茫庵

万書きつらね

2012年09月30日 - (自称含む)詩人たちへ。ラテン語勉強しましたか?

2012年09月30日 13時12分39秒 | 詩学、詩論

http://www.johnpiazza.net/latinversecompositおion

 英国ではほとんどの偉大な詩人たちは母国語で詩作を始める前に、ラテン語による作詩の勉強をしました。それは、多くの英語詩の作法はそれを古代ギリシャ・ラテン語詩から移入し、詩という芸術についての原理原則やノウハウを習得するには、源流たるラテン語の方が英語よりも原則に忠実に構成する事が出来るからです。

 詩とは高度に知性的な操作を伴う言語による表現芸術であるので、詩を書く為にはとにかく沢山詩を読み、勉強しなければならない事は自明の理です。

 現代の(自称も含む)詩人は勉強しているでしょうか?
 和漢の古典に精通し、西洋の古典、現代の詩作を読み、その上で自国語の詩を書いているでしょうか?
 自国の詩学を打ち立て、その将来を展望し、詩学に法った作詩を行なっているでしょうか?

 私は現代詩手帖や詩と思想に並ぶ作品群にも時々目を通しますが、いずれ劣らぬ駄作のオンパレードで、およそ詩に見える物などひとつもありません。

 当然です。日本語、それも現代口語には、詩作に耐えるだけの体力がなく、日本語には誰もが認めるだけの詩学も成立しておらず、わずかに一部の詩人個人が提唱するローカルな詩学が散見されるにすぎないからです。しかも、その数少ないローカル詩学は読み手まで普及していません。つまり、多くの読み手は理解出来ない詩を読まされる事になっています。

 この事を当の自称詩人にぶつけてみても無視されるか嘲笑されるか誤魔化しの言い訳を聞かされるかのどれかで、一人としてまともな答えを返してくれた人はいません。彼らは自分が普段やっている安直な言葉並べ以上の事に興味はなく、日本語がどうなろうと、日本語の詩文化がどうなろうと構わないのです。当然こんな人たちの作品や詩作に対する向き合い方、態度から得られるものもありません。

 かく云う私はというと、現代口語による詩作はとうに捨てていて、日本語では散文しか作らない事を決めました。なお、私にとっては散文は詩ではないので、散文詩という選択はあり得ません。つまり、散文しか書かない=詩は一切書かない、を意味します。詩を作るときは、漢詩か英語詩に専ら力を注いでいます。将来はラテン語とドイツ語の詩作も行なっていきます。

 日本語で本物の詩が作れる様になるまでには、あと数百年はかかるでしょう。


2012年09月29日 - 原発をやめない悪魔な人々

2012年09月29日 04時24分59秒 | 雑記、雑感


 理屈は色々あるかもしれないが、全て滅んでしまっては元も子もない。
 危険を根拠とする原発ゼロの主張に対してそれなら火だって使うなということになると言って反論する向きがあるが、原子力は火と違って全くコントロール出来ないしろものだ。彼らは目の前の利益にとりつかれてしまっていて危険の本質が違い過ぎる事を理解していない。いや、単に頭が悪いのか。火は消えてしまえば復旧が可能だが、放射能は消滅まで何万年もかかる。これを同一に論じるなど正気の沙汰ではない。利権もここまで人の頭を蝕むのか。

 国民の安全を犠牲に利益を貪る電力会社の非道をこれ以上放置しておいてはならない。なかなか腰を上げない政治屋もあてにはならない。ここでも大事なのはこれ以上の悪行は許さないぞという声を上げていくという地道な活動だ。

 原発全面廃止を実現するまで、まずはそこに向かう流れが生じるまで、声を上げ続ける事としよう。


2012年09月28日 - 脱中国。対話など幻想だ。

2012年09月28日 22時04分35秒 | 雑記、雑感


 日経企業の中国からの撤退がようやく進んでいるようだ。
 やっと中国リスクについての認識が拡がり始めたというところか。
 前から分かっている事なのに、この鈍さ。
 まったく、お目出度い民族だ。

 国連では日中の非難合戦の様相。
 今度ばかりは日本側も一歩も退かない構え。
 各国から見たら、隣国同士の領土問題など珍しくもないところだが、
 この期に及んでもまだ相互の経済発展やら対話やらとごたくを並べる馬鹿マスコミ。
 そんなに中国様が大好きなら企業まるごと大陸に渡ってよろしくやっていればいい。
 祖国が大事なのか軍事盗賊国家様にへつらうのが大事なのか。

 対話やら歩み寄りやらが通じるのは相手も普通の人が構成する普通の国の場合だけだ。
 共存共栄、有効、対話の精神など最初っから微塵もない蛮族の国相手に通用する話ではない。
 その前提が理解出来なければ現実的でまともな対処など望むべくもない。

 とにかく時が来るまでは断絶。無視。存在しないかのように振る舞うのみだ。
 相手には全くヤル気がないのだから、いくらひとり相撲をとっても仕方がない。
 この認識の上に立つべきだ。こういう時は待つしかない。何百年かかろうと。




2012年09月23日 - 無法を行う自転車乗りは人間ではない

2012年09月23日 12時32分30秒 | 雑記、雑感

 相変わらず自転車による無法行為が後を絶たない。
 所詮は馬鹿と野蛮人揃いの現代日本社会で起きている事なので、こんなものかとも思うが迷惑危険この上ない。

 自転車も免許制にして違反者は厳罰に処すべきだ。
 死亡事故さえ起きている現実を、行政はもっと真剣に改善しなければならない。
 どうせ愚かな一般国民の意識は低く、犯罪行為だという自覚もないのだから。

 それにしても馬鹿どもの狼藉には腹が立つ。
 そういう輩が増えたのも、親の躾が悪いからだ。
 こうして代々愚か者が増えていく。
 世も末と言われる所以である。

 すべての恥知らずな違法自転車乗りに明日の幸福は無い。


2012年09月22日 - よい躾 - 善の積み重ねは善を呼ぶ

2012年09月22日 13時26分26秒 | 教育、子ども

 積善之家必有餘慶。 積不善之家必有餘殃。
 せきぜんのいえにはかならずよけいあり。せきふぜんのいえにはかならずよおうあり。

 要は、善き心を持ち、行い善き人の家は栄える、という事である。逆に、善き心を持たず、今の小悪党揃いの日本国民のように、つまらない目先の利益ばかり追求して、行い善からざる人の家には災いが来る。行い善きとはどういう事か。それは、事に当たっての選択、意思表明、決定が常に適切で結果もまた妥当であり、人の謗りを受ける事がないこと、また、その結果が、自己だけでなくむしろ他者にも利益をもたらすことを言う。

 そういう振る舞いが出来る人は、当然「善き躾」をされて育った者である。つまり、人が幸せになれるかには躾の善し悪しが大きく左右する。今の日本の親は大部分が失格だ。恥知らずとしか言いようがない。子ども当人が不幸になるだけでなく、社会の多くの人々が迷惑するのだ。是非ともまず自らの性根を叩きな直し、その上で己らの子どもを教育し直して、社会に顔向けの出来る最低限の人間になってもらいたいものだ。

 大多数の日本の馬鹿親には望むべくもないのだが、それでもそこに期待するしか日本が生き残る道はない。そして、この社会に活きる以上は愚か者と心中する事になったとしても、それはそれで運命なのだから受け入れるしかない。


2012年09月22日 - 躾の悪い子ども

2012年09月22日 13時03分21秒 | 教育、子ども

 大半の日本人は個性とか自由とかいうものを理解していない。また、何でもかんでも戦前のものは悪で、日本人は罪深い種族であり、常に世界に、とりわけ中国と韓国に贖罪し続けていかなければならない、という自虐的な歴史観を植えつけられて育つので、まともな物の考え方が出来ない人が大半だ。

 中でも子どもの躾の悪さは目を覆いたくなるばかりだ。
 当然である。親がそもそも正常な社会人としての良識に欠けたまま歳だけ大人になったような人物ばかりなのだから、子どもだけまともに育つ訳がない。馬鹿親の元で育つ子どもも当然馬鹿なのだ。迷惑するのは社会全体である。だが、馬鹿同士、誰もその当たり前の事に気がつかない。

 人生で色々な苦難に直面した時、どう現実と向き合い、切り開いていくか。周囲の人に理解される人間になって、助けて貰える様になるのか、いつでもどんな場合でも陰口をたたかれ、軽蔑される様な人間になるのか、それは当人のごく幼いうちの親の躾如何で決まる。人間について、自己について、社会について、人生について、正しい向き合い方を教えられなかった、いわゆる「躾の悪い子ども」は見ていて非常にみじめであるし、そういう風にしか育てられなかった親の馬鹿さ加減もにじみ出てきて、実に見るに耐えない。

 世の中、愚か者ばかりになって久しいが、それを現実として生きて行かなければならないのも確かな事だ。彼らには一切の理屈も正義も通じないのだから厄介だが、そんな者たちをも含めて成り立たせていかなければならないのが社会というものでもある。以前は当たり前だった教育精神、「大学」「中庸」の教育精神を辛抱づよく普及させていくしか人間性復活の道はない。


2012年09月19日 - 詩人との対話 10

2012年09月19日 01時47分38秒 | 名句、名言


 残暑きびしく 寝つけも悪く
 時間は過ぎる 眼は冴える
 仕方がないので 本でも読んで
 眠気が来るのを 待つ夜


Einsamkeit

Die Einsamkeit ist wie ein Regen.
Sie steigt vom Meer den Abenden entgegen;
von Ebenen, die fern sind und entlegen,
geht sie zum Himmel, der sie immer hat.
Und erst vom Himmel fällt sie auf die Stadt.

Regnet hernieder in den Zwitterstunden,
wenn sich nach Morgen wenden alle Gassen
und wenn die Leiber, welche nichts gefunden,
enttäuscht und traurig von einander lassen;
und wenn die Menschen, die einander hassen,
in einem Bett zusammen schlafen müssen:

dann geht die Einsamkeit mit den Flüssen...
 (リルケ 「Einsamkeit」 形象詩集より)

 一人で起きている深夜、
 静寂の中で雨なんか降ってくるのを聞いていると、
 つい、自分の感覚が夜の世界に拡がって、
 雨のダイナミズムが自分を通りすぎてゆく寂寥感と重なる。

「どうだい、君にわかるか、このEinsamkeitが」 リルケの問いかけが聞こえた。
「だがね、Einsamkeitは自然界を循環するものではないと思うよ」 私は答える。
「ちっちっ。そうじゃないんだ。人間はすべて大宇宙に包まれて生きている。
その大宇宙にEinsamkeitは満ちていていて、時折人の世界に降り注ぎ、
静かに流れ去っていくのだよ」
「なんでそんな事が言えるんだい?」
「人は皆、たった一人で生まれてきて、たった一人で死んでゆくだろ」
「まあ、それはそうだ」
「それを宇宙の中でやっている光景を思い浮かべてみたまえ」
「宇宙ねぇ」
「この広大な宇宙空間にたった一人、浮かんでいる自分。この孤独、この静寂。
それは雨が振って外の世界を閉ざしてしまった時に似ているとは思わないか?」
「べつに」
「君には想像力というものが無いのか?」
「無いかも」
「病んでいる。病んでいるよ、君」
「まあまあ、世界にはいろんな奴がいるってことで、、」
「それは理屈だが。。。」

 とめどもなく話は続き、いつしか私は眠っていたらしい。
 気がつくと、あたりは明るくなっていた。



2012年09月19日 - 中国人に盗作された話

2012年09月19日 01時11分32秒 | 雑記、雑感

盗賊、盗賊、と書いていたら、本当に作品を盗まれた時の事を思い出した。

私は英語サイトで易学の論文を発表している。
時期が早かったのか、今では英語世界では老舗の部類に入っている。

数年前、そのサイトのコンテンツを一字一句丸写しした中国サイトを偶然見つけた事がある。
滑稽な事に、いつか直そうと思っていた、間違っている記述までそっくり同じで、
「少しは自分で考えろよ、お前は中国人だろうが」と思ったものだ。

中国人のパクり癖と片付けていいのかどうか、
文句を言う気にもならず、そのまま放ったらかしているが、
さすがに向こうから「著作権侵害だ」などとは言ってこない。
ともあれ、これが現実の中国人なのだ。
油断してはならない。


2012年09月15日 - The Mindtraveller 3

2012年09月15日 16時08分33秒 | poetry

The Mindtraveller 3
Fengleishanren


3 Episode-1 Maria 1

Takasugi Maria was a famous mindtraveller,
Lived in Neo Tokio, solved many incidents,
Never failed missions, no matter accidents,
She was called, the greatest mindtraveller.

One day, explosion occurred in the city,
Soon after it, she received an email,
Her client wants to meet to talk in detail,
At this time, she could not see nitty-gritty.

She took the sheet , and turned on the switch,
Of Medusa, psychic enhancement system,
To connect to deep unconscious stream.

Only mindtravellers were allowed to twitch
 A veil of unconscious aside. And system
Kept their safety while they were in the stream.


2012年09月13日 - 自動車も自転車も無法者だらけ

2012年09月13日 21時00分52秒 | 雑記、雑感

横断歩道を歩いていたら停止線も止まらず自動車が突っ込んできた。
れっきとした殺人未遂だ。

自転車だけでなく、自動車もこれか。
世の中いよいよ馬鹿と野蛮人だらけだ。
自動車の運転をする奴は皆愚か者だ。
自転車の運転をする奴も皆愚か者だ。
馬鹿も野蛮人もひとり残らず滅び去るべきだ。