投票日もいよいよ迫り、皆さんのご判断もまとまりつつあるでしょうか?
今日は、各党のマニフェストから同性愛や性同一性障がいなどの性的少数者への
人権施策など関連項目について、どのように書かれてあるのか注目してみます!
投票先を決定するには、性的少数者のことだけでなく、様々な政策課題について判断
した上で選択するのは当然です。
ここではあえて性的少数者のことのみ注目してみました。
【自民党】特に記述が見たりません。
・要約版(PDF:2.73MB)
http://www.jimin.jp/sen_syu45/seisaku/pdf/2009_yakusoku_a.html
・政策BANK(PDF:4.89MB)
http://www.jimin.jp/sen_syu45/seisaku/pdf/2009_bank_a.html
【民主党】性同一性障がい者の人権尊重の記述あり。同性愛については見当たらず。
(性同一性障がい者の人権を尊重)
性同一性障害者特例法をさらに見直し、未成年の子どもがいても性別の変更ができるようにします。
「心の性」と「体の性」の不一致に苦しむ性同一性障がい者について、一定の条件で戸籍法の「性別記載」の訂正を認める特例法が2003年に全会一致で成立し、2008年には子のいる者についても子が成年に達している場合には性別変更が認められるよう法改正されました。しかし当事者や有識者からは、未成年の子がいる場合でも性別変更を認めるべきとの声が根強く、改正附則の検討条項に従って一層の見直しを進めるべきであると考えます。
・民主党政策集INDEX2009
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/07.html#
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/index.html
【公明党】明記されています。
(性的マイノリティの人々の人権を擁護)
性的マイノリティの人々への偏見や差別をなくし、理解を深めるため、人権相談
体制の強化や多方面にわたる啓発等に努めます。性的マイノリティの人々が暮ら
しやすい社会を実現するために、必要な施策を検討し、環境整備を図ります。
公明党マニフェスト 14p
http://www.komei.or.jp/policy/policy/pdf/manifesto2009_forweb.pdf
【日本共産党】明記されています。
(性的人権を守ります)
一人ひとりの人間の性的指向や性自認(心の性)は、実に多種多様です。社会のなかには、「異性愛者」のほかにも、「同性愛者」や「両性愛者」もいれば、心と体の性が一致しない人(性同一性障害)、両性具有(インターセックス)の人もいます。これらの人びとは、「性的マイノリティ」と総称され、現在の日本では、約500万人にのぼると推定されています。日本共産党は、性的マイノリティの人権保障につとめます。
社会のなかには、いまだに性的マイノリティへの誤解や偏見が根強く存在します。そのもとで、自分の自然な性的指向や性自認を否定的にとらえ、強い疎外感や社会不信、自己否定の気持ちにかられる人もいます。こうした人たちも、同じ一人の人間として、自分らしく豊かに暮らせる社会をつくることが求められています。
性別や性自認、性的指向を理由とした、就労や住宅入居などのあらゆる差別をなくし、生き方の多様性を認め合える社会をつくります。公的書類における不必要な性別欄を撤廃するよう求めます。未成年の子どもがいても性別の変更が可能となるよう、「性同一性障害特例法」を見直します。保険適用に性同一性障害をくわえ、治療のできるクリニックの拡充を求めます。
公営住宅、民間賃貸住宅の入居や継続、看護・面接、医療決定の問題など、同性のカップルがいっしょに暮らすにあたっての不利益を解消するため力をつくします。
2009年 総選挙政策 《分野別政策》
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2009/syuuin/bunya/bunya_27.html
【社民党】明記されています。
○ゲイ・レズビアンなど、性的指向への偏見の解消に取り組みます。同性間のカップルに異性間のカップルに準じた民法上の権利を保障するため、仏PACS法(連帯の市民協約)にならった新しい制度の創設をめざします。
○「性同一性障害者特例法」(04年施行、08年改正)をさらに改正して適用の範囲を広げると同時に、性別適合手術への保険適用を行います。
社民党マニフェスト
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/manifesto03_10.htm
【国民新党】特に見当たりません。
http://www.kokumin.or.jp/kouyaku/
【新党日本】特に見当たりません。
http://www.love-nippon.com/PDF/mani3.pdf
【改革クラブ】得に見当たりません。
【みんなの党】得に見当たりません。
http://www.your-party.jp/
【幸福実現党】得に見当たりません。
http://www.hr-party.jp/index.html
公明党、共産党、社民党のマニフェストには明確に性的少数者のことが書かれてて
自分たちのことを社会の一員としてちゃんと考えてくれているな、と心強くなります。
4年前を振り返えると、ここまで明確に書かれるようになったということは、大きな社会の
変化、流れを感じざるを得ません。
堂々と書かれている党と、書かれて無い党では大きな違いですね。
長く向き合って検討されてきたことがうかがえるものです。
自民や民主の2大政党には、政権を担う立場であるからこそ、少数者のことには日頃から
積極的に向き合って、救い上げていこうという度量を見せてもらわねばなりません。
それがあてにならないのなら、2大政党制や小選挙区制は、少数者の意見が反映されない
欠陥的な社会システムということになってしまいます。
社会の指導的な立場となる方々には、そのことを肝に銘じて
積極的に少数者の意見を汲み取る体制、意識を持ってもらわなえればなりません。
そうでないと、国民一人一人が救われない社会になってしまいます。
■総選挙の参考にこんな調査もありますよ!
愛媛の立候補者へ性的マイノリティに関するアンケートをしています。
回答公開中(レインボープライド愛媛)
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05
今日は、各党のマニフェストから同性愛や性同一性障がいなどの性的少数者への
人権施策など関連項目について、どのように書かれてあるのか注目してみます!
投票先を決定するには、性的少数者のことだけでなく、様々な政策課題について判断
した上で選択するのは当然です。
ここではあえて性的少数者のことのみ注目してみました。
【自民党】特に記述が見たりません。
・要約版(PDF:2.73MB)
http://www.jimin.jp/sen_syu45/seisaku/pdf/2009_yakusoku_a.html
・政策BANK(PDF:4.89MB)
http://www.jimin.jp/sen_syu45/seisaku/pdf/2009_bank_a.html
【民主党】性同一性障がい者の人権尊重の記述あり。同性愛については見当たらず。
(性同一性障がい者の人権を尊重)
性同一性障害者特例法をさらに見直し、未成年の子どもがいても性別の変更ができるようにします。
「心の性」と「体の性」の不一致に苦しむ性同一性障がい者について、一定の条件で戸籍法の「性別記載」の訂正を認める特例法が2003年に全会一致で成立し、2008年には子のいる者についても子が成年に達している場合には性別変更が認められるよう法改正されました。しかし当事者や有識者からは、未成年の子がいる場合でも性別変更を認めるべきとの声が根強く、改正附則の検討条項に従って一層の見直しを進めるべきであると考えます。
・民主党政策集INDEX2009
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/07.html#
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/index.html
【公明党】明記されています。
(性的マイノリティの人々の人権を擁護)
性的マイノリティの人々への偏見や差別をなくし、理解を深めるため、人権相談
体制の強化や多方面にわたる啓発等に努めます。性的マイノリティの人々が暮ら
しやすい社会を実現するために、必要な施策を検討し、環境整備を図ります。
公明党マニフェスト 14p
http://www.komei.or.jp/policy/policy/pdf/manifesto2009_forweb.pdf
【日本共産党】明記されています。
(性的人権を守ります)
一人ひとりの人間の性的指向や性自認(心の性)は、実に多種多様です。社会のなかには、「異性愛者」のほかにも、「同性愛者」や「両性愛者」もいれば、心と体の性が一致しない人(性同一性障害)、両性具有(インターセックス)の人もいます。これらの人びとは、「性的マイノリティ」と総称され、現在の日本では、約500万人にのぼると推定されています。日本共産党は、性的マイノリティの人権保障につとめます。
社会のなかには、いまだに性的マイノリティへの誤解や偏見が根強く存在します。そのもとで、自分の自然な性的指向や性自認を否定的にとらえ、強い疎外感や社会不信、自己否定の気持ちにかられる人もいます。こうした人たちも、同じ一人の人間として、自分らしく豊かに暮らせる社会をつくることが求められています。
性別や性自認、性的指向を理由とした、就労や住宅入居などのあらゆる差別をなくし、生き方の多様性を認め合える社会をつくります。公的書類における不必要な性別欄を撤廃するよう求めます。未成年の子どもがいても性別の変更が可能となるよう、「性同一性障害特例法」を見直します。保険適用に性同一性障害をくわえ、治療のできるクリニックの拡充を求めます。
公営住宅、民間賃貸住宅の入居や継続、看護・面接、医療決定の問題など、同性のカップルがいっしょに暮らすにあたっての不利益を解消するため力をつくします。
2009年 総選挙政策 《分野別政策》
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2009/syuuin/bunya/bunya_27.html
【社民党】明記されています。
○ゲイ・レズビアンなど、性的指向への偏見の解消に取り組みます。同性間のカップルに異性間のカップルに準じた民法上の権利を保障するため、仏PACS法(連帯の市民協約)にならった新しい制度の創設をめざします。
○「性同一性障害者特例法」(04年施行、08年改正)をさらに改正して適用の範囲を広げると同時に、性別適合手術への保険適用を行います。
社民党マニフェスト
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/manifesto03_10.htm
【国民新党】特に見当たりません。
http://www.kokumin.or.jp/kouyaku/
【新党日本】特に見当たりません。
http://www.love-nippon.com/PDF/mani3.pdf
【改革クラブ】得に見当たりません。
【みんなの党】得に見当たりません。
http://www.your-party.jp/
【幸福実現党】得に見当たりません。
http://www.hr-party.jp/index.html
公明党、共産党、社民党のマニフェストには明確に性的少数者のことが書かれてて
自分たちのことを社会の一員としてちゃんと考えてくれているな、と心強くなります。
4年前を振り返えると、ここまで明確に書かれるようになったということは、大きな社会の
変化、流れを感じざるを得ません。
堂々と書かれている党と、書かれて無い党では大きな違いですね。
長く向き合って検討されてきたことがうかがえるものです。
自民や民主の2大政党には、政権を担う立場であるからこそ、少数者のことには日頃から
積極的に向き合って、救い上げていこうという度量を見せてもらわねばなりません。
それがあてにならないのなら、2大政党制や小選挙区制は、少数者の意見が反映されない
欠陥的な社会システムということになってしまいます。
社会の指導的な立場となる方々には、そのことを肝に銘じて
積極的に少数者の意見を汲み取る体制、意識を持ってもらわなえればなりません。
そうでないと、国民一人一人が救われない社会になってしまいます。
■総選挙の参考にこんな調査もありますよ!
愛媛の立候補者へ性的マイノリティに関するアンケートをしています。
回答公開中(レインボープライド愛媛)
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05