を開け「うーん。鍋しよか?買い物行ってくるわ」
と玄関へ向かう


17時35分
一緒に玄関の外へ出ながら
「傘は?」
「大丈夫やろ …あ携帯ちょうだい?忘れたわ」
言った直後に「いやエエわ自分で行くわ(笑)」
そこで二人ともハッとする
振り返るとゲージと息子の間くらいで
眉毛をハの字にして今にも泣きそうな顔で
こちらを向いて娘が座っている姿が飛び込んでくる
しまった!
ボスに携帯渡すとき「娘、…」と言うと
「不安に思ったんやろ、二人で出て行ったから。もうええから中に入ってろ」と

戻るとじっと私の顔を見ているので目の前に座り
膝の上に飛び乗ることも抱っこも出来なくなった娘を
足の間に入れて抱え込む
「ごめんごめん、大丈夫。
娘を一人になんて絶対しないって約束したでしょう?
ボスがお買い物行くから一緒に出ただけだからね…」
と優しく静かに言いながら頭を撫でる
娘だまって聞き、私のお腹に顔をぎゅっと押し当ててから
くるっと時計回りに向きをかえ、左腕に顔を一瞬こすりつけ
再び私を見上げてからその場で伏せた
小さな子供が母親の腕で涙をぬぐうようなしぐさだった
犬ってこんなこと出来るんだろうか
娘としっかり意思疎通が取れている感覚は日に日に研ぎ澄まされていく
数日前に今後絶対一人にしないと決めたばかりなのに
うっかり可哀相なことをしてしまった…
娘ごめんね、ごめんねと何度も謝る


ボス鍋焼きうどんを山ほど作ってくれて
”お前これ残った分明日食べなさいよ?
俺弁当買ってきたから明日(のお弁当は)作らなくてええよ”と
後片付けまでしてくれた


18時23分
リンゴ1/6に切った1切れを1/3量。最後はぺっとして遊び始める

18時41分
スープフード休み休み残りの1/2量を食べる
最後は顔を背ける。食べ終わるまで7分かかる
娘の復活とともに不思議と頭痛も吐き気も消える。カゼひきかけたか?
薬飲まなかったけど気をつけよう…


18時49分
また段ボール!(笑) 休み休み…(^-^)


19時15分
ボス口移しでフード与える、120粒!!
その後モニラックを入れたお水(小皿)少しのみ、普通のお水も飲む








20時
高架下へお散歩、娘嬉しそう。おしっこと少ないけどいいうんち1回
そろそろ帰ろうかという頃ボスが何かを言う
え?と聞き返すと「娘、ハナミズ」という
今日は寒いくらいなので帰宅することに


20時54分 帰宅、ステロイド投与


22時53分
辛そうに息してるがしっぽ上がってる


22時57分
お水飲む。少し落ち着いたようだ


0時06分
辛そう。真横になると苦しいのかな…


0時14分
ボス既に寝ていたが起こして抱き上げてもらう
酸素ノズルだけ伸ばして使っていたけど中で吸わせることに


0時32分
落ち着いたようなので外へ


―しっぽ1日あがっている―






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高確率ではじかれてしまうようです。原因はわかりません、ごめんなさい!!
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