ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

☆西の魔女が起きた☆

2008-06-13 19:22:47 | Weblog
先日、西の実家に暮らす祖母が祝☆米寿!ということで、
つかの間の帰省(また夜行バス)をしてきました。
景色のきれいな山荘で、親戚一同が集まりほっこりした
穏やかな時間を過ごしました。

さてこのこわっぱ、自他ともに認める超おばあちゃんっ子。
幼い頃はよく、ばあばのひっぱる買い物用のカート(今はお尻も入らないと思う)
に乗って農協まで買い物に行ったものでした。
ばあばの車いすを押して歩く日が来るなんて知らずに、
全身で甘えていた、あの頃。
すっかり耳も遠くなり、背も体重もミニチュア化していく
ばあばの姿に、久しぶりに会えた喜びに
1滴、黒いインクを落とされたような気分になるこの頃。

帰省2日目の夜、昼間に兄の部屋から持ち出した
怖い漫画をうっかり読んでしまったこわっぱは布団に入れど寝付けず、
しかも怖さ故に、閉め切った窓とすっぽり被った布団で寝汗(寝れてないけど)ダラダラ。
加えて実家の裏はお墓!という超スペクタクル立地。
2時間経ち、3時間経ち、世にいう丑三つ時になっても
眠気様降臨の気配無し!
隣の部屋の兄のであろう、物音ひとつにビックビク。
反対隣では両親が寝ているけど、“怖くて寝れません”なんて言ったら
「あんた幾つやねん!!」という母からの叱責、間違いなし。
仕方なく勇気を振り絞って、階下に降り
すやすや寝ているばあばの寝顔を観覧。そんな私がいちばん怖い。
その時です。
ばあばが突如目を覚まし、すっかり自分よりデカくなった孫が夜中に
自分を見下ろしていることについて驚きもせず、
「寝られへんのんか~?」といきなり確信コメント。
「う、うん。なんかお兄ちゃんの部屋暑くて寝苦しいねん」と、
見苦しい嘘をつく孫。
するとばあばはむっくり起き上がり、杖もつかずにリビングに直行し、
座布団とブランケットをかき集めて、ばあばベットの近くに寝床を作成。
汗だくのシャツを着替えよ、と命じさっさと自分のベットに戻っていきました。
す、すごいよ、ばあば。なんかわかった。
何がかわかんないけど、わかった。私がバカでした。

翌朝、座布団の上で小さくなって寝ている娘に
母が激昂したのは言うまでもありません・・。

ハナこわっぱでーした。

PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
ピンズ・ピンバッジ製作のプロフェッショナル集団です。
http://www.pins.co.jp

コメント
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