##朝日新聞より####
一方的な雇用契約打ち切りは不当 性同一性障害の男性提訴
2006年10月11日
勤め先が雇用契約を一方的に打ち切ったのは不当だとして、約3年前に「性同一性障害」と診断された大阪府内の元契約職員男性(50)が雇用先の社会福祉法人(大阪市西成区)を相手取り、雇用継続の確認と慰謝料など計約320万円の支払いを求める訴訟を11日、大阪地裁に起こした。男性は「障害を理由に職場で排除されたと感じた。同じ障害を持つ人のためにも泣き寝入りはよくないと思った」と話している。
訴状によると、元契約社員は03年末、専門の医療機関で性同一性障害と診断され、治療を受けながら女性として生活している。04年9月、大阪市から「野宿生活者巡回相談事業」を委託されていた団体に採用され、05年4月以降は事業を引き継いだ社会福祉法人と半年更新のアルバイト雇用契約を結んだが、今年3月に更新を拒否されたとしている。
元契約社員側は、職場の上司から化粧や女子トイレの使用を禁止されたと指摘。同法人は契約打ち切りの際に障害について触れなかったが、元契約社員側は「同僚からは『男か女かはっきりしない人とは一緒に仕事をしたくない』と言われた」とし、同法人が障害を理由に雇用契約を不当に打ち切ったとしている。
###########
このニュースを読んでいろいろ思いました。
人権問題にかかわるような理由をまともにつけて解雇するところなんてありません。
うまーく違う言い方をしますね。よくやるのが能力の問題でしょう。
半年更新とのことですから解雇しやすい職場なようですが。
でも、女性トイレを使うな、化粧をするな、このような人権無視な行動は
無知だだからと言う理由で許されるわけがありません。
無知は罪です。
「男か女の立場をはっきりさせてほしい!」
そんな厳しいことが本人を前にしてよく言えたものだと思う。
本当にこのとおりの出来事であるならば、明確な差別行動ですから
社会に対し良い問題提起になると思います。
今週火曜日にあった同一性障害のドラマといい、GIDは分かりやすく
世の中に訴えていますよね。
しかし、ここまでの状況が実際に起きなければ社会に訴えられないと
いうのも厳しい話です。
それに引き換え俺たちゲイやレズビアンはどうか?
日本でのゲイリベレーションの実情をこのように言う人がいます。
####
なんだかんだと日本の同性愛者はそこそこ幸せにやっている、
日常的に殺されることも無い。
学校や社会でいじめがあったり居心地の悪い思いはするだろうが、
それで自殺した話は聞かないし、解雇されたと言うのも聞かない。
実際にこのような話があり困っているのなら公に訴えるべきだろう。
今回の同一性障害の訴えにしても、こういった行動を起こして初めて
世間に訴える手がかりとなっていくだろう。
観念的なスローガンを掲げているだけでは何も始まらない。
#######
そう、日本の同性愛者の現状は切羽詰ったものではない。
そもそも権利主張をする舞台にすら多くの人が上がってないと思う。
同性愛者であることを告白するくらいなら、悲しい思いをしても仕方が無い
我慢する、そんな人が多いでしょう。
社会ではヘテロに扮して生きているのだから、同性愛者ではないことになっている。
重大な問題があっても、事を大きくするくらいなら自分を殺していた方がいい。
そうすると、我慢できるくらいなら大人しくしてなさい、などと
厳しいことを社会は言いだします。
告白できない!と思える社会の抑圧は
自分自身にまで嘘をついていくことになるのですが・・。
自殺者の約3割はLGBTに関係しているという話を俺も聞いたことがある。
そのデータ元をぜひ見つけたいのですが、ご存知の方いませんか?
ゲイの皆さんもそれを聞いて、そうだろうなあと思うでしょう?
その自殺者も、カミングアウトしていない(出来ない)から同性愛者の
自殺者ではないことになっている。
オカマっぽいからと解雇されても、ゲイとカミングアウトしていない
なら主張しにくい。
日本ではまだ、こんな状況なのです。
俺などが地道にやっていることも、少しでも多くの人が自信をもって
同性愛者として、またカミングアウトして生きてみようか?と
思える社会にならないものか?と手探りで探っているようなものです。
爆発的な権利追及が仲間から吹き上がればいいのだけれど、なかなか難しい。
じゃあ、分かりやすい現象を望むなら
普通に歩くゲイの若者が殺されてみたりしないといけないのかな?
それは言い過ぎとしても、今回の同一性障害の男性にしても、
最近あったドラマに見られるように社会認知も少しはされ始めたと思えるから
訴訟をするという勇気も持ったのだろうと思う。
どうしても権利となると自己主張していかねば求められない。
でも人権は自己主張しなくても守られるべきであって、
本人の主張不足であったり、人間関係の不得手があるから仕方が無い、なんて
ことはあってはならないと思う。
社会や企業にはその責任がある。
生きていくには様々な人生の難所がある
自分自身が強く生き抜く為にはどうすれば良いかということは
考えておかねばならないでしょうね。
俺がカミングアウトをしていこうと思ったのも
ゲイとして力強く生きていく為、攻めの発想でもありました。
自分の人生の責任は自分自身が負うもの。
切り開いていかねば!ね!
しかし、先頭になって問題提起したこのニュースの性同一障害の方はすごい。
一方的な雇用契約打ち切りは不当 性同一性障害の男性提訴
2006年10月11日
勤め先が雇用契約を一方的に打ち切ったのは不当だとして、約3年前に「性同一性障害」と診断された大阪府内の元契約職員男性(50)が雇用先の社会福祉法人(大阪市西成区)を相手取り、雇用継続の確認と慰謝料など計約320万円の支払いを求める訴訟を11日、大阪地裁に起こした。男性は「障害を理由に職場で排除されたと感じた。同じ障害を持つ人のためにも泣き寝入りはよくないと思った」と話している。
訴状によると、元契約社員は03年末、専門の医療機関で性同一性障害と診断され、治療を受けながら女性として生活している。04年9月、大阪市から「野宿生活者巡回相談事業」を委託されていた団体に採用され、05年4月以降は事業を引き継いだ社会福祉法人と半年更新のアルバイト雇用契約を結んだが、今年3月に更新を拒否されたとしている。
元契約社員側は、職場の上司から化粧や女子トイレの使用を禁止されたと指摘。同法人は契約打ち切りの際に障害について触れなかったが、元契約社員側は「同僚からは『男か女かはっきりしない人とは一緒に仕事をしたくない』と言われた」とし、同法人が障害を理由に雇用契約を不当に打ち切ったとしている。
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このニュースを読んでいろいろ思いました。
人権問題にかかわるような理由をまともにつけて解雇するところなんてありません。
うまーく違う言い方をしますね。よくやるのが能力の問題でしょう。
半年更新とのことですから解雇しやすい職場なようですが。
でも、女性トイレを使うな、化粧をするな、このような人権無視な行動は
無知だだからと言う理由で許されるわけがありません。
無知は罪です。
「男か女の立場をはっきりさせてほしい!」
そんな厳しいことが本人を前にしてよく言えたものだと思う。
本当にこのとおりの出来事であるならば、明確な差別行動ですから
社会に対し良い問題提起になると思います。
今週火曜日にあった同一性障害のドラマといい、GIDは分かりやすく
世の中に訴えていますよね。
しかし、ここまでの状況が実際に起きなければ社会に訴えられないと
いうのも厳しい話です。
それに引き換え俺たちゲイやレズビアンはどうか?
日本でのゲイリベレーションの実情をこのように言う人がいます。
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なんだかんだと日本の同性愛者はそこそこ幸せにやっている、
日常的に殺されることも無い。
学校や社会でいじめがあったり居心地の悪い思いはするだろうが、
それで自殺した話は聞かないし、解雇されたと言うのも聞かない。
実際にこのような話があり困っているのなら公に訴えるべきだろう。
今回の同一性障害の訴えにしても、こういった行動を起こして初めて
世間に訴える手がかりとなっていくだろう。
観念的なスローガンを掲げているだけでは何も始まらない。
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そう、日本の同性愛者の現状は切羽詰ったものではない。
そもそも権利主張をする舞台にすら多くの人が上がってないと思う。
同性愛者であることを告白するくらいなら、悲しい思いをしても仕方が無い
我慢する、そんな人が多いでしょう。
社会ではヘテロに扮して生きているのだから、同性愛者ではないことになっている。
重大な問題があっても、事を大きくするくらいなら自分を殺していた方がいい。
そうすると、我慢できるくらいなら大人しくしてなさい、などと
厳しいことを社会は言いだします。
告白できない!と思える社会の抑圧は
自分自身にまで嘘をついていくことになるのですが・・。
自殺者の約3割はLGBTに関係しているという話を俺も聞いたことがある。
そのデータ元をぜひ見つけたいのですが、ご存知の方いませんか?
ゲイの皆さんもそれを聞いて、そうだろうなあと思うでしょう?
その自殺者も、カミングアウトしていない(出来ない)から同性愛者の
自殺者ではないことになっている。
オカマっぽいからと解雇されても、ゲイとカミングアウトしていない
なら主張しにくい。
日本ではまだ、こんな状況なのです。
俺などが地道にやっていることも、少しでも多くの人が自信をもって
同性愛者として、またカミングアウトして生きてみようか?と
思える社会にならないものか?と手探りで探っているようなものです。
爆発的な権利追及が仲間から吹き上がればいいのだけれど、なかなか難しい。
じゃあ、分かりやすい現象を望むなら
普通に歩くゲイの若者が殺されてみたりしないといけないのかな?
それは言い過ぎとしても、今回の同一性障害の男性にしても、
最近あったドラマに見られるように社会認知も少しはされ始めたと思えるから
訴訟をするという勇気も持ったのだろうと思う。
どうしても権利となると自己主張していかねば求められない。
でも人権は自己主張しなくても守られるべきであって、
本人の主張不足であったり、人間関係の不得手があるから仕方が無い、なんて
ことはあってはならないと思う。
社会や企業にはその責任がある。
生きていくには様々な人生の難所がある
自分自身が強く生き抜く為にはどうすれば良いかということは
考えておかねばならないでしょうね。
俺がカミングアウトをしていこうと思ったのも
ゲイとして力強く生きていく為、攻めの発想でもありました。
自分の人生の責任は自分自身が負うもの。
切り開いていかねば!ね!
しかし、先頭になって問題提起したこのニュースの性同一障害の方はすごい。