早起きは三文の徳

何気ない喜びや驚き、発見は日常の中にある

夫婦で頑張る都会の料理屋さん

2024-03-30 04:08:29 | 日記

 木曜の日テレ「ニュースエブリ」のグルメコーナー。タイトルは「人情家族の幸せ繁盛店 その30」だった。デカ盛り、隠れ家なんかとともによくあるネタってことだよね。食レポはなし。東京のお店だったので、付けてほしかったね。

 一軒目は大塚駅近くのこだわりそばを自負する「小倉庵」。創業67年で、安藤さんという一家の家族経営だ。店長の誠さん、妻の真沙美さんが切り盛りする。

 代表格メニューはこれ。

 変わりメニューにもこだわる。

 てんぷらを具にしたからと言っていた。ほかにも揚げ餅を入れた「よいしょそば」、からし大根おろしの「雪化粧」など、伝統に胡坐をかく気はない。ご主人は修行もしてない素人からのそば職人志望だったが、足でかせいで、先輩から教えを乞うて、店を引き継いだ。真沙美さんも、エビの揚げ方も分からなかったという。

 家族でこだわりのそば店を守っている。

 続いては、都心からは西部に位置する東小金井。こちらは洋食の「キッチンブラウン」だ。創業50年。高齢の石田さん夫婦が切り盛りしている。

 人気は、

 紀彦さんは18歳でビーフシチューに出会い、「これだ」と思った。しかし、当初の客足はさっぱり。そこで、ビーフシチューオムライスを投入。

 そのころは珍しいメニューだったという。紀彦さんは「当時は、よそから、これを目当てに来るお客さんもいた」と、大当たりメニューとなったことに満足そうだった。

 オレが若いころは、北関東の県を次々に転勤することが多かった。特にそういう地方都市には、チェーン店ではない家族経営的なほのぼの系な食堂が多く、しかもおいしい記憶が強く残っている。東京勤めが長くなってからも、あるところには、今回紹介されたようなお店はある。しかし、近年はラーメン屋でも和食店でも突然閉店してしまっていたり、すでに別の大手の店に変身している例も何度か経験してきた。しばらく行っていない、あそこは神田と言っていいのだろうか、よくわからんが、路地裏で頑張っているとんかつ屋さんの特盛カツ丼が食べたくなった。まだ、ありますように。