今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭を少し振り返ります。
「ゲイ・レズビアンの当人と家族との関係」というのは、過去いくつもの作品で取り上げられて
来ていますが、今年に目に付いたのは「子供」のいる家庭
ゲイカップルが養子をとり育てる、いや協力者を巻き込んで自分の子を生むという
子供のいる新たな家族像が描かれています。
ゲイカップルが落ち着いて同棲している生活は当たり前で、互いの両親、兄弟など
ともカップルともども承知の上で交流しています。
そして、カップルのどちらかが自分たちに子供が欲しいと強く望み始め
養子を受け入れる、場合によっては自分たち自身の子供を誰かの協力の元でつくる
というのです。
そういった作品が何本もありました。
どんどん進んでいるヨーロッパ系のゲイ映画で描かれるゲイライフと日本での状況の違いに
びっくりし、付いていけないものも感じながらも、もしそうなったらという将来?を
見せてもらった感じでした。
子供を育てることの難しさ、子育てしながらカップルを維持することの大変さ
精子や代理母をお願いした場合の複雑な人間関係・・・
それは世間の異性愛者たちが同性愛カップルに子供は育てられない!と心配するような
事例も上げながら、とても考えさせられると共に、それを乗り越えて分かり合っていく
苦労は異性愛カップルの家族作りと何も代わりが無く、無理解者とも関わりあうことで
理解しあっていくという、それは前向きな描き方をしてて関心しきりでした。
そんなの中で心に残った3本は
・パトリックは1.5歳
・ニューワールド
・ベイビー・ラブ
●「パトリックは1.5歳」
http://tokyo-lgff.org/2009/program/pre/10_patrik.html
地方の診療所に来たゲイの先生。ゲイカップルで一軒家に同居する生活ですが、
まだまだ無理解な周辺の住民たち。
養子が欲しいと申請するが同性愛カップルにはなかなかまわってきません。
そんななか、念願の連絡
でも、赤ちゃんが来ると思ったら、15歳の少年がやってきた!
それもゲイ嫌いで手に負えない不良少年だったのです!
ゲイカップルの家庭は大混乱、そしてすれ違っていく二人
で~も~、
人というのは触れ合えば分かってくるもので、関係を続ければ変化をしていくもの、
そして偏見でさえ解けていく・・という、とってもハートフルで穏やかな、スウェーデンの秀作
●「ニューワールド」
http://tokyo-lgff.org/2009/program/pre/04_newworld.html
レズビアンカップルが自分たちで子供を生もう!と精子の提供者を探しまくる
ドラマLの世界のような出始め
なんとか協力してくれた男性のおかげで無事に出産するが、二人に関わらないはず
だった男性が、赤ちゃんを見てから踏み込んできちゃうもんだから、出産しなかった方の
女性はなんか蚊帳の外になってしまい・・
同性カップルの養子縁組や人工授精が認められてないフランスでの同性愛者カップルの
悩みが描かれていきますが、いずれ当事者の声によって制度は変わっていくだろう!と
強く思わせる作品。
●「ベイビー・ラブ」
http://tokyo-lgff.org/2009/program/pre/14_babylove.html
小児科医の彼は仕事で子供に触れ合うにつけ自分の子供が欲しいとの思いが募る
子供嫌いな彼氏(その彼も裁判官という、とんでもないゲイカップル)には内緒で
トンでもない計画を進行してしまう。
不法滞在の女性と偽装結婚して子供を作ってしまう!代理母契約・・
うーんこれはいかんやろ!めちゃくちゃやろ!という無理やりな子作り展開の暴走に
引き気味で見てしまいますが、こちらも人間関係の可能性をとても前向きに描くフランス映画
どの作品に出てくる当事者も、とてもしっかり自立した経済力のある人たち。
特にゲイなんて、医者とか裁判官とか・・
この経済力があるからこそ新しい家族を作り上げることも出来るのかもしれません?
なーんかイケ好かない感じもありましたけど(笑)
ちょっと自分には途方も無い話と思いつつも(いや多くの日本のゲイたちは思ったに違いない)
一度にこれだけの、子供のいる様子を見させてもらうと、自分ももしかして?と
考えてしまいます。
子供が出来ると、すべてを超越して喜ぶ両親たち、というのも描かれていました。
俺の親も絶対そうのような気がします。
両親へ孫を抱かしてあげられるし、カップルも未来を託す次世代との家族をつくれるし。
当人だけでなく、周辺への幸せ度はとっても高いかもしれません。
子供は余り好きでない俺ですが、かわいい赤ちゃん見たら意識変わりそうな気もするし。
でも簡単な事ではないな、といろいろ考えさせてもらえるいい機会になったのでした!!
「ゲイ・レズビアンの当人と家族との関係」というのは、過去いくつもの作品で取り上げられて
来ていますが、今年に目に付いたのは「子供」のいる家庭
ゲイカップルが養子をとり育てる、いや協力者を巻き込んで自分の子を生むという
子供のいる新たな家族像が描かれています。
ゲイカップルが落ち着いて同棲している生活は当たり前で、互いの両親、兄弟など
ともカップルともども承知の上で交流しています。
そして、カップルのどちらかが自分たちに子供が欲しいと強く望み始め
養子を受け入れる、場合によっては自分たち自身の子供を誰かの協力の元でつくる
というのです。
そういった作品が何本もありました。
どんどん進んでいるヨーロッパ系のゲイ映画で描かれるゲイライフと日本での状況の違いに
びっくりし、付いていけないものも感じながらも、もしそうなったらという将来?を
見せてもらった感じでした。
子供を育てることの難しさ、子育てしながらカップルを維持することの大変さ
精子や代理母をお願いした場合の複雑な人間関係・・・
それは世間の異性愛者たちが同性愛カップルに子供は育てられない!と心配するような
事例も上げながら、とても考えさせられると共に、それを乗り越えて分かり合っていく
苦労は異性愛カップルの家族作りと何も代わりが無く、無理解者とも関わりあうことで
理解しあっていくという、それは前向きな描き方をしてて関心しきりでした。
そんなの中で心に残った3本は
・パトリックは1.5歳
・ニューワールド
・ベイビー・ラブ
●「パトリックは1.5歳」
http://tokyo-lgff.org/2009/program/pre/10_patrik.html
地方の診療所に来たゲイの先生。ゲイカップルで一軒家に同居する生活ですが、
まだまだ無理解な周辺の住民たち。
養子が欲しいと申請するが同性愛カップルにはなかなかまわってきません。
そんななか、念願の連絡
でも、赤ちゃんが来ると思ったら、15歳の少年がやってきた!
それもゲイ嫌いで手に負えない不良少年だったのです!
ゲイカップルの家庭は大混乱、そしてすれ違っていく二人
で~も~、
人というのは触れ合えば分かってくるもので、関係を続ければ変化をしていくもの、
そして偏見でさえ解けていく・・という、とってもハートフルで穏やかな、スウェーデンの秀作
●「ニューワールド」
http://tokyo-lgff.org/2009/program/pre/04_newworld.html
レズビアンカップルが自分たちで子供を生もう!と精子の提供者を探しまくる
ドラマLの世界のような出始め
なんとか協力してくれた男性のおかげで無事に出産するが、二人に関わらないはず
だった男性が、赤ちゃんを見てから踏み込んできちゃうもんだから、出産しなかった方の
女性はなんか蚊帳の外になってしまい・・
同性カップルの養子縁組や人工授精が認められてないフランスでの同性愛者カップルの
悩みが描かれていきますが、いずれ当事者の声によって制度は変わっていくだろう!と
強く思わせる作品。
●「ベイビー・ラブ」
http://tokyo-lgff.org/2009/program/pre/14_babylove.html
小児科医の彼は仕事で子供に触れ合うにつけ自分の子供が欲しいとの思いが募る
子供嫌いな彼氏(その彼も裁判官という、とんでもないゲイカップル)には内緒で
トンでもない計画を進行してしまう。
不法滞在の女性と偽装結婚して子供を作ってしまう!代理母契約・・
うーんこれはいかんやろ!めちゃくちゃやろ!という無理やりな子作り展開の暴走に
引き気味で見てしまいますが、こちらも人間関係の可能性をとても前向きに描くフランス映画
どの作品に出てくる当事者も、とてもしっかり自立した経済力のある人たち。
特にゲイなんて、医者とか裁判官とか・・
この経済力があるからこそ新しい家族を作り上げることも出来るのかもしれません?
なーんかイケ好かない感じもありましたけど(笑)
ちょっと自分には途方も無い話と思いつつも(いや多くの日本のゲイたちは思ったに違いない)
一度にこれだけの、子供のいる様子を見させてもらうと、自分ももしかして?と
考えてしまいます。
子供が出来ると、すべてを超越して喜ぶ両親たち、というのも描かれていました。
俺の親も絶対そうのような気がします。
両親へ孫を抱かしてあげられるし、カップルも未来を託す次世代との家族をつくれるし。
当人だけでなく、周辺への幸せ度はとっても高いかもしれません。
子供は余り好きでない俺ですが、かわいい赤ちゃん見たら意識変わりそうな気もするし。
でも簡単な事ではないな、といろいろ考えさせてもらえるいい機会になったのでした!!