おげんきですか? れいです。
この1週間でお腹のふくらみと腹囲以外の部位の痩せ方が顕著になりました。
体のバランスが崩れて一生懸命よちよちと歩く感じです。
思うように動けないストレスからか
手足がびしょびしょになる程なめ続けることも増えました。
ボスは
余命宣告を超えた今、ここからの時間はごほうびのようなものだと言いました。
飼い主として、
命の伴走者として、
最後まで変わらない愛と安心をあげたい。
先生には先週、
「今でもしっかり食欲があって食べてるのって、この状態ですごいことです」
と褒められました。そして
薬がなくなるころに電話でりとちゃんの様子を知らせてもらって、
れいさんだけ病院に薬受け取りに来てもらえればいいですよとも言われました。
りとちゃんはもう連れて来なくていいです、
イヤな思いさせるのはもうやめましょう、と。
これが何を意味するのか
私たちにはわかっていた。
先日薬局に行ったとき”目が合って”、
じーっと”黄色い箱”と見つめ合ってしまい、買いました。
今娘の前に置いてあるけれど
近い将来何も口にできなくなった時、この黄色い箱を開封するのでしょうね。
そうそう、高級バニラアイスも冷凍庫にスタンバイさせました。
開封する日がじわじわと近づいていることは
りとの痩せ方で切なくなるほど感じます。
今度もらうお薬も、サプリメントも、フードも、
最後まで食べたり飲んだりできないかもしれませんが
それでもりとが食べてくれるなら全部用意して与えます。
今はまだ食欲があります
突然食べなくなる日が明日きてもおかしくないけれど
今を一生懸命生きているりとを支えていこうと思います。
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小さかった頃のりとは
こうして私の足の間に挟まっては楽しそうに遊ぶことが多くありました。
娘も子供時代は私から離れず育ちましたが
りとはもっと密着した感じで子供時代を過ごしました。
お散歩では坂道が大好きで
自ら私にアイコンタクトを取りながら
「ママさかみち、たのしいです!」
って本当に嬉しくなるような満面の笑みで
インパラのように軽快な足取りで登っていきました。
たて抱っこでは熟睡していびきをかく日もあったくらいで
禁止しなくてよかったと今では思います。
切ないけれど今ではたて抱っこも息苦しさを感じるのか
長時間はできなくなってしまいました。
私の目を盗んで洗濯カゴに手をかけ
器用に中に入っては
何かくわえてひょいと飛び降りて叱られるというパターン。
本当に猫のように自由気ままに育ちました。
うっとりしながら食べる初めての梨。
りと、かわいいです。