茫庵

万書きつらね

2013年03月30日 - 詩人との対話 11

2013年03月30日 22時07分50秒 | 名句、名言

世の人の 愚かぶり見て 呆れ果て 今更ながら
独り言 詮無き事と 知りつつも
繰れずにおれぬ 限りなき 憂い災い 渦巻く未来

「自分には出来る」
「自分なら大丈夫だ」

人はそう思い込んで余計な事をする
人はそう信じた気になって出来もしない事をする

そして後になって狼狽する
予想しない結果に直面して呆然とする

だが、傍から見ればそれは皆起こるべくして起こる
すべての事は成るべくして成るのだから

偶然や理不尽など存在しない
すべての事は必然としてやってくるのだから


 ところで最近の私のお気に入りはゲーテ「魔法使いの弟子」だった。

「何をたそがれているのかな?」
「あ、マイスター」
「それは私が若いころ書いた作かね?」
「はい」
「なんでまたそんなものを」
「現代ドイツではラップになってるんですよ、これ」
「ラップとは、アフリカのグリオのようなものかね」
「はい」
「ううむ。私がこれを書いた頃にはこんな朗誦は想定してなかったな」
「だと思いますが、これはこれでリズム感があって現代的な味わいがあります」
「若い人はそう思うか。確かにドイツ語ではあるな」
「JDDからリリースされてますよ」
「JDDというと?」
「私も最近知ったのですが、Junge Dichter und Denkerという詩と音楽のプロジェクトのことです」

http://jdd-musik.de/ueberuns

「なるほど」
「あなたの作品だけでなく、沢山の名詩やリート、バラッドなども現代風にアレンジして提供してます」
「時代によりスタイルは違っても、若い人が伝統的な詩に親しむのは良い事だ」
「現代日本語には詩が無いですから羨ましい限りです」
「そうかね。私は詩のない言語などあり得ないと思うのだが」
「数十年前、口語自由詩の主張者たちが詩というものを放棄してしまいました」
「日本語にも日本語の伝統や言語芸術があるだろう」
「伝統的な和歌や漢詩はともかく、現代詩はそれとは無縁のものです。そもそも詩でもないのですから芸術でもあり得ません」
「君が私の詩を愛誦するのは口語で書かれた日本語詩へのあてつけかね?」
「それもありますが、単に好きだからですよ」
「どこがそんなに好きかね?」
「韻律、ストーリー、登場人物、どれをとっても」
「そういえば、君もまたZauberlehrlingのひとりだったね」
「はい、種類は多少違いますが」
「では身近に感じられるわけだ」
「それもあります」
「君は教訓、とは言わないのだね」
「はい、教訓が入ってるからその詩が好き、という事にはつながりません。
 教訓は、入っていても入ってなくても詩は詩です」
「なるほど。君にも君なりの一貫した思想があるということか」
「はい」

 



Johann Wolfgang von Goethe

Der Zauberlehrling

Hat der alte Hexenmeister
Sich doch einmal wegbegeben!
Und nun sollen seine Geister
Auch nach meinem Willen leben.
Seine Wort´ und Werke
Merkt ich und den Brauch,
Und mit Geistesstärke
Tu ich Wunder auch.

Walle! walle
Manche Strecke,
Daß, zum Zwecke,
Wasser fließe
Und mit reichem, vollem Schwalle
Zu dem Bade sich ergieße.

Und nun komm, du alter Besen!
Nimm die schlechten Lumpenhüllen;
Bist schon lange Knecht gewesen:
Nun erfülle meinen Willen!
Auf zwei Beinen stehe,
Oben sei ein Kopf,
Eile nun und gehe
Mit dem Wassertopf!

Walle! walle
Manche Strecke,
Daß, zum Zwecke,
Wasser fließe
Und mit reichem, vollem Schwalle
Zu dem Bade sich ergieße.

Seht, er läuft zum Ufer nieder,
Wahrlich! ist schon an dem Flusse,
Und mit Blitzesschnelle wieder
Ist er hier mit raschem Gusse.
Schon zum zweiten Male!
Wie das Becken schwillt!
Wie sich jede Schale
Voll mit Wasser füllt!

Stehe! stehe!
Denn wir haben
Deiner Gaben
Vollgemessen! -
Ach, ich merk es! Wehe! wehe!
Hab ich doch das Wort vergessen!

Ach, das Wort, worauf am Ende
Er das wird, was er gewesen.
Ach, er läuft und bringt behende!
Wärst du doch der alte Besen!
Immer neue Güsse
Bringt er schnell herein,
Ach! und hundert Flüsse
Stürzen auf mich ein.

Nein, nicht länger
Kann ichs lassen;
Will ihn fassen.
Das ist Tücke!
Ach! nun wird mir immer bänger!
Welche Miene! welche Blicke!

O, du Ausgeburt der Hölle!
Soll das ganze Haus ersaufen?
Seh ich über jede Schwelle
Doch schon Wasserströme laufen.
Ein verruchter Besen,
Der nicht hören will!
Stock, der du gewesen,
Steh doch wieder still!

Willsts am Ende
Gar nicht lassen?
Will dich fassen,
Will dich halten
Und das alte Holz behende
Mit dem scharfen Beile spalten.

Seht, da kommt er schleppend wieder!
Wie ich mich nur auf dich werfe,
Gleich, o Kobold, liegst du nieder;
Krachend trifft die glatte Schärfe.
Wahrlich! brav getroffen!
Seht, er ist entzwei!
Und nun kann ich hoffen,
Und ich atme frei!

Wehe! wehe!
Beide Teile
Stehn in Eile
Schon als Knechte
Völlig fertig in die Höhe!
Helft mir, ach! ihr hohen Mächte!

Und sie laufen! Naß und nässer.
Wirds im Saal und auf den Stufen.
Welch entsetzliches Gewässer!
Herr und Meister! hör mich rufen! -
Ach, da kommt der Meister!
Herr, die Not ist groß!
Die ich rief, die Geister
Werd ich nun nicht los.

"In die Ecke,
Besen! Besen!
Seids gewesen.
Denn als Geister
Ruft euch nur, zu seinem Zwecke,
Erst hervor der alte Meister."

(eingesandt von Hans-Hermann Bartz: Kranz-Bartz@t-online.de )


人は時として自分の力量では手に負えない物を、
そうとは知らずに弄ぶ。

呪文とも駄文ともつかないコトバを並べて
「詩」を書いたと錯覚しているすべての「詩人」たちも、
無恥と怠惰を自ら証明しているだけだという事に
少しも気付く様子はない。

真の日本語の詩は外からやってくるに違いない。
その担い手は伝統的な日本語の美しさを愛する外国人だ。





 


2013年03月30日 - 北方領土妥協になびく馬鹿国民

2013年03月30日 17時54分18秒 | 雑記、雑感

最近馬鹿国民が増えているという
北方領土を全部取り戻さなくてもよいそうだ

それを真に受けて2島、3島の返還でいいと言う
無知で無恥な政治屋もいるそうだ

露助にしてみれば、それを日本が言い出したら
それを受けてこの問題は打ち止めに出来る

もともとゼロだったのが
1つでも2つでも手に入れば儲け物だ

日本にとっては元々4つあったものが
ひとつでも失われれば大損害だ

愚かな政治屋も国民も知るべきだ
国と国が尊厳を賭けて戦っているという事実を



2013年03月17日 - 名詩名曲お似合いの歌

2013年03月17日 17時07分42秒 | 詩学、詩論

名詩には名曲がつきもの
名曲がつかない名詩はない

名詩はそれ自体が調べを放ち
名曲はメッセージを唱和する

旋律は描く 象徴の輝き
詩文は醸す 知的情感

天上の旋律を紡ぐ音韻と律動
それは珠玉の芸術になる

音楽をまとわない詩はただの雑言にすぎず
詩と調和しない音楽はただの雑音でしかない

詩は音楽を害さず
音楽は詩を損わず

いずれが主でも従でもなく
一体となって遥かなる次元の彼方へと人を誘う



2013年03月17日 - 歴史捏造の中韓朝、歴史無知の日本

2013年03月17日 12時19分34秒 | 雑記、雑感


隣国からは相変わらず何か事あるごとに切り出す
「日本は歴史認識しろ」

だが彼らこそその歴史をねじ曲げまくっている張本人だ
「中韓朝は正しい歴史を学べ」

とはいうものの日本人は歴史を知らないのは事実だ
だから捏造された嘘八百を歴史だと信じこまされる

馬鹿マスコミがまた連中の肩を持つ様な事を報道するから
自虐的価値観がますます日本の愚民の間に広まる

日本は正しい歴史を国民に広め、中韓朝と絶縁して
即刻在日という寄生蟲を全部排除しなければならない