ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

性同一性障害が予算委員会で(松浦議員)

2013-02-19 01:21:54 | Weblog
補正予算を審議する参議院の委員会で松浦大悟参議院議員が
自殺対策や性同一性障害の嫡出子と戸籍記載の問題について質問し
谷垣法務大臣や安倍総理が答弁していた。(2013年2月18日)

家族とは何か?
松浦議員のうまい質問の流れあってのことでしょうね
とても興味深いやり取りと、たたみかける質問で迫力がありました。

昔はこのような質問をすると、委員会がざわめき、妙な発声音が聞こえてきそうですが
とても真面目な雰囲気で進み、答弁もいたって真摯であったのが不思議なくらいだった。
(一部、麻生副総理の怪訝そうな顔つきが気になるところでしたが)

どこにでもある家族の写真、お風呂に入る父と子を母がとった写真を見せながら
なぜこの家族は、親子関係を認められないのか?と問うていきます。

嫡出子とは何か、親子関係とは何か・・見解の対立があるままであるとのこと
先の摘出子と認められず最高裁で争うことになっている件も、最高裁の判断を興味持っみているとか
最高裁のいかんでは話が進むのか後退するのか・・・責任がまた問われるところです。

そもそも憲法違反ではないかと思いますが。

その程度の答弁で済まさせないのが議員のうまいところ
非配偶者間の人工授精を受け子どもを授かるカップルは1万組、そして毎年100人もの子が生まれ
この場合は戸籍的に問題ない男女だから、まさか第三者の提供で生まれたと推定されないので!?
遺伝的な嫡出子でなくても受け付けらている点を指摘

さらには、あの人は第三者の人工授精で生んだと分かるような有名人だったらどうするのか?と問います。

そして、あの稲田朋美大臣の家族関係は遺伝上のものだけではないと書いた論文を出してきて
(そんなことを書いていたのですね)
本人も答弁し再確認、そして安倍総理にも家族には遺伝が大事かと問います
そして、おおまか親子関係にDNAは関係ないとの答弁だと言える内容を引き出してた!

非配偶者間の人工授精にせよ、何のための法律か?ということですよ

そして、さらにすごかったのは谷垣法務大臣が、法務省の人権強調事項で
・性的指向による差別をなくそう(同性愛や両性愛などのこと)
・性同一性障害による差別をなくそう
として人権問題として取り組みがなされていることまでも大臣自ら付け加えていたのだ!!!

先の総選挙でレインボープライド愛媛が政党向けに調査したアンケートで
「同性愛者に人権はない」「性同一性障害に対する人権施策は必要だが同性愛には必要ない」
と、その自民党が回答してきたのだが政権をとり法務大臣としての答弁はこうなるのか??

でも、このタイミングでこの言葉を引き出せておけたことは意義深いだろうな


■参議院のHPで議会委員会の動画配信がされてます
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
2月18日予算委員会、松浦大悟委員 の検索条件で上記HP内にて今日書いた質疑を見ることができます。
ぜひ探してみてみてください!

■松浦大悟議員のサイト
http://www.dai5.jp/


参考)レインボープライド愛媛が政党向けに調査したアンケート
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05

レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
コメント
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