映画感傷

今年は映画を沢山観たい！と思っている私ですが、年末は「硫黄島からの手紙」で珍しくツライ体験をしてしまいました。
敗因は“一番人の多そうな街を選んでしまったこと”でせうか。。。

前売りを買ってくれた友人から、「一番前の席しか空いてなかった」と聞いて人気の凄さに驚きはしたものの、「でも端っこじゃなくて真ん中だし、イマドキの映画館だもの、そんなにヒドイ席じゃあないだろうから大丈夫よ～」なんて笑っていたのですが、いやあ～大変でした！

座席に着いた途端、“私は今、かなりの白目を剥いているに違いない”と思うほど、兎に角スクリーンが近すぎる！

経験上、それならばせめて……と、ずりずり座高を低くして浅く座ってみても、その辺はイマドキの映画館、背中のカーブに合わせた背もたれなので、余計に猫背＆白目になってしまってオーノー！結局は非常に礼儀正しい姿勢でいることが一番ラクという結論に達したのでした。

しかし、元々風邪気味だったところに、長い予告で何度も激しい画面切り替えを見せられたせいでダメージを受けたのでしょう、本編が始まる頃には私は既に弱っていました。

映画自体が、「ここで笑いを取ろう」とか「泣かせよう」といういやらしさのない淡々としたつくりだったので、最初のほうは白目に疲れるとしばらく目を閉じ、音声のみで何とかやり過す、ということをしていましたが、戦闘シーンが始まるとも～ダメ！大きな音が苦手な私は、炸裂する爆撃音に今度は耳をふさぎました。

“いっそのこと、だあ～っと一番後ろまで走っていって、立ち見したほうがいいんじゃなかろうか！？あ～でもそれじゃあチケットを取ってくれた友人に申し訳ない、でも映画を観にきただけなのにどうして私はこんなツライ思いをしているんだろう！？映画なのに見ざる言わざる聞かざるだし～ウキ～！”
と、あまりの辛さにぐるぐるしつつも、
“あ～でもでもこれくらいで負けてはいけないわ、へータイさん達の辛さはこんなもんじゃなかったはずよ～”
と、訳のわからん理由で自らを励まし続けた私。。。

途中からはストーリー展開とともに何とか持ち直し、ラストまで集中することができましたが、次の日は見事に朝からダウン！一日寝たきりになってしまったのでした。。。とほほ～

というわけで、今年は出来る限り場末の映画館狙いで行きます。(笑）

おじょ～でした　

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