今日は口腔外科での診察の日だ。
9時半の予約だが早めに出る。8時15分には家を出た。
セミリタイヤで一番いいのは、時間が決まった約束事がほぼなくなったことだ。まれにゴルフがあるので、その時は遅れないようにはするが。
出勤、社内会議、顧客訪問。1分でも遅れるとやばいコミットメントがなくなった。
時間に追われるとろくなことがない。車だと慌てて事故るとか。歩きでも雨の日に駅の改札口界隈で滑って転ぶとか。
今はどんな場合でも余裕をもって行動して、時間にせかされることがないようにしている。
ということで8時15分に出たのだ。病院までは普段なら30分もかからない。
平日の朝なので出勤の車が多くて、自宅近くの信号のないちょっと複雑な三叉路っぽい交差点で車が詰まった。その後はほぼ問題ない。8時半前には病院に着いた。
この時間は駐車場もさほど混んでない。ちょっと遅れた時間だと下手をすると満車になる。
入り口では病院のスタッフが3人も待機して、検温と声掛けをしていた。
一階のフロアにある予約受付マシンに近づき診察券を出す。
?
変だ。予め用意して財布に入れていた診察券を見て戸惑った。
なんと病院を間違えている。
県病院に行くはずが、市民病院に来ていた!
市民病院も県病院も三ヶ月に一回くらいの頻度だが、これまで間違えたことは一度もない。
慌てて車に戻り、県病院に向かう。車で5分もしないところにあるので慌てる必要もないのだが。
しかし、病院を間違えるというボケさにびっくり。痴呆症に向かって着実に進んでいる。
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先日、市民税納付の書式が届いた。
市民税はもう払っているはずだし、これまでないほどの金額だったので、早速今日市役所へ行って聞いてみた。
やはり去年申告を漏らしていた投資収益が原因だった。既に国に収める所得税は納付済だが、加えて市民税まで取られるのか。そんなに儲けていたっけ?
税金だから仕方ない。しかしやれやれだ。
おまけにコンビニ支払いの上限を超えているらしく、銀行でしか払えない。郵便局でもいいけど。
もうすぐ3時だったので今日の支払いは諦め、明日払うことにする。
いずれにしても払うべきものはすぐ払う。それが私の主義。下請けへの支払いだろうが、国や市への税金だろうが。
私はそんなに所得があるわけでもない。だが脱税をする人たちの気持ちが全く分からない。いつか捕まるかもしれないと思いながら安らかな毎日を過ごせるのだろうか?ただでさえストレスの多い人生なのに。
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ロスでまた銃撃事件があった。春節を祝うパーティでのことだ。10人亡くなった。犠牲者はアジア系という報道は既にあったが、こちらの報道によれば犯人もアジア系らしい。
アメリカではレストランのウエイターでも年収1000万円越えなどという威勢のいい話がネット上飛び通っている。もう日本はだめ。アメリカへ行こう。などと言う若者もたくさんいるらしい。
だがちょっと待って欲しい。(懐かしい朝日新聞調)
自分の所得だけでライフスタイルや生活基盤を決めてしまっていいのだろうか?
アメリカは確かに時給などはいいかもしれない。しかし社会インフラや治安はどちらかというと危機的状況にある。
こちらの動画を見てもらいたい。
溢れ出す実話「アメリカの学校が学校ではない」旦那が懸念する今後の息子の対応は。国際結婚|銃社会|今後の予定は
動画主はアメリカ在住の日本人の方だ。お子さんがいる。そのお子さんが危うく銃撃の犠牲になる事態に晒されたことをこの動画で伝えている。
まさにこの通り。
今のアメリカはどこにいても、どの時間でも、銃撃の犠牲になるリスクから逃れられない。そんな異常な社会になっているのだ。
自分が犠牲者になる可能性はたしかに極めて低いだろう。しかしそんな思いがちらっとでも頭の中をよぎる生活をずっと続けることができるだろうか?
日本にいれば確率はほぼゼロでありえない。そして自分はともかく、将来子供を生んだときにその子が銃の犠牲になることだけは、全く心配しなくてもいい。この差は大きいぞ。
私はまだ治安がましだった頃のアメリカに3年ほどいたけど、帰国したときはやはりホッとした。