ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ドラマ「奥様は首相」に興奮!!

2009-08-21 02:20:46 | Weblog
今週毎晩NHKハイビジョンで放送中のイギリスドラマ
「奥様は首相 ミセス・プリチャードの挑戦」に興奮させられっぱなしなんです!
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/mrspritchard/
原題: The Amazing Mrs Pritchard (2006年 イギリス)
8月21日には最終回(6回放送)

~あらすじ~
ロズ・プリチャードはみんなから慕われるスーパーマーケットの店長。
総選挙が近づいたある日、店頭でくだらないケンカを始めた立候補者たちに腹を立て、
「私が議員になったほうがマシよ」と思わず立候補。
既存政党の国会議員たちにうんざりしてた国民は彼女にすっかり魅了され
あっという間に賛同者が集まり“パープル同盟党”が結成され、選挙で与党に。
ロズはいきなり英国首相になってしまうのです~!

原題: The Amazing Mrs Pritchard
制作: キュードス・フィルム・アンド・テレビジョン(2006年 イギリス)

このミセス・プリチャードがとても魅力あるお母さんで、出会う人をみんなとりこに
してしまう、すごい人なんです。あっという間の1話では、彼女の持ち合わせた資質を次々
見せてもらえるのですが、この人なら世の中を変えるかもしれない!出来るかもしれない!
と納得させられるものがあるんです。それがこのドラマを夢物語してしまわない説得力を持たせてます。

国民の手に政治を取り戻そう!みんなの声で本当に政治をしよう!
そんな問題提起をするだけのつもりだったはずが、あれよあれよと首相になり
混乱の中でも成長し、国民を巻き込んで変革していくのです。

衆議院選挙の真っ只中の日本の国民も、本当はこういうことを望んでいるでしょう。

国民が主役とは名ばかりで、選挙に選ばれた人が当選後は勝手に進めてしまう。
だからどうせ選挙したって何も変わる訳ない、どうせ自分には関係ない!

そんな国民に分かりにくく、関わり難くしている政治システムを、ド素人のプリチャード首相と、
今回当選したこれまた政治経験ほとんど無しのプリチャードチルドレン議員たち、
そして既存政党では冷や飯を食ってきた経験ある女性議員たちがひっくり返していくんです!

面白いドラマですよ~。
日本のドラマと違って一切目が離せられませんもん。

キムタクが首相になったドラマとは、脚本の設定レベルが全然違いますね。

そういえば彼は2世議員としての設定でした。
この日本で描くドラマでは2世議員とするのが精一杯というか、そんな思い付きしか
出てこないほど貧困な実態しかないということでしょうか。

国民に、政治参加の興奮を思い起こさせる
自分たちが社会を変える、自分たちが作れる!と思わせる、興奮させるドラマ。

夢や希望を提示し、見る人を揺さぶり、火をつけていく!
ドラマでそんなこともできないというなら、何のためのドラマか!?かもしれません。

テレビドラマから社会をよりよく変えてやろう!目覚めさせよう!
そんな気概を持った作品が、日本でも次々作られて欲しいもんだなと思います。

ドラマなどで日頃からそのような想像が出来ていないと、実際の社会参加としての
イメージも沸いてこない、想像できないかもしれませんよね。

あきらめ
めんどくさい
どうでもいい
流されておきたい

こういうのが蔓延しちゃわないように、ね!

影響を与えられる立場の人が、より意識して希望や光、勇気を発信することを心がける。
そういうことって、とっても大事で意義あることだろうと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする