お元気ですか? れいです。
お待たせしましたハイ出ますよ出しますよ
「誰か助けて!私たち迷子です事件」の一部始終を(笑)
え~、まずおさらいしておきましょう。
私達は下の地図の右にある鬼が城センター(東口ね)をスタートしました。
時計回りにぐるーっと1周するコースです。
20分程度でくるっと回れるのかな~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
なんて思っていたのですが
こっれっが行けども行けども奇岩を見ながらの階段道!予想外!
私の記憶が確かなら引き返してくる人とすれ違ったのはたった1人。
ということは?
歩いている人は全員無事に西口へたどり着き、
東口に用事があったり駐車していたりする人は
さらにそこから何らかの方法で東口へと戻っているわけです。
熊野街道は自動車しか通れないので、付近のルートを徒歩で、でしょうね?
赤い線をピャーっと引いたあたり。
弁天神社を超えたあたりで限界が近づく。
普段の運動不足がたたって私の胸のタイマーはあっという間に黄色くなり
にゃんまげの鈴よろしくチリンチリン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heratss_blue.gif)
鳴り始めた。
しかもお昼ご飯を食べていない(これは4人ともなのだけれど)。
私は3食しっかり食べないと倒れやすいほど燃費が悪いのでこれは致命傷!
ボスは旅行中にこういう非常事態が起こった時のために
エネルギーチャージ的なお菓子をポケットに忍ばせてくれています。
ボス?いつもありがとう。
ボス?何も言わなくてもいつも準備してくれているの知ってるよ。
ボス?本当に…
本当に…
なんで今日に限ってないの?!(爆)
知ってます?
ろうそくは消える前が一番明るい事を。
私は急速に口数が増え、面白い事を連発してボスを笑わせました。
そうです私は華麗に壊れていったのです。
胸のタイマーが橙色に染まるころようやく遊歩道が終わりました。
後は戻るだけだ…ああよかった、「鬼ヶ城東口はこちら」の案内板がある…
丁寧でわかりやすい表示に従って進んできたものの
最後の最後でまさかの事態が起こり、私達は狼狽する。
それは下の地図、黒丸印の分岐点だ。
何で一番肝心なところで案内板立ててないん?!
この分岐点こそ案内板立てておくべきちゃうん?!
丁寧でわかりやすい表示を心掛けてるんちゃうんか!
ハイもう胸のタイマー真っ赤っかー。アンタのせいやで(泣)
っていうか回り見渡したら人っ子一人おらんのやけど。
さっきまで少し先を歩いてた人たち誰もおらんのはなんで?
え?え?みんなどこ行ったん?!(〇o〇;)
スマホのナビを見ながら多分こっち、とボスが私を誘導します。
この時点で既に私はフルマラソンを完走した後のゾンビのように
足腰妙ちくりんな動き+空腹でゆーっくりでないと歩けない状態。
てくてく歩きながら心の中で思います。
東口に向かいたいなら太陽の反対方向に行かなくちゃいけないんじゃ…?
これって逆方向じゃ…
ああでも私は立派な方向音痴、口は出さないでおこう。
2人でのそのそ歩きながら心の中で思ってました。
「アタシ(俺)ら迷ってんな。」 …と。
知らない街を歩きたくもないのに歩いています。
どこか遠くに行きたいとも思っていないのに遠くに行ってる気がするわけです。
そして我慢できずに笑いながら
れ 「どうしてこう… どうしてこう、旅行のたびに…」
ボ 「ハハハハ(笑)」
れ 「図らずも、図らずもだよ?」
ボ 「アハハハハハ!!(爆)」
れ 「何でこう、旅行のたびに何かをやらかすんだろうねえ私達は(爆)」
などと言い合い、笑い合い、崩壊しあいながらさらに歩く。
この道は正解ではないかもしれないが歩くしかないのだ。
商店街に出ました。
よくわからない商店街をゾンビ夫婦が行く。
ゾンビの手を引き、これまたゾンビがスマホ片手に歩くわけです。
手に手を取り合いながら
”大丈夫かい?” ”ええ大丈夫よアナタ”
なんてそんな甘ったるいもんじゃあ~ありませんよ。
私の胸のタイマーなんてとっくの昔に真っ赤っかでピンポンピンポン言ってますし
顔だって新姫に負けないくらい真っ青に澄み渡ってねえ、
商店街の皆様には
ゾンビとはこういうものぞ!という新しいインパクトを与えたはずですよ。
それはそれはディープインパクトですよ。
「迷子!」って書いた札を首からぶら下げて夫婦で練り歩いてるんだから。ゾンビが。
タイマーか…
もう音も鳴らないや。
何なら宇宙に帰せとは言わないよ。宇宙とは言わないから
鬼が城東口まで帰してくれえ~~~っ!(泣)
続く!(T▽T)