ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

一期一会「化粧をしない女の子とは・・」

2008-04-17 02:09:15 | Weblog
先日紹介したNHK教育「一期一会 キミにききたい!」
12日(土)22:25~放送の回
「化粧をしない女の子の話@女子大生モデルの生き方」を見ました。

化粧をしない子は、化粧をしたくないという意思を持ってやってるのかと
思ってたら、そうではなく自分自身に自信がないことで女の子らしい?こと
から距離を置いてしまい、化粧をしたくても化粧をする方法が分からないのでした。

そんな彼女に一期一会するのは、性同一性障がいに生まれ
人一倍女の子らしくありたい!!と思ってきた元戸籍上男性の女子大生。

家族の応援もなく、学校生活でも男か?女か?と大変な思いをしてきた。

今では性別適合手術を受け、性別も変更し女性となった。
美容に大変な関心があった彼女は、性同一性障がいの女子大生モデルとして活躍中。

前向きに生きて輝いている彼女が、自分に自信が無く「化粧の出来ない」彼女を
応援し後押ししていく、といった内容でありました。

「化粧をしない子×女子大生モデル」という
価値観の違う二人のぶつかり合い番組かなと思ってたら随分違ってました。

化粧の出来ない彼女は、しなくても(しない方が?)可愛いと思ったのですが、
彼女にとっては化粧をすることによって自信をつけることになったようです。

女子大生モデルやその生き方にエネルギーをもらったみたいで
それはそれで良かったな~と思ったのですけれど・・

「化粧は女の特権」
「せっかく女の子に生まれたのだから、化粧を楽しまなければもったいない」
「爪の手入れは女のたしなみ」

性同一性障がいの女子大生モデルの彼女からこのような「女の子らしさ」を
意識、強調する発言がビンビン登場するんですね。

まあ、自信の無い彼女を激励するためのことではあるのでしょうが、
少し違和感を感じながら見てました。

やりたくても出来なかったから、より「女らしさ」を求めてきたのでしょう。
性的少数者だといっても「女らしさ」を求めていきたいと強く望む人もいる。

でも、それが「男らしさ」や「女らしさ」な社会を、より後押ししていく
役割を担ってしまうことにもなってしまう。

女の子らしいことを「しないでいる」ことは”もったいない”ことなのかな~?

複雑な気分で見てしまいました。
皆さんはどうご覧になったでしょうか?

今回の放送、大変な高視聴率(番組内歴代1位)だったらしく
4月19日土曜16:00~もう一度特別に再放送があるみたいですよ!!


NHK教育「一期一会 キミにききたい!」
放送(土)22:25~  再放送(火)24:45~
http://www.nhk.or.jp/151a/list/list.html

関連ゲイリーマン過去記事
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/54373497.html

椿姫彩菜オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/tsubaki-ayana/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする