検索エンジンめ

ネット検索しているとき。
たまたま入力ミスや変換ミスしただけなのに、
「～ではありませんか？」
と瞬時に訂正を促す検索エンジンに辟易することがあります。

“ぼうず”と入力したつもりが、
間違って“ぼうじ”と検索すると、
「“防磁”ではありませんか？」
と、すかさず提案される。

なんでしょうね、あれ。
入力ミスを認めなさいということでしょうか。
明らかに違うことなんか提案しちゃって。
ちょっと嘲笑された気分にもなります。

そうして少しむきになって、
同じことを別の検索エンジンでも試したら、
「もしかして“防磁”？」だって。

ムキーッ！
なに、その言い方！
もう少し人間味あっても良いじゃん。

まあ、でも若者言葉で言われてもイヤですけどね。
「ぶっちゃけ“防磁”じゃね？」とか。
入力ミスする度に、
ぶっちゃけられてもこっちが疲れますからね。

あと議員風だと、こう。
「“防磁”じゃダメなんでしょうか。なぜ“ぼうず”なんでしょうか？」
こちらが検索したいワードまで仕分けようとするその厚かましさ。
“防磁”じゃダメに決まってるでしょ。

…やっぱり。
潔くミスを認めて、入力ミスしないように心掛けろということでしょうか
しかし。
無機質なコンピュータに反省まで促されるとは。
なんかむかついちゃう。



小林朋広

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