主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2016-03-13 15:15:06 | 読書
週1回の新聞の書評で、たまに興味を持つ本が紹介されています。
マンガも1冊は紹介されるのですが、コミック大手ではないものが多いので、本屋で見かけないようなものが多いです。
偶に読んでみたい、と思うのもあるのですけれどね。
書評だけで、「試し買い」はちょっと躊躇います。
本の表紙買いはたまにしちゃうのですけれど。
表紙と言えば、昔から思っているのが、映像化すると「表紙が俳優さんになる」の、あれ何とかならないのですかね!
どうでもいい俳優の顔べったりだと、買う気無くす。
仕方が無いので、表紙が戻るまで待つこともあるけれど、売れないのでそのまま棚に置かれるパターンもあってねえ。
本の表紙は、本の顔だから、きっと作家さんや編集さんも拘っているのではないかと、勝手に推測しているのですが、俳優さんになるほうが映像から先の人には良いのだろうか?

と、雑談をした所で、読んだ本を1冊。
星野 保著『菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って』
北極、南極、そしてシベリア。大の男が這いつくばって、世界中の寒冷地にきのこを探す。大型動物との遭遇、酔っぱらいとの遭遇、泥酔、泥酔、そして拘束。幾多の艱難辛苦の果てに、菌たちとの感動の対面はかなうのか……!?雪や氷の下でしたたかに生きる菌たちの生態とともに綴る、爆笑・苦笑・失笑必至のとっておき〈菌道中〉。
「BOOK」データベースより)

三浦しをんさんの書評が面白かったので、借りてみました。
書評で期待したほどは、面白く無かったですねえ。
いや、書いてあることは面白かったけれど、物足りない。
エピソード的にも学術的にもページ数的にも。
気楽に読むのには、良いのかもしれないけれど。
中のイラストはご本人が描かれているのですが、その上手さには感心しました。地図なんてびっくりしてしまうよ。

ついでに。
本の値段を見て、物価の上昇を思いました。
そして、「そりゃ、本、売れないわ」とも思いましたね。(約130ページで1300円+税)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2016-01-10 10:40:39 | 読書
とうらぶの今回のイベントの目的、膝丸、髭丸、無事ゲットして、やっと落ち着いた日となりました。
50,000個の玉集めするうちにドロップするだろうと、期限までまったりと集めよう、と開始時は思っていたのですが、スタートダッシュが早い人達の「○万個集めてもドロップしない!」を見かけるようになって、慌て出しましてね。
年末正月は、結構頑張りました。
ドロップの方の髭丸を28,000個辺りで拾えて一安心。
あとはペースを落として、昨日やっと報酬の膝丸を貰ったので、更にペースダウンでイベントを最後までやろうかなー、と言う状況です。

鍛刀キャンペーンは、二振り目がいない日本号を狙っていますが、御手杵と蜻蛉切は1本ずつ来たけれど、短刀乱舞中。


と言うわけで、年末用に借りてきた本がほとんど読めなかった。

今回は珍しく時代小説2冊です。
一昨年のブックリサイクルで貰ってきた「本の雑誌」に掲載されていた時代劇特集で気になったのを借りてみましたよ。
(チェック自体は一昨年からすませていたけれど、なかなか借りる気持ちになれなくて)


山本一力著『かんじき飛脚』
時代小説を書かれる作家さんには詳しくないので、他にどういう作品を書かれているのかさっぱりですが、初挑戦。

幕府を敵に回した加賀藩を救うため、雪の山を越えて国許へ走る飛脚たち。そして、金沢から江戸へ。行く手には大雪、荒れる海、刺客、そして裏切り。期限は十日―。
「BOOK」データベースより

上の粗筋、随分あっさりですが、確かに「うん、まさにその通りだわ」というまとめ方。
だらだらかけば良いってものじゃない、と思わせてくれます。
ただ知らない人に読ませようと思うと、きっかけ部分が足りない気がしますが、どうなんだろう。
その超あっさりとした飛脚が立つまでの経緯の部分の方が、正直私には一番面白かったのですよね。
まとめるって本当に難しい。
飛脚の元には、御庭番が妨害に差し向けられるのですが、最初の方はともかく、終わり近くになるとご都合主義が目立つようになるのが難点です。


中島京子著『かたづの!』
慶長五年(1600年)、角を一本しか持たない羚羊が、八戸南部氏20代当主である直政の妻・祢々と出会う。羚羊は彼女に惹かれ、両者は友情を育む。やがて羚羊は寿命で息を引き取ったものの意識は残り、祢々を手助けする一本の角―南部の秘宝・片角となる。平穏な生活を襲った、城主である夫と幼い嫡男の不審死。その影には、叔父である南部藩主・利直の謀略が絡んでいた―。次々と降りかかる困難に、彼女はいかにして立ち向かうのか。波瀾万丈の女大名一代記!
「BOOK」データベースより

「かたづの」というひらがながタイトルだったので、読むまで「片角」のことだとは思いませんでした。
ついでに「!」は何の為に付いているのか?
「!」のせいで、勝手に明るく困難を乗り越えていくようなイメージが出来てしまいましたが、内容は「羚羊の角であったモノからみた祢々のままならかった生涯」。
語り手が人間でないものだし、河童、屏風の中のぺりかん、といった生き物も登場し、ファンタジー色の濃い歴史小説となっています。
私、南部藩っていったらBASARAに出てくる南部さんのイメージしかなかったよ。
大河ドラマになどの時代劇にとりあげられることは少ないように思いますが、各地で家を守るために苦難の道を歩いた人々がいた時代だったのだなあ、とひしひしと感じました。
(そして、現実は、簡単にはその苦難に見合うものが得られるとは限らない)

ということで、この本で一番感じたのは、「タイトルから受けるイメージと内容は合うわけではない!」です。
表紙ものどかで、祢々にとって一番良い頃を描かれているようで、表紙詐欺の気持ち。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-12-13 13:01:20 | 読書
週に10数時間しか働いていませんが、その職場に後輩が来ました。
後輩だけれど目上。
11月は色んな人のお手伝いをして貰いつつ、12月になったら独り立ち、という風に責任者の人に聞いていたのに!
今月も一緒です。疲れる。

50歳↑の人に向かって、「自分の出した物は自分で片付けて下さい」って言わなければいけないところから始めないといけないってどんなよ!
そして、「そのくらいなら出来ますから!」と私の手から仕事を奪っていくので、「そうか、もう他の人に聞いているのか」と任せると、中途半端なことで終わっている…。
同じ事を2度注意しても直らない。

うん、何でも年齢って関係ないんだなって思いました。
来月にはもう絶対一緒にはならないと責任者さんが言ってたので、あと数回の辛抱だ。頑張るわ。


と苛つく気持ちを癒やしてくれるのがこちら。



汽車に乗っている「えきちょうさん」を撮りたいのに、私が見ていないときにしか、来てくれない。



さて、さて読書です。
今日はさくっと行きますよ!忙しいから。二次元世界に行かねばならぬ。
ファフナー見て、図書館行って、本読んで、漫画読んで。
(数日前、責任者さんが「休日、出かける閑ないなあ。子供が買った漫画読んで、自分が買った本読んで、ネット小説読んでたら、すぐに時間がたってしまう!」と言うのを聞いて、「仲間!」と手を握りたくなった)


海堂尊著『スカラムーシュ・ムーン』
バチスタシリーズの外伝的ストーリー。
スカラムーシュと称される彦根の物語ですが、前半は、シリーズ新入りの3人の大学院生の成長物語と言っても良いくらいです。
彦根の戦略の一環としてワクチンの備蓄が出てくるのですが、そのワクチン作りに必要な卵に関わるのがこの3人組です。

で、彦根の関わることだからね。
ネタバレ防止でいいませんけどね。

せっかく立ち上げた会社、今後どうなっちゃうの?
このままワクチン製造増加は来年も続くの?
と思った次第です。

彦根の願いが叶ったら、このシリーズ終わりそうな気がする。


高嶋哲夫著『富士山噴火』
この作者の災害をテーマに取り扱った本を何冊も読んでいますが、一部登場人物が同じなんですよ。
ということは、このシリーズの日本では、「首都直下地震があり、双子台風がやって来て、富士山が噴火する」と。
日本、試されすぎだよ!
しかし、無いと言い切れないのが、怖い所。
いつでも防災準備は心がけないと。
そういう気持ちで、この人の本は借りてます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-11-28 12:43:38 | 読書
急に寒くなりましたね。
と言っても、今までが11月にしては暖かすぎたのですが。


さて、まずは拍手お返事。

「題名のない音楽会」、良かったですね。
30分では物足りなかったですが、1時間でも足りないと思うので、これくらいで良かったのかな。
こういう曲を皆で合奏するのは、楽しいでしょうね。
演奏だけではなく、思い出話でも盛り上がれそうです。


では、読書です。
図書館に返却に行くので、ぱぱっと行きます。(読み終わってすぐ書いておけば良いものを)



恩田陸著『消滅 - VANISHING POINT』

202X年9月30日の午後。日本の某空港に各国からの便が到着した。超巨大台風の接近のため離着陸は混乱、さらには通信障害が発生。そして入国審査で止められた11人(+1匹)が、「別室」に連行される。この中に、「消滅」というコードネームのテロを起こす人物がいるというのだ。世間から孤絶した空港内で、緊迫の「テロリスト探し」が始まる!読売新聞好評連載小説、ついに単行本化。
「BOOK」データベースより

ほお、新聞連載だったのですね。この話。
うーん、それで読んだら今ひとつだったかも。
私は、一気に読んで「あり得ない設定だけれど、ドキドキはらはらして面白かった」となりましたが、小出しにされたら緊迫感が持続できない気がします。
どちらかと言えば、バカミスですよね。
一般人11人+いるだけの1匹+進行係(この係役がまた、荒唐無稽な設定)でテロリスト探しだなんて。
テロリストとおぼしき人物は比較的容易に想像がつくと思います。
動機は分からないと思います。
このオチもバカミス的。
でも、密室劇、心理劇としては充分面白いので、細かいことは気にしない派)の人には楽しめるかも。
というか、つまらない話だと細かいことが気になるのよね。



森谷 明子著『花野に眠る 秋葉図書館の四季』
気付かない間に『れんげ野原のまんなかで』の続編が出ていた。

「BOOK」データベースより

れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつでものんびりのどか。新人司書の文子の仕事ぶりも、どうにか板についてきた。そんななか、図書館のお向かいの日向山から突然、白骨死体が…。誰が、どうして、こんなところに埋められていたのか?文子は、図書館の利用者が持ち込む、ふとした謎を解決しつつ、頼もしい先輩司書たちの助けを借りて、事件の真相究明に挑むが―。本を愛してやまない人の心をくすぐる、やさしい図書館ミステリ!

今日は内容は引用ばかりで。
事件が起きる前の導入章が、好きでした。
事情により、祖父母宅に来ていた、佐由留(男の子です。謂われが素敵ですが、これもキラキラネームになるのだろうか)が、図書館を訪れ、応対した司書(日替わり)が、彼にお薦めの本を渡す、彼が子供の頃読んだ本を探してきて、というエピソードが並ぶのです。
「同じ本のはずなのに、記憶と違う」というのが、私の心が惹かれたポイント。
外国の話、昔話となると訳者や作者で、違ってしまうことがありますよね。
あとイラストも違う。

子供の為に、昔話を買ってあげたことがありますが、違和感たっぷりだったよ!

私が子供の頃に持っていたハイジの絵本(アニメのではない)、あれの繊細な絵を描いていたのは誰だったのだろう、とふと思いました。
子供の頃に持っていた本は全て手元に残っていないのですが(これは私の意志では全くない。しかし、大人の自分からみれば事情も分かる。引っ越しの荷物になるし、家におかれても、置き場に不自由する)、今思えば残しておきたいのが、幾つもあったなあ、と。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-11-14 12:35:16 | 読書
五代ゆう著『グイン・サーガ137 廃都の女王』
スカールさん、フェラーラを訪問するの巻です。
外伝でグインが訪れた、アウラ・シャーの神殿がある魔都フェラーラ。
キタイからの侵略ですっかり破壊されてしまっています。
女王も瀕死。
そんな所へ、スーティを連れ、やってきたスカール。
ナディーンに託された鍵を持ち、アウラ・シャー神殿へ訪れた彼の前には…。

五代さんが書かれる部分はすっかりSFですよ。
こういう所、私は好きですが、ファンタジー色が薄くなって嫌いな人もいるだろうなあ。

最後の最後にヤガにいるブランの方へ。
ブランもこんなに活躍するキャラになりまして。


大崎梢著『空色の小鳥』
私の中では、「本」をテーマにした作品以外は面白く無いと定評のある作家さん。
今回は、「本」がテーマではないので、どんなかな、と心配して読み始めました。

「おまえはちがうから。この家から出ていくことを考えろ」三年前に急逝した兄・雄一と最後に交わした言葉。兄は微笑を浮かべていた。大企業のオーナーである西尾木家に後妻の連れ子として入ったものの、疎外感の中で暮らしてきた弟の敏也は、いまだにその真意が分からずにいた。ある日、偶然兄に内縁関係の妻子がいることを知った敏也は、妻・千秋が末期癌であることを突き止める。千秋の死後、六歳になる娘の結希を引き取ることにした敏也。だがなぜか、兄を溺愛したワンマン社長の父や一族には、そのことを一切知らせずに暮らし始めた……。敏也の真意とは? 静かな感動が胸を打つ著者渾身の家族小説!

というのが、紹介文でした。
いつもに比べてほの暗い感じが漂うし、復讐譚になるのかと思いましたが、「それなりの幸せの形」で落ち着きました。
ただ、読後は今ひとつすっきりしなかったです。
悪くは無いのですが、「いかにも」で捻りがなく、予想通りの終わり方なのが不満。
こういう話なら(ネタ晴れになるので、最後のどんでん返し的なものは書かないけれど。そして、そのどんでん返しも予想の範囲内)、そういう終わり方をするだろう
と。

今、私が求めている感じの作品ではなかったため、少々辛口の批評になりましたが、一定の水準ではあると思うので(偉そうに言う)、家族愛のお話しを読みたい方はいいんじゃないでしょうか。




で、最近もまた、新聞で見かけた出版不況の話。
ハードカバーの本を手に取る度思うのですが、なんで粗筋ぐらい書いてくれないわけ?
この作家さんならミステリーとか、絶対決まっている人ならともかく、多ジャンルに渡る方のだったら、最低でもそのくらいは書いてくれないと困るよね。
内容の紹介もなく、「買って」はないだろう!(立ち読み推奨か?)
あと、本の置き場に苦労しない人ばかりじゃないんだから、ハードカバー、文庫、電子書籍、各形態用意すべきでしょう。
なんで電子書籍だと、発売日よりずっと遅いの?また、電子書籍版を出してくれるのと出してくれない過去作の違いは?(漫画しか買ったことないので、全てなのかは分からないが)
それと、新聞でこの出版不況の記事が出た数日後、年配の男性の方が『「金返せ」と言いたくなるレベルの作品を出す有名作家もいる。作家側にも問題がある』と投書していらっしゃいました。これも納得しましたね。図書館で借りたから、文句は言わないけれど、お金出したら、絶対文句言いたくなるレベルの作品あるもん。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-11-02 14:56:32 | 読書
昨日から急に冷え込みましたねえ。
10月になっても時折扇風機の出番がありましたが、もうしまっても良いかも。


で、また、今回も本を読み損なった。
2振目の三日月が手に入ったので、これからはスローペースでレベリングをやって、日課をやるだけでいいか、と思っていた所に新イベント。
イベントの為に小判集めに奔走している為、他がままなりません。
でも、小判減るどころか増えています。
自然回復以外に1日2回しか手形回復させていないから。

さて、そんな中読んだのはこの一冊。

『このミステリーがすごい! 四つの謎』

このミス受賞者による競演です。
著者は安生正 乾緑郎 海堂尊 中山七里の4名。

この記事を書く前にブクログに登録したときに知ったのですが、これらはドラマ化されているのですね。
知らなかった。
テレビドラマを見た人の感想を読んだのですが、そうか、ドラマと違うのか。
人によっては、ドラマの方が面白かったとおっしゃっていますが。
うん、まあ、私もあれとこれは「うーん、微妙」という感想でしたからね。
唯一の正統派ミステリーであった海堂さんの「加納警視正&玉村警部補のシリーズ」が一番好みでした。
とはいえ、短編なので加納警視正の推理で、さくさく進んでしまうので、物足りない気もします。



あと1つ、何か書こうと思っていたのだけど、所用でPCの前を離れたら忘れた。
すぐ忘れるような大したことではないのか、忘れてはならないちょっと年を心配になってくるものだったのか。


と投稿して10分後。
ネット巡回をしていたら、話題にしようと思っていた本のドラマにについての記事を見かけ、思い出した。

「下町ロケット」の話をしようとしたんだ。
ドラマは当然見ていません。
「2」が土日に朝日新聞に掲載されているので、それを読みながら思ったこと。
1回1ページでじっくり読んで、間があくから、妙に冷静になるというか、冷めるというか。
いくら危機が来ても、「うん、主人公だから危機は乗り越えるんだよね」と思ってしまうのですよ。
本だったら、「どうなっちゃうんだろう」と一気に読むので、余計なことを考えないのですけどねえ。
週刊というのは小説でも漫画でも、そういうところが難しいのでしょうね。


ついでに新聞についても色々思う所があるのですが、上手く書けなさそうだし、面倒なので略。
やめないのは、ゴミ捨てに有効なのと、活字中毒を満たせるから。








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-10-17 12:38:59 | 読書
ここしばらくは、一度読んだ本をぽつぽつ読み直していたのと、ゲームで時間を費やしたので、本が読めていません。
「とうらぶ」の日課、なんとなくやってしまいたくなるのよ。
検非違使、5回は厳しい。
楽ちんな6-2で戦いたいのに、なかなか来ません。
おかげで短刀達がすくすくと育っています。
あ、明石は2振りいるので、ボスマスはもう行ってません。

これは、ゲーム専用ブログで語ることですが、今回も書くことが少ないので、これで誤魔化してみる。


さて、読んだ本はこの1冊。
サンキュータツオ著『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』
前回の『ヘンな論文』でサンキュータツオさんの文章が好きだったので、図書館にリクエストを出してみました。
図書館で購入はしてもらえませんでしたが、隣の市の図書館からの貸し出しをしてもらえ、届きました。
一番面白かったのは、明治期からの辞書の歴史。
今の日本語辞書全ては、明治に作られた『言海』を源流としているそうです。
この大槻文彦が作った『言海』の逸話が面白くて、その生涯を書かれた本が薦められていたので、図書館のHPを開いてお気に入りに登録しておいた。
いつか借りる。

あと、変わった国語辞書として知名度の高い『新明解』。
これが産まれた理由なども書かれていて、感動しました。
辞書というのは熱い情熱から産まれるのですね。


そういう話をした上で、本の半分は現在市販されている辞書の解説。
ついでに、その辞書が擬人化されています。(男性)
近頃はなんでも擬人化だなあ。
しかし、この本の発売は平成25年だったにも関わらず、この擬人化は一度もネット上で見たことが無い。
話題にならなかったのか、私の目にとまらなかったのか。
話題にならなかったとしたら、理由は、あれじゃないかな。

キャラ絵に萌えがたりない!
サンキュータツオさんの趣味に「BLを読むこと」を上げているだけあって、キャラ設定は悪くないのよ。
だがしかし。イラストレーターさんには悪いですが、きらめき度が足りません。
まあ、それでも、その道の創作がお好きな方々ならば、それなりにあれだから・・・やっぱり国語辞書というところがネックだったのか・・・。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-09-13 12:28:03 | 読書
高嶋 哲夫著『首都崩壊』


国土交通省の森崎は、東都大学地震研究所の前脇から、マグニチュード8クラスの東京直下型地震が想定より大幅に早く発生するという予測データを示される。その翌日、今度はアメリカ留学時代に親友となったロバートが大統領特使として来日し、東京直下型地震による経済損失が112兆円にも及び、1929年の世界大恐慌を遙かにしのぐ被害を引き起こすというレポートを突きつけてきた。右往左往する森崎、そして日本政府。人類未曾有の危機を回避する手段はあるのか。模索し始めたとき、震度6弱の地震が東京を襲った。地震規模が予測を下回っていたことに安堵する森崎。だが、この地震は首都崩壊への序曲にすぎなかった…。

「BOOK」データベースより

様々な危機が訪れた時の小説を書かれている高嶋さん。
今回は、まだ訪れていない危機に対応して、云々なお話し。
実際、東海地方の地震の確率はあがっていますが、まだ深刻度が足りないような状況です。(よね?私が知らないだけで、きちんと準備されているのかもしれない)
ネタばれを一応防ぐ為に、詳しいことは書きませんが(ここに来る日と少ないから気にしなくてもいいのかもしれないが)、主人公はほぼ敷かれたレールの上を走っている感満載です。
そもそも、そういうアイディアを出すようになったのも大統領特使としてやってきた留学時代の友人のせいだし、そのためのプロジェクトメンバーになったのもその流れ。
で、そのプロジェクトのリーダーは、かつてそれがプロジェクトとして一応あがったけれど実行には至らなかった為に、失意で止めた人。
その人が、かつて考えていたあれやこれやに乗っかかる形になるので、もうそのおじさんが、全部やれよと。主人公、幾つもの事象での、ただのきっかけ役です。

主人公補正は五月蠅いですが、活躍しないのも不満となる、わがままぶり。
お話しを作る人って、本当に大変ですね。


と、ここまで9月4日に書いて、次の本を読んだら一緒にあげようと思っていたのですが。
まずは、この度の水害にて被災されたかたにお見舞い申し上げます。
募金程度しか出来ませんが、1日でも早く日常を取り戻せることをお祈り申し上げます。


こういう災害があると、上の本のテーマの○○○○をもっと考えても良いんじゃないかなあ、と思う。
東京がこうなったらどうするのよ。
あと、オリンピック。
競技場、屋根無しで大丈夫なの?お金をあんなに出すのはどうかと思うけど。




さて、話変わりまして。
横で呟きましたが、若木未生著『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 白月の挽歌』を買いました。
徳間書店に移ってからの『天の聖痕』も、外伝的な『オーラバスター・インテグラル ファウスト解体』も買っているのですが、購入にはちょっと躊躇いました。
もう、シリーズスタート時の作品愛も薄れていますし。
ですが、「里見十九郎編、完結」の文字と、あとがきの(買う前にあとがきだけ立ち読みする派)作者さんの「デビュー以来書いてきた長い物語にエンドマークを打つ仕事は、なかなか容易いものではなさそうですが、あいかわらず私は、「どうしても書きたい」と思っているのです。なので、書きます。」、この文に心打たれました。
シリーズを放置している、世の中の作家さんに見せつけてやりたい、この文章!
その覚悟があるのなら、買おう!
どんなに経とうとも、最後まで付き合おう!

覚悟を決めて、レジに行きました。

オーラバで青春を送った方。
若かりし頃を思い出して、買ってみませんか?(前巻から買わないと話が分からないとは思うが。そういえば、どこに置いたっけ。本棚の奥か、入りきれない分を入れているダンボールか)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-08-22 19:57:40 | 読書
三崎 亜記著『手のひらの幻獣』

自分のイメージのままに、それを外界へ出現させることが出来る「表出者」。
動物のイメージを「表出」する仕事をしている柚月。
彼女が出てくる短編が幾つかありましたが、この度、1冊の物語となって現れました。
これを書く為に調べたら、中編2編と言うことになっていましたが、完全連作なので、私は単に章立てだと思っていたよ。
1冊分の話ということで、スケールも大きくなりました。
(「コロヨシ」の時のように、最初はちょっとした?能力の話なのに、最後は世界規模な話になっていくような)

読み終わって、まず思ったのは「三崎さんの作品は、本当に私好みだなあ」。
今のところ、とある1冊を除いて満足レベルが一定に保たれているし、話の傾向も好み。
時折、ふっと読み返したくなるので、そういう本から購入をしています。
図書館でも2度目を借りることもあるので、既に買っているのか分からなくなってしまうこともあるので、同じのを2冊買ってしまいそう。


廣嶋 玲子著『鵺の家』
新聞の書評で見かけて、気になり借りてみました。
児童文学の方のようです。
(『送り人の娘』は何度か借りようとして、結局借りていなかったなあ)

豪商天鵺家の後継ぎ、鷹丸の遊び相手の娘の募集で、両親に連れられてきた茜。
面接の場で放たれた蝶に危険を感じたこと、他の娘達には見えない鳥女と呼ばれる守り神が見える、という理由で、候補の娘たちの中から選ばれ両親を喜ばせたものの、この家には何か良くない感じを覚えた。
夏の夜に向いた(ホラーと言うほどではない。ただ、虫嫌いには一部、ホラーかもしれない)時代ファンタジーです。


恩田陸著『ブラック・ベルベット』
世界界中を股にかけ化学物質を採取するウイルスハンターの神原恵弥のシリーズはちゃんと最後までミステリーです。(ところで、このシリーズに名前は有るのだろうか?)

恵弥のT共和国への出張を聞きつけ、友人の多田は、T共和国で行方不明となった、ある博士を探して欲しいと依頼してきた。
そして、T共和国で彼女を見つけた所で、彼女は恵弥の目前で殺害された。
また、この国で飲食店を営む友人の時枝から、「全身を黒い苔で覆われて死んだ人間がいるらしい」という噂を聞かされる。
更に、仕事でこの国に滞在中のかつての恋人である橘も現れる。

と言う具合に、登場人物が増える度に、謎が追加されていき、最後に一気に解決へとなって、読後にすっきり感を味わえます。
恩田さんのミステリーは時々「あれ???」という方向に進んでいくこともありますが、これはしっかり素直なミステリーです。



おまけのねこあつめ画像。
モダンなネコタワーを置いて、よりモダンにしてみました。



4匹がこちらを向いている時がなかなか無い。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2015-07-29 12:20:14 | 読書
各地で猛暑のニュースを聞きますが、こちらは通常の暑さです。
7月は快晴の日が少なかったような気がします。
今日も、曇りがち。
とはいえ、動くと暑いので、すぐに休憩が入ってしまいますよ。


さて、まずは、最近恒例のねこあつめ。
グッズの配置が悪いのか、センスが感じられない部屋です。
センスって、どこから湧いてくるんですかね。





読書の方は、あまり・・・。
おばさんなのに「とうらぶ」にしっかりはまってしまった結果です。
三日月さん、本当に出ないね
明石は、やっと掘り始めた所。まだレベルが足りないせいか、A勝利取れないので、レベリングに戻ろうかとも悩んでいます。
この話は、第2ブログでやるので、読書が捗らない原因として書くのみに止めます。


恩田陸著『EPITAPH東京』
本を手にしてまず思うのが「随分、手の込んだ装丁だな」ということ。
本のページが、通常の紙色、黄緑、紫の文章部分と、主に薄い赤でまとめられているデザインされた写真などの挿絵?の部分からなっています。
通常の部分が、エッセイ風小説。『EPITAPH東京』という戯曲を書こうとしている作家の日々と思いが書き連ねてあります。ちょっと妖しい人物が非日常を誘います。
黄緑の部分が、その人物からもたらされた吸血鬼や東京と言った地への想念を元に書かれた小説の切れ端。
紫の部分が、戯曲『EPITAPH東京』の台詞。
そして、一部だけ茶褐色のページが有り、これは『EPITAPH東京』の上演へのメモ。
と言う風に部分分けされているのです。

黄緑のページは、正直、目に優しくありません。もうちょっと押さえた色であって欲しかった。内容は、うーん。
ちゃんと小説になったら面白いのかもしれない。
紫のページは、黄緑のページに比べると読みやすかったですね。内容も先が気になるミステリー。
ぜひ、これをちゃんとした作品で読みたいですね。

恩田さんは時々、装丁に凝った本が出るのが面白いですね。
ただ、まだその凝った形に対して内容が足りない気がしますが。


宵野ゆめ『グイン・サーガ136 イリスの炎』
つい数日前も呟きの方のお知り合いが、未完の作品について呟いていたので、反応してしまいました。
学生時代から始まったのに、もう○○才と。
このグイン・サーガもその1つですよね。
既に作者がお亡くなりになり、3人で続けているので、作者が意図した元の形とは違う形で進んでいますが(多分)、それでもまあ、世界観を大事に頑張っていらっしゃるのは応援したいです。

内容は、とうとうお亡くなりになったケイロニア皇帝の後継問題が主でした。
原作者の時よりも、グイン一途な高官ばかりではなくなっているのが、正直好感を持てます。
年のせいか、出来の悪い子(シルヴィア)が気の毒になってくるのですよ。
(実際いたらイヤになるとは思うけど。)
で、ケイロニア人が毛嫌いする国出身の王妃を母を持つ、見た目並みな皇女(子供の頃は、まだ性格は問題になっていないはず)のことは毛嫌いしても、どこの馬の骨ともしれぬどころか、妖しいまじない通りで踊り子していたグインの愛妾は、問題視しないどころか歓迎なんですよね、この宮廷。
英雄グインが連れてきたなら、いいんかい!
なにか理不尽な気がする。
この著者が作ったキャラ、レンティアの王女アウロラに従う女医タニスの「朴念仁とは逃げ口上ですわね」が小気味よい一巻でした。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする