明日、メーカーさんが来て、TVを見てくれます。
修理ですむか、購入か。
購入だと夫の意見も聞かないといけないから、週末まで買えないよ
とりあえず、ボーナスシーズンで良かった?
高橋 由太著『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』
通りすがりの方にお薦めいただき、図書館で検索。
が、無さそう。
もしかして、名前の読み方が違うのかな?(利用者用の検索機はひらがな入力。たまに作者名に悩む)
タイトルは長いから、入力が面倒。
なので、図書館員さんに調べて貰う。
が、結局なし。
すると
「通るかどうか分からないけど、購入リクエスト出してみる?」
と言われ申込用紙を出されました。
ダメ元で書いて出したのですが、1月ほど立ってから他の予約本を取りに行ったら、これも一緒に渡されました。
文庫本だったので、通りやすかったのかな?
さて、中身です。
長いタイトルの一部の「オサキ」を、私は人名かと思っていたのですが、そうではありませんでした。
オサキとは日本に伝わる狐の姿をした憑きもののことで、オサキに憑かれた人間はオサキモチという。
だそうです。
献残屋の手代として働く周吉。彼は主人達に隠しているがオサキモチであった。
憑きものではあったが、オサキは周吉にとって大事な家族。
オサキに仕事の上での助言を貰ったりや悩み相談。
そんな2人?が繰り広げる妖怪時代劇。
この本の解説者によれば、「『本所深川ふしぎ草紙』の舞台で『夏目友人帳』をやる話といえば、当たらずとも遠からずという感じか」だそうです。
前者は分からないけど、後者は確かにそうかも。
『しゃばけ』シリーズが好きな方にはいいかも。
なんか続きそうな雰囲気もあるので、今後も注目かな。
ご覧になって下さっているかどうかわかりませんが。
ご紹介下さった方。
ありがとうございました。
また、何か良い本がありましたら、ご紹介下さい。
柚月 裕子著『臨床真理』
すずさんから、「ぜひこの本についてのご意見を」とこの方の本を指定されました。
ちょうど図書館に行く時だったので、着いてすぐ探したのですが、ありませんでした。
代わりにこのミス大賞受賞作のこちらが置いてあったので、借りてみました。
読み終わったら、ちょうどすずさんも読み終えた所だったようで、感想が上がっていました。
すずさん宅『What A Wonderful World』より「柚月 裕子 『臨床真理』 (宝島社)」
同じく「『このミス』大賞受賞作としては・・・。」という感想を抱きました。
が、6回の『禁断のパンダ』「私の読んだ感想はここ」を思えば、まあ、そんなものなのかな、と。
多分『チーム・バチスタの栄光』がいけないのよ。
あれで読む方のハードルも上がっている。
最後のページの選評でも、もう一つの大賞作と意見が割れた過程が書かれています。
納得。
最初の選者の大森望さんが
「対立のポイントは、ごく大ざっぱに言えば、ゲーム的リアリズムVS.自然主義リアリズム。ひいては”小説に何を求めるか”という問題までからんでくるだけに、~」
と書かれていました。
まさしく、そう。
小説に求めているものは、読者それぞれ。
そして、実際、「この作品は悪くはないけど、私の求めている物とは違う」というのが私の感想です。
臨床心理士の美帆はとある事件を起こした共感覚を持つ青年・司を担当することになる。
始め心を開かなかった司も、やがて美帆に心を開き始め、共感覚を持つこと、彼が事件を起こした原因となる少女の自殺は他殺であることを語り始める。
美帆は同級生であった、警察官の栗原に協力を求め、事件を調べ始める。
表紙裏の粗筋、また序盤を読んで、なんとなく事件が予想できてしまいます。
そして、犯人と思われる人物のどんでん返し。
序盤は結構ワクワクさせられますが、それをすぎるとなんとなく先が予想できます。
それでも、先を読みたいと思わせてくれる文章力はあると思います。
ただ後半は息切れっぽいかな。
こうなるともうお一人の大賞作品も読みたいですね。
多分、私が求めているのはそちらの方のタイプ。
多少?荒唐無稽でもワクワク出来る方が好き。
なんたって、ゲーム好きですから。
柳 広司著『キング&クイーン』
こちらは上で言う所のゲーム的リアリズムになるのでしょうね。
現在勤めているバーのマスターとここを紹介してくれた知り合いの女の子が、勝手に引き受けてきた厄介事。
それは、長年行方をくらましていた元チェス世界王者アンディ・ウォーカーの警護。
不本意ながらも、成り行き上彼の警護をやるハメに。
一番ありえなさそうなのが、彼を狙っているとされる人物。
いくらなんでもそれは・・・、という気がしますが。
それなりにドキドキハラハラしますが、何かちょっとだけ足りない気持ち。
山本 兼一著『利休にたずねよ』
たまにはこういう本も読みたくなります。
利休切腹の直前からだんだん過去に遡り、彼が求めた美の原点を探っていくお話。
いかん、出てくる戦国武将のビジュアルがBASARAになってしまう・・・。
修理ですむか、購入か。
購入だと夫の意見も聞かないといけないから、週末まで買えないよ

とりあえず、ボーナスシーズンで良かった?
高橋 由太著『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』
通りすがりの方にお薦めいただき、図書館で検索。
が、無さそう。
もしかして、名前の読み方が違うのかな?(利用者用の検索機はひらがな入力。たまに作者名に悩む)
タイトルは長いから、入力が面倒。
なので、図書館員さんに調べて貰う。
が、結局なし。
すると
「通るかどうか分からないけど、購入リクエスト出してみる?」
と言われ申込用紙を出されました。
ダメ元で書いて出したのですが、1月ほど立ってから他の予約本を取りに行ったら、これも一緒に渡されました。
文庫本だったので、通りやすかったのかな?
さて、中身です。
長いタイトルの一部の「オサキ」を、私は人名かと思っていたのですが、そうではありませんでした。
オサキとは日本に伝わる狐の姿をした憑きもののことで、オサキに憑かれた人間はオサキモチという。
だそうです。
献残屋の手代として働く周吉。彼は主人達に隠しているがオサキモチであった。
憑きものではあったが、オサキは周吉にとって大事な家族。
オサキに仕事の上での助言を貰ったりや悩み相談。
そんな2人?が繰り広げる妖怪時代劇。
この本の解説者によれば、「『本所深川ふしぎ草紙』の舞台で『夏目友人帳』をやる話といえば、当たらずとも遠からずという感じか」だそうです。
前者は分からないけど、後者は確かにそうかも。
『しゃばけ』シリーズが好きな方にはいいかも。
なんか続きそうな雰囲気もあるので、今後も注目かな。
ご覧になって下さっているかどうかわかりませんが。
ご紹介下さった方。
ありがとうございました。

また、何か良い本がありましたら、ご紹介下さい。
柚月 裕子著『臨床真理』
すずさんから、「ぜひこの本についてのご意見を」とこの方の本を指定されました。
ちょうど図書館に行く時だったので、着いてすぐ探したのですが、ありませんでした。
代わりにこのミス大賞受賞作のこちらが置いてあったので、借りてみました。
読み終わったら、ちょうどすずさんも読み終えた所だったようで、感想が上がっていました。
すずさん宅『What A Wonderful World』より「柚月 裕子 『臨床真理』 (宝島社)」
同じく「『このミス』大賞受賞作としては・・・。」という感想を抱きました。
が、6回の『禁断のパンダ』「私の読んだ感想はここ」を思えば、まあ、そんなものなのかな、と。
多分『チーム・バチスタの栄光』がいけないのよ。
あれで読む方のハードルも上がっている。
最後のページの選評でも、もう一つの大賞作と意見が割れた過程が書かれています。
納得。
最初の選者の大森望さんが
「対立のポイントは、ごく大ざっぱに言えば、ゲーム的リアリズムVS.自然主義リアリズム。ひいては”小説に何を求めるか”という問題までからんでくるだけに、~」
と書かれていました。
まさしく、そう。
小説に求めているものは、読者それぞれ。
そして、実際、「この作品は悪くはないけど、私の求めている物とは違う」というのが私の感想です。
臨床心理士の美帆はとある事件を起こした共感覚を持つ青年・司を担当することになる。
始め心を開かなかった司も、やがて美帆に心を開き始め、共感覚を持つこと、彼が事件を起こした原因となる少女の自殺は他殺であることを語り始める。
美帆は同級生であった、警察官の栗原に協力を求め、事件を調べ始める。
表紙裏の粗筋、また序盤を読んで、なんとなく事件が予想できてしまいます。
そして、犯人と思われる人物のどんでん返し。
序盤は結構ワクワクさせられますが、それをすぎるとなんとなく先が予想できます。
それでも、先を読みたいと思わせてくれる文章力はあると思います。
ただ後半は息切れっぽいかな。
こうなるともうお一人の大賞作品も読みたいですね。
多分、私が求めているのはそちらの方のタイプ。
多少?荒唐無稽でもワクワク出来る方が好き。
なんたって、ゲーム好きですから。
柳 広司著『キング&クイーン』
こちらは上で言う所のゲーム的リアリズムになるのでしょうね。
現在勤めているバーのマスターとここを紹介してくれた知り合いの女の子が、勝手に引き受けてきた厄介事。
それは、長年行方をくらましていた元チェス世界王者アンディ・ウォーカーの警護。
不本意ながらも、成り行き上彼の警護をやるハメに。
一番ありえなさそうなのが、彼を狙っているとされる人物。
いくらなんでもそれは・・・、という気がしますが。
それなりにドキドキハラハラしますが、何かちょっとだけ足りない気持ち。
山本 兼一著『利休にたずねよ』
たまにはこういう本も読みたくなります。
利休切腹の直前からだんだん過去に遡り、彼が求めた美の原点を探っていくお話。
いかん、出てくる戦国武将のビジュアルがBASARAになってしまう・・・。