ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

トウモロコシの山!山!

2009-09-27 21:34:24 | Weblog
松山・銀天街のシネマルナティックで開催中のドキュメンタリー祭11の視線がはじまりました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~maneki/
レインボープライド愛媛も後援してる映画祭ですが、興味深い映画が満載です。

その中で「キング・コーン ~世界を作る魔法の一粒~」を観てきました。
アメリカで大量生産されるトウモロコシの栽培とその行き先をたどるドキュメンタリー

トウモロコシ・・・世の中のほとんどの食材が、この一粒のコーンに繋がっていくのです。

日本では果糖と表現されているコーンシロップ、コーンスターチ、コーンオイル・・・
スーパーの食品を裏返せば、もうほとんどのものに入ってる。
牛や豚の飼料のほとんどがトウモロコシ。

その作り方は、地平線までトウモロコシ畑という広大な土地で、巨大なトラクター
を使い、大量の農薬を撒いても打ち勝てる遺伝子組み換えトウモロコシによって、
手間隙な農作業というよりは重機作業といったことで大量に作られる。

つくったトウモロコシはそのままでは食べられない不味いものなんだそうです。
すべて加工用だそうで、そのままでは食べないのだそう。

野ざらしにされているトウモロコシの山、山、それがどのような加工工程を経て
私たちの口に入るのか?、その工場の中を見てみたかったけれど、それはこの映画では
追求できなかったようです。

なんともやっつけな作り方にしか思えないその大量のトウモロコシの生産風景。
そのトウモロコシを世界で一番輸入しているのが日本なのでした・・。

この映画を見てどうしようか?と言うものではありません。
製作者の若い二人も、今の安い食品事情の維持がこのコーンにかかっているのは
分ってるようです。もう、後戻りできそうに無い感じなのです。

農薬漬け、遺伝子組み換えのコーンの加工品がどのような影響を与えているのか・・
安い肉を食べ続けるには、このような生産体制が続かなければ仕方が無い。
肉どころか、すべての食料が!!

こんな映画見た後でどうかと思うけど、あえて帰りにマクドナルドに寄って
ハンバーガーやコーン油で揚げられたポテトをじっくり味わってみました。
何とも複雑な気持ちで、そしていつもの大量のごみを出して・・

食費のためだけに働かなくて済んでるのは、このコーンのおかげなのか。

松山のドキュメンタリー祭で上映中です。


■『キング・コーン』2007年 アメリカ映画
http://www.espace-sarou.co.jp/kingcorn/top.html

■ドキュメンタリー祭 11の視線
http://www5f.biglobe.ne.jp/~maneki/
1,000円の上映チケット扱ってますので自分まで!!

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