娘ちゃん １周忌

娘へ

２０１４年６月２２日、日曜日がやってきました。



木曜日にガーベラ、金曜日にひまわりを買いました。
元気な娘、可愛い娘にぴったりなビタミンカラーです。
今月は１６日に夢で会えたね？
”娘、抱っこ”って言ったらいつもみたいにぴょん♪って。
いつになったら抱きしめることが出来るんだろう？
あなたがどういう基準で間合いを計っているのかわからないけど
ママはもうひたすら嬉しいだけで泣いたりしませんから
安心してギュッとされに来てみませんか？（苦笑）



…１年ってすごいよね？
ボスもママも本当に泣かなくなって
ただただあなたへの思いや愛おしさだけが心の中に広がるような
そんな不思議な２２日を初めて迎えています。

ただひたすらまっすぐに私達をリーダーとして認め、全幅の信頼を寄せてくれた。
私には全てを預けてくれたし
ボスには自分を受け入れてくれることを知ってて
安心してワガママをして甘えた。
そんなあなたを私達は心から大切に思い、愛していました。


ママの心の中には生涯消えることのない傷跡があります
最期に救ってやれなかったという無力感
寿命を縮めることをしたのではないかという深い後悔
言い出したらキリがありません。
でも、その傷は見ないことにしています。
その傷は家族全員で戦った証でもあり、もう治っているのですから。

そんなものを見ている時間があるなら
一つでも多くあなたの可愛い癖やとびっきりの笑顔、
トシの割には素晴らしいと褒められた柔らかい被毛なんかを思い出して
「娘ちゃんはいつも可愛いね～」と声に出して言い、
あなたに笑顔を向けることにしています。

するとね？
「…知ってるけど。」
っていうあなたの顔が返ってくるのがわかります。
「何年も言ってるけど、何度も言ってるけど、”知ってますけど？”」
っていう半ば呆れたようなあなたの顔。
そしていつもと同じように
心の中であなたは私の口元を２回舐めてくれます。



そんな心の中での交流は
ボスもママもこれからも変わらず続けることでしょう。





あなたの心の中にも
ボスとママのあんなこと、こんなことが刻まれていて
思い出すたび笑ったり呆れたり
ふわっとあたたかく幸せな気分になってくれたら…
飼い主としてこれほど幸せなことはありません。





娘ちゃん？
お兄ちゃんのときと同じように
今日を境に２２日にこだわることはやめにしますね？
娘ちゃんはいつでも心の中に生きてるから。






さあ今夜はキラキラご飯だよ？

いっぱいいっぱい食べてから
ハコに入りきれないほど特別な愛情をお土産に持って
ゆっくり
ゆっくり
虹の橋にお帰り？



可愛い可愛いママの娘
大事な大事なママの娘
ママは娘ちゃん大好きよ～？
わすれないでね？
わすれないで？

どこにいても　どこに行っても　ずっと一緒
何も変わらないよ？


ボスとママは
ずーーっと
娘ちゃんだいすき！

５月の花の日

娘へ

ここ数ヶ月２２日より少し前に夢に出てきてくれてありがとう。
こちらの時計と虹の橋の時計は進み方が違うけど
「何とか２２日に会いに行けないかな」
っていうあなたの気持ちの表れのように感じて
夢で会えるたびママはとっても暖かい気持ちに包まれています。
大丈夫。
ちゃんとわかってるよ。
ちゃんと伝わってるよ。

ブログは最終章目前であの日の動画も再び紹介しました。
再生回数すごいんだよ？
あなたは
”たくさんの読者さんが私の可愛い姿を見に来てくれたんだね！”
ってニコニコするかもしれないけれど
見に来てくれたほとんどのかたが

ママと一緒に

ボスと一緒に



もう一度泣いてくれました。



２０１３年で忘れたいこと
娘を亡くしたこと

２０１３年で忘れられないこと
娘を亡くしたこと

素晴らしい夢の中にいて
それが奪い取られるように醒めてしまったこと…

ママは動画を見ながらそんなことも考えていました。



「お兄ちゃんのときは上手にできたんだけどなぁ…」
ってつぶやいてしまうことがあります。
息子との別れが上手に出来たのは
それを懸命にサポートしてくれたあなたがいたからなんですね

何度も何度も左足にタッチして
”ホラママ！私がいるじゃない”

そして一歩前を歩いて振り返りながら
”ホラ、わらって！”

って毎日言いながら　私を励ました。
上手に乗り越えられるわけよね？




あなたがいなくなった悲しみを
上手に乗り越えるには
もう自力で頑張るしかなくて
ボスはボスなりに
ママもママなりに
時に自分と戦いながら少しずつあなたを手放していきました。






この前ね、虹のしたでは夜中激しい雷雨があって
とっさに
「娘、大丈夫？」
って声をかけてしまいました。
まだそんなことをしてしまうママがいます。

―いないよねぇ、うんうん
いいよ？今日はずっと虹の橋のお家にいなさい？
こっちに来ちゃダメだよ？怖いからね


って言いながらも
”ここにいたら怯えながら申し訳なさそうな顔をして
頭を低く下げて和室に入ってくるんだろうな…”
なんて思ってそれを願ったり…






いつかあなたは
ママの顔も匂いも声も忘れてしまう？





それでも





あなたが「虹の橋」という優しい時間が流れている世界の中で
いたくなくて
こわくなくて
くるしくなくて
かなしくなくて
仲間と静かに暮らしているなら




それを守っていくことが
今後のママの生きがいになります。
そういうことでしか
あなたに寄り添って生きていくことが出来ないならば



ママはこれからも
どこにいても
どこに行っても
ずっと娘に笑顔と愛情を届けるからね



ずっと、ずっと。

４月の花の日

娘へ

あなたたちから預かって続けている「あっち向いてホイ！ Classic」。
ママは「あっち向いてホイ！ Classic」を始めると決めたとき
それはそれは楽しい膨大な量の記事の中から厳選したものを
３回くらいに分けていっきに予約投稿しました。
いよいよ残りはあと数回分となり
山のようにあった「予約投稿」の文字もたったこれだけになったか…


と


さすがにちょっと寂しくなりました。



ママはときどき
ブログの古い写真を見返してると自分が羨ましくて仕方がないときがあります。
見つめてもらえてていいなぁ
舐めてもらえてていいなぁ
お手手、乗せてもらえてていいなぁ
一緒にお散歩、いいなぁ　…って。

言ってたらキリがないくらい
当時の自分が羨ましくて仕方がないのです。



思い出せるということは
それだけ素晴らしい日々があったということだとボスは言いました。
ママもそう思います。


そう思うけれど
思い出せば思い出すほど
笑いながら涙が伝う日もまた、あるのです。



最近あなたを思いながら
涙をこぼしながら
歌う歌があります。

あなたも虹の橋で
遠く離れてしまったママとボスを思いながら
同じ気持ちでいっしょに歌ってくれたら
こんなに嬉しいことはありません。




晴れ渡る日も雨の日も浮かぶあの笑顔…




あなたはまだ覚えていてくれてますか？
毎日見続けた、ボスとママの顔を。



がんばって最期まであなたに見せ続けた、ボスとママの笑顔を。

３月の花の日

娘へ

あなたたちから預かっているブログ。
グランドフィナーレがぼんやり見えてきました。

たくさんある写真から溢れてくるのは
甘えてくれてる顔
笑ってくれてる顔
見つめてくれてる顔
拗ねて上目遣いの顔
どれもこれもあなたの可愛らしい表情。


今月、虹の下の引越し届け？転居届け？を出しました。
あのときはボスもママも本当に辛くて…
声をあげて泣いてしまってごめんなさい。
悲しくて悲しくてたまらない、という２人の気持ちは
きっとあなたに届いてしまったことと思います。
ちょっぴり心配させましたね、でももう大丈夫。
ボスもママも
あなたの見慣れた笑顔で毎日を過ごしていますよ。


今ある生活は決して永遠ではないということを
あなたは自分の命をもってママに教えてくれました。
いろんなことに感謝しながら
うれしいな、ありがたいなと感じながら
幸せなんだなと思わないとね。



でも今でもときどき

ときどきだけど

ここにあなたがいてくれたら、って思う瞬間があります。



そういうときは
ヒザの上にちょこんと乗ったときの
お尻の重たさや
お手手の感触を思い出して
心の中で何度でも撫でてる。


娘ちゃんおいしい？
娘、あげる♪
わあ見て見て、きれいだねー！


いつでも
いくらでも思い出せる。
あなたとの笑顔の瞬間を。



ここにいてくれたら…
ここにあなたがいてくれたら…
ここにあなたがいてくれたらもっと幸せなのに…


ぼんやりとそんなことを考えてしまうときは
心の中でママを叱って。

”そんなこと言ってたらもう夢に出て行ってあげないよ”
って
ママを叱って。





娘ちゃん、あいたい…

２月の花の日

娘へ

昨日カレンダーを見て
「ああそうか、今日は２１日だから明日は花の日か…」
とつぶやいた。
毎日あなたに話しかけているし
ましてや花の日を忘れてるわけでもなかった。
でも
はじめて
２２日を数えて待つことがなくなったのだなと思った。

あなたは再び夢に現れなくなったけど
ママはそのことを自然に受け入れて
「またその内来てくれるだろう」とゆったり構えていられるほどになった。
息子のときと同じように
時間と言う名のお薬はじんわり優しく効いているようです。



今日はお母さんのところで
スイートピーをたくさん買ってあげようと思ってたんだけど
残念ながら臨時休業だったの。
だからスーパーで売ってたお花を買いました。





”スイートピー売ってなかったんだろうな”って思ってくれるといいけど…
昨日Ｓお姉ちゃんのお礼参りで
久しぶりに氏神様のところへ行ったんだけど
白梅も紅梅も満開でとてもきれいだったよ。
あなたの大好きなロウバイもとってもいい香りがした。
「娘ちゃんわかる？今年も咲いてくれてるね、いい香りだね」
ってママ言ったけど…届きましたか？

そうそう、お雛様も１０日くらい前に出して飾ってあるよ。
実はね？ってあなたのことを伝えたとき
お内裏様もお雛様も何だか悲しそうに見えて
ちょっぴり涙がでちゃいました。





今日はお線香を立てながら

どこに行っても
どこにいても
ママはずーっと娘ちゃんのそばにいる
本当に何も変わらないね？（苦笑）
大好きな娘
ママの宝物


とぽつりとつぶやいた。
だってママは毎日飽きもせず
あなたがここにいるかのように過ごしているんだもの

おはよう、から始まって
娘ちゃんクリスの上に湯たんぽ置かせてね～
ママお買い物行ってきま～す
○○に行くけどすぐ帰ってくるからね？
お兄ちゃん娘のことお願いね？
ただいま～
おやつ２人で半分ずつ食べなさいね

そして
「おやすみ、また明日ね」

同じように繰り返して繰り返して８ヶ月。
ママはずっと
あなたとの約束を守り続けてる。

どこに行っても
どこにいても
何も変わらない。



”娘ちゃんは私もそうだよって言ってくれるだろうか？
私もママとずっと一緒にいるよ！って
笑ってくれるだろうか？”

と心の中で思ったとき
暗いねずみ色の雲が広がる空から
突然強い光がリビングに入ってきて
虹色のひかりが広がった。

不思議だった。





ママビックリしちゃって慌てて写真撮っちゃった。
やっぱり娘ちゃん凄いなってちょっと涙ぐんじゃったよ。

花の日に泣かずに済んだ
最初の日になるはずだったのに(苦笑）


ありがとう。
相変わらず優しいいい子…