トウモロコシの思いで

今食べ終わった　一本のトウモロコシ
残った芯が綺麗で　トウモロコシの粒のかけらもない
見事な食べ方と我ながら　悦に入る

こんなきれいなトウモロコシの芯
一人で見ているのはもったいない

リビングで本を読んでいる主人のところに
「ねー　ねー　ねー　見て！」
ゆっくりと顔をこちらに向けて
目の前にある　トウモロコシの芯を見た
「おー綺麗だね」と目を細めて見入ってくれた

ウフフ♪　主人がトウモロコシを食べると　残っている粒のほうが多い
芯が汚くって　「なんで　こんな食べ方するの！」状態
それで　粒をとる器具を買った私
主人のトウモロコシは　これで粒をとって　お皿盛り
今日は　おやつは食べないんだって
だから　読書タイムにしたみたい

私は　自力で綺麗に食べれる・・・ちょっとした自慢

私が子供の頃　母は綺麗に指を使ってトウモロコシの粒をはずして食べていた
指を動かすたびに　何個かのトウモロコシが綺麗な列状になって　母の手のひらに
子供心に　（私も　こういう風に食べた～～い）
トウモロコシを食べるときに　何度も練習して　ある程度大きくなったら
母のように　綺麗にトウモロコシの粒をとることができるようになった

子供は　親のまねをして大人になれば綺麗に食べれるのかと疑いもしないで思っていたけれど
主人の食べ方を見て　「努力しないと　できないのだわ」と知った

トウモロコシを食べながら
綺麗に粒をとる方法を母に聞いていたあの場面を思い出す
母の器用な手の指を思い出す
編み物で　セーターも作ってくれたっけ
トウモロコシを食べる手と　編み棒を持つ母の手　なんか思い出す

今は　できるだけ手は使いたくないので　新技を会得した
下の歯で　粒をとっていくの
一列に　行儀よく下の歯だけを上手に使って
細かく下の歯を動かして　一列を完璧にとる！

はじめの一口めがちょっとつぶれるけれど
そこの部分何個かで　あとは　綺麗にとれる　見事な列が続く
この技を見ている子供がいないのが残念！
もしいたら　教えてあげられるのにね

トウモロコシ一本を食べて　お腹も満腹
もう少しゆっくりしてから　主婦に戻りまーす

蒸し暑い9月5日　土曜日です