ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

ドリーム・ガールズ

2007-03-12 | 映画
観る前からなんとなく分かってはいましたが、主演はジェイミー・フォックスでもビヨンセでもなくて、助演女優賞総ナメのジェニファー・ハドソンでした。
とにかく圧倒的な歌唱力。
最初の一曲目から「どうだ、上手いだろっ!」ってバンバン攻められます。
男に捨てられ、裏切られ、それでも追いすがるエフィ(ジェニファー)がその心情を歌い上げるシーン。
スクリーンに映るエフィは、ふっくらしたホッペにまだ幼さが残るような可愛いお嬢さんなんですが、その歌の迫力に身じろぎ出来ないほど。
歌に関しては素人の私でも上手いことは分かりますが、では歌を抜きにした演技の部分はどうなのかはよく分かりませんでした。だいたい彼女が女優さんなのか歌手なのかも知りませんし。
演技で素晴らしいと思ったのはエディ・マーフィー。
歌も上手で驚きましたが、「たぶん、こうやって落ちぶれていった歌手の人って本当にいたんだろうな」っていう存在感を見せています。

この作品はばりばりのミュージカルなんですが、いままで観てきたような、華麗だったり楽しかったりするものと違って、かなりドロくさい感じがしました。
登場人物全員がとっても生身の人間くさかったからなのかな。力強い印象がありました。

それにしてもビヨンセは美しかったです。