ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性愛者の割合なんて知っても意味が無い

2007-06-12 01:34:13 | Weblog
先日の先生方との勉強会で「世界が100人の村だったら」を
取り上げてくれた先生がいました。この物語の最初にはこう書かれています。

52人が女性です 48人が男性です
70人が有色人種で30人が白人
70人がキリスト教以外の人で30人がキリスト教
89人が異性愛者で11人が同性愛者
6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍・・・・

「100人の村の11名が同性愛者である」
この100人の村の物語はいろいろな人が読んで書き足されて出来た
ものですから、どこかの誰かがこの1文も入れたのでしょうね。

自分たちの存在を可視化させる意味でとても素晴らしいことだと思います。
多くの人は万に一人くらいに思っているでしょうから。このように
真面目に語りかける物語で淡々と紹介されているのはとても効果的でしょう。

昔から同性愛者の割合という話は、調べられており
様々な調査でも6%から15%までいろいろ結果が出ていますね。

この%を適用すれば学校のクラスには4人くらいいるわけですが、
この数字だけが一人歩きすると、「この4人はクラスの中で誰だ!?」なんて
子供たちが騒ぐきっかけになりそうなことも想像できることですよね。

数字を先に教えたことで、興味津々の「誰だ誰だ」みたいなことになって終わり
ではいけません。そのことは注意したいですよねと先日も先生方と話しました。

性のグラデーションについての説明が先にいるでしょう。
100%異性愛者、100%同性愛者といった人間は実は一部であって、多くの
人たちはどちらの割合が多いなど様々のなかで点在するバイセクシャルである
と考えると分りやすいと思います。

性の指向なんて揺れているものなんだと思います。人それぞれに、女性性・
男性性もあるでしょう。しかし、多くの人が社会的な制約によって異性愛に
合わせよう(思い込もう)としているだけだろうと思います。

そのように理解すれば、この100人の村の11名は自覚している人の数って
ことだけになるでしょう。可能性を含めると相当な数になると思います。

生徒の皆さんも長い人生の上でどのような自分の変化があるか分かりません。
他人事ではなく、人間の性は割り切れるようなものでもないことを真面目に
知っておく必要があります。茶化す話じゃない。

この話題をまじめに授業で聞くことができれば、
もし自分に降りかかったときに自分を否定的に捕らえずに済むことでしょう。
降りかからなかった人も、無知による差別者になってしまわないために・・
これはとても重要なことだと思います。

先日お会いした先生方はもともと意識が高く、こういった自分の説明を聞いても
すんなりと得心されているようでした。

授業では同性愛者の割合など、数字だけが一人歩きしないようにする必要を
再確認すると共に、自分がやっている話でもそこは注意して使っていかなくちゃ
いけないなと改めて思いました。
コメント
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