GX750 スイングアーム換装計画(その3)

2012年07月14日 | GX750

いや~ 蒸し暑い1日でした。 

作業するにも、汗がダラダラ 

汗臭くなると、夕方は蚊に襲われるし、たまりませんね。 

ここまで、何となく順調にきているスイングアーム換装計画ですが 

問題あるだろうなあ~と睨んでいるユニバーサルジョイント部に着手しますか。 

という事で、まずはスイングアームを外します。 


ここまでは、最近何度も行っているので、ササッと出来るようになっちゃいました。 

奥に見える四角いのが、エンジン側の出力軸フランジです。 


こいつはがっちり締め付けられているので、インパクトでガツンと外しちゃいます。 

こんなやつです。 



こんな感じで、XJ750EⅡのユニバーサルジョイントと連結するのですが 


まずは、フランジのボルト穴間を対角線に測ってみます。 

車のホイールで言うところのPCDってやつですね。 


採寸結果は、78mmでした。 


じゃあ、ユニバーサルジョイントは?って言うと、74mmでした。(げっ! 

このままだと連結出来ないので、ネジの切っていないフランジ側のボルト穴を 

長穴加工する必要があります。 

これ、ものすごく硬いです。 

確かにパワーを伝える部品ですから、当たり前なのですが 

棒ヤスリで削りきれないので、フライスでガガっとやります。 



ちょっと歪ですが、長穴加工が出来ました。 



ボルトが締め付けられるか確認です。 


無理なく締め付けられるようになりました。 



お次はフランジとジョイントのセンター出しをする凹凸の計測なのですが 

ユニバーサルジョイントを比較すると 


左はXJ750EⅡで凸です。 

右がGX750で凹です。 

そもそもが逆なのですね・・・ 



フランジ側の凸を削り取ってしまいたいところですが 

一応ノーマルに戻せることを残すため、このままで行きます。 

おそらくなんですが、この仕様だと、車検で何か言われそうなんですね。 

何故なら、タイヤがフェンダーの端と面一だからです。 

フェンダーをずらしてしまえばOK! なんですが、とりあえずはこのままで。 



で、この凹凸なんですが、目視でも明らかに異径であることがわかります。 



測ってみると 



フランジ側の凹部内径が、47mmです。 




そしてユニバーサルジョイントの凸部外形が、39mmでした。 


ということで、ここはドーナツ状のカラーを製作して、嵌め合いを決める必要があります。 

これは後日作って嵌め込むことにします。 


もう一つ、フランジ側に3mmほど縁がついているために 

合わせると、こんな感じでボルトの締結部分が浮いていまいます。 


ここも、ドーナツ状のカラーを嵌めて、全体に力が掛かるようにしないとダメですね。 


とりあえず連結は出来るようになったので、装着してシャフトの長さを確認します。 



長さの問題はなく、無事に装着出来ました! 


ユニバーサル部も問題なさそうです。 



シャフトのスプラインもしっかりハマっているので、イケルじゃん!と思って 

回してみると・・・ 




なんとも嫌なゴリゴリ感が。 



ユニバーサルジョイントが回転する時に、スイングアームの内壁に当たってました。 



でも片側だけ当たるのもおかしいなあ~と思いつつ、あちこちの角度から見ると 

ここで大きな問題発生! 



そもそも、XJ750EⅡは4気筒で、コンパクトなエンジンではあるものの 

やはり4気筒 



しかも、GXの当時からすればパワーもだいぶ上がっているわけで 

そんなことからもスイングアーム自体、数ミリですが幅広になっていたと思われるのですが 

スイングアーム後方から覗いて見ると、出力軸がセンターにありません。(悲) 


どうやら、ベベルユニット自体がGXより外に来ているようで、シャフトがスイングアームの 

センターを通っていないのですね。 



というわけで、スイングアーム加工決定! 


となりました・・・・