私の記憶上、いつ頃からかは定かではないが
摩耶山のいたるところに下記の銘板が設置された。
先日掃除に行った折、この銘板を撮影した。
帰宅してよく見ると、右下に「♯摩耶遺跡」のロゴマーク。
気になりインターネットで検索してみると
♯神戸市観光局が仕掛けた特殊任務ようだ。
まめに点在する摩耶遺跡や、散策ツアーのイベントも行なわれており、
その様子はブログにしっかり更新されている。
その2013年12月21日のブログには
「摩耶山ふしぎ発見!」という見出しで
「高尾大明神」が取り上げられている。
高尾大明神は、現役なので「♯摩耶遺跡」の銘板は
取り付けられなかったようだが、コラム的?にブログにUPされたようだ。
その記事に下記の疑問符があったので御守役として僭越ながら回答する。
正解は「穴」となっていたが、この穴は何のためにあるかというと
土台を湿気から守る換気口と共に、
この穴に「三角の厚揚げ」をお供えするのだ。
お稲荷さんの眷属神(けんぞくしん:神様の使い)は霊狐となっているので
三角の厚揚げをお供えする。
▲高尾大明神のお社には稲荷神の眷属神「霊狐」が左右に計2体が鎮座する
日本では古来より農作物を荒らすネズミを食べる狐を崇めており
農業神を祭る稲荷神社は狐を神の使い(眷属神)としている。
その後、仏教伝来と共にネズミに見立てた「油揚げ」をお供えするようになり
以来、狐の好物は「油揚げ」。
油揚げで作った寿司を「稲荷寿司」と呼んだり
揚げの入ったうどんを「きつねうどん」というようになった。
なお私の父が行なった大改修で御払いをしてもらった時に
宮司から3つの助言を頂いた。
①高尾大明神の眷属神の霊狐は摩耶山を覆うほど巨大である
②この場所から移動してはならない
③万一、御守りができなくなったら自然に朽ちるままにする
ということで、まだ五代目は決まっていないが
四代目である私が摩耶山に登れなくなる日まで御守りすることになっている。
▲2019年の大改修では大鳥居と、お社の土台および小鳥井を新調した
▲2021年には、のぼりの竿が折れやすいので竹に変更した
以上、2話に渡り謎の♯高尾大明神のよもやま話を掲載させていただいた。
番外編はまた明日のココロなのだ~♪
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