主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2015-05-15 15:09:15 | 読書
仁木英之著『黄泉坂の娘たち』
以前読んだ『黄泉坂案内人』の続編。
あの世とこの世の狭間を漂う入日村。
黄泉坂を越えあの世に向かう魂たちの中には、この世に未練を残し彷徨う魂達がいる。
その未練を断ち切る手伝いをする彩葉。
前作で、強引にその魂を運びかたで対立した村長さんが去っていき、次に現れた村長はやよいという美しい少女だった。
来るべき時に備え、黄泉坂を元の長さまでに戻すと、宣言するやよいのそのやり方に反発心を抱く彩葉。
二人の考えの違いは、なんと選挙で村民に問われることになったのだった。

面白くないわけではないけれど、何かが足りない一品。
僕僕先生シリーズの方が好きですね。
あちらは、先行き長そうなお話しですが。
この方の作品を全作読んだ訳でも無いのですが、一番最初の作品が一番好みですねえ。
他のシリーズはちょっと私には固すぎる。


風野潮著『歌う樹の星』
若い人向け新刊コーナーにあったので、なんとなく借りてみました。
ほら、元若い子向け作品の作家から○○賞受賞作家へ、ってパターンもあるじゃないですか。
青田買い的な?気持ちで借りてみたのですが・・・。
分からん。
ここで今ひとつだったと書いて、10年後に笑われるかもしれない。


窪寺恒己著『ダイオウイカ、奇跡の遭遇』
数年前、話題となったあのダイオウイカの撮影を成功させた、国立科学博物館の博士でいらっしゃいます。
あの映像を撮るまでに至るまでの過程が読むことが出来ます。
なんでも成功までには、簡単ではないですね。
あの輝く姿を撮る前にも撮影は何度か成功されているのですね。
またそれまでの予想を覆すような生態についての発見をされているそうです。
で、本文中何度か出てくるのですが、そのような発表をした後の、メディアの関心は海外の方がずっと高いそうです。
海外の人は「伝説の海の魔物!」と思い、日本人は「刺身何人分」と思いそうなところから、その差が表れるのでは?と推察されていましたが。
うん、確かに私も大きな魚を見ると「刺身にしたら、大味で今ひとつだろうな」と思ってしまうわ。
あと、資金難になった話が数行だけ語られていました。
国営放送さんの撮影取材に行く船に同乗させてもらって、乗り切ったそうですが。
なんか切なくなりますよね。
何にでもお金を出していたらキリがないし、お金を出したからといって成功するとは限らないけれど。
きっとどこかの基礎研究の方も、苦労しているのでしょうね。
だから、某細胞のような事件も起きるんだろうねえ。

ちなみにこの本の巻頭にカラー写真が掲載されていますが、テレビやネットで見たほど美しくなかったよ。
なんで?






コメント
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