今から10年ほど前から、私はその調整能力を買われ
展示会の運営責任者を任されている。
展示会では営業部や技術部が意見を出し合い
総務部が取りまとめを行なうが、
現場主義の営業部や技術部を、管理畑の総務部が
旗振りをして、各部署を納得させ、引っ張っていくのは力仕事である。
その少し前から、我が社はビデオだけでなく、
新商品が出ると社員教育用のテキストを作成している。
新商品のセールポイントを、図解 . . . 本文を読む
我が社の妹尾 孝樹は私以上の我流で、映像制作の世界で、
しかも弱小プロダクションを転々としながら
したたかに生き残ってきた猛者だ。
大学の同級生だが映像プロダクション淘汰の煽りを受け、
10年ほど前に所属プロダクションを離脱し、
懲りることなく弱小プロダクションである当社に転がり込んできた。
弱小プロダクション出身だけあって、様々な知識を幅広く持ち、
演出だけでなく、台本も書くし、絵コンテやイラス . . . 本文を読む
最近の若い人は、何でもかんでもメールで済ませてしまう。
我が社とお取引先の大企業では、隣の席の同僚や上司にさえ、
メールでやり取りする。「いいましたよ」という証になるらしい。
しかし、メールはコミュニケーションではない。
言いっぱなしで責任のなすり付け合い。究極の束縛だ。
送られてきても「あぁ、さよか」とはならない。
コミュニケーション とは
対々で目を見ながら会話することでしか生まれない。
後ろ . . . 本文を読む
私が農業機械メーカーの(株)クボタさんとお取引きをはじめたのは
1990年からだから今年で22年になる。
実はそれよりも3年ほど前、パブリック社という制作会社の依頼で、
新年にクボタグループ各社を集めて行なう「ディーラーミーティング」で
上映する技術部の活動映画の監督をしている。
カメラマンは、フリーランス集団「オフィス・キネティック」の同志
牧 逸郎氏で、実は牧さんが先にカメラマンとして決まって . . . 本文を読む
まずインタビューし、常日頃から意識されている部分を
観察者(監督)は確認する。ただしインタビューはカッコいい言葉を
引き出すだけにはとどまらず、同じ人に何度も繰り返し行ない、
矛盾点を発見する。
次にベッタリと被写体に張り付いて、言葉でいうエエカッコとは異なる、
被写体自身も気付いていない無意識の言動を見つけだしていく。
などと口でいうのはたやすいが、
当社に依頼がくる企業ドキュメントでは、
カメラを防犯カメラのように一定の場所にすえて定点観察はできない。
なぜなら被写体はセールスマンであったり、会社という組織であったりと、
やたらと動き回るので、
こちら側がついて回り撮っていかねばならないからだ。
しかもカメラマン以下スタッフがゾロゾロついてくるのだから、
どうしても被写体は意識した行動をとる。
大切なのは無意識の中に潜む言動なのだ。 . . . 本文を読む
2012年9月、私は2本のビデオ作品を掛け持ち監督することになった。
フリー時代は主にビデオ作品を作る監督だったので、
日々掛け持ちでスポンサーとも丁々発止していたが、
会社を立ち上げて様々なツールを扱うようになってからは、
イベントとビデオを並行して演出したり、
印刷物2本のコピーワークを同時に担当するなどは日常茶飯時だが、
監督として1週間でビデオを2本掛け持ちするのは少なくなった。
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ジャンボジェットは巨体ゆえに一旦失速するとその巨体を持て余してしまう。
どこかで必ず燃料補給をしなければ、ジャンボジェットといえども
飛び続けることはできない。
会社もまた、いつまでも右上がりの成長を続けられるわけではない。
むしろ失速を経験して、もう一度盛り返すようでなければ、
真の強い体質をつくることはできない。 . . . 本文を読む
私は高校3年の時、大学入試の選択科目は文系にも関わらず、
数学と物理を取っていた。
社会や国語を取らない私に、クラスメートは
「理系クラスにいけば」とつれなかった。
7クラスある文系クラスは、国公立大進学の1クラスと、
私立大進学の6クラスからなっていて、私は国公立クラスに在籍していた。
稀であったが「国公立・文系入試には数学の方が有利」と考えて
数学を選択した者もいたが、
私のように数学に加えて . . . 本文を読む