ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

アカデミー賞脚本賞「MILK」で世界のゲイに向けて

2009-02-25 01:32:11 | Weblog
今日はワイドショーも「おくりびと」の話題でもちきり
アカデミー賞の余韻に浸った一日でしたが、今日も「MILK」の話です。

ショーン・ぺンのアカデミー主演男優賞のこと
今日一日テレビでも何かと取り上げられていました。どういう役か説明されてたし
新聞でも少しだけですが、触れているところもありました。

テレビで昨日紹介したショーン・ぺンのメッセージを伝えないかな?と見てましたが
俺はみつけられなかったです。せっかくなのにね~
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/58574215.html

さて、
今日は「MILK」がもうひとつ受賞した、アカデミー脚本賞のこと

映画は脚本が命、脚本賞をとるものが作品もとる、と言われたりします。
アカデミー賞の番組ではちゃんと時間をとって主要各賞のひとつとして、演出つきで
発表されるのですが、その後のマスコミの取り上げ方は、あまり光が当てられない。

その脚本賞を受賞した脚本家のダスティン・ランス・ブラックは、
自身もゲイだそうです。

その彼が受賞時の壇上コメントで感動的なスピーチをしてくれています。
http://www.youtube.com/watch?v=aLLVisPC3IQ

「この映画を作るのは簡単ではなかった。皆さんに感謝します。
人の命を救う物語が作れたと思います。
男性同士が、いつか結婚できる日がくると信じることができました。
わたし自身をいつも認めてくれていた母に感謝します。
”たとえ偏見があったとしても、人は平等になることができるんだ!”」と
受賞の喜びを語り、客席から大きな拍手が贈られたそうです。

そして、授賞式を見ているゲイやレズビアンの若者たちに対し

「周りの人間が何と言おうと、神は君たちを愛している。私は君たちに誓おう。
近い将来、私たちのこの偉大な国の全土で、平等の権利が得られるようになる!」
と語りかけたんだそうです。

これまたなんと感動的なスピーチなのでしょう。(ため息)

若いゲイの脚本家が、あの世界中が注目するアカデミーの舞台に立ち
堂々と、自分たちに希望を伝えてくれてくれました。
本当に立派でカッコいいです。

英語の分からない自分でも、この翻訳されてないyoutubeを見ても
その素晴らしいスピーチは伝わってきます。胸いっぱいになりました。
ありがとう。

だれか、昨日のショーン・ペンのといい、今日のダスティン・ランス・ブラックといい
スピーチのすべてを、しっかりと訳して教えてくれないでしょうか?

アカデミー賞の再放送、WOWOW以外での放送は無いのかな?
昔はNHK-BSで1週間後とかでやってくれてたんだけど・・。
今年はどうなのかなあ?

日本の「おくりびと」受賞も感動的で、映画好きな俺としても心から喜んで涙していますが、
今年のアカデミー賞には、このような同性愛者たちの勇気に対し、大きな光があたっている
ことも、日本の皆さんに知っておいてもらいたいなって思うのです。


●同性愛テーマの作品、アカデミー賞オリジナル脚本賞を獲得
http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2574407/3844798
●S・ペン主演『ミルク』、同性愛テーマに重い扉を開くかアカデミー賞
http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2573278/3713841
●ショーン・ペンと脚本家のダスティン・ランス・ブラックの喜びの声 gay life japan
http://gaylife.co.jp/news/929.html
●『ミルク』オスカー獲得に歓喜するサンフランシスコの様子が詳しく!
http://gaylife.co.jp/news/934.html
コメント
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