昨年4月1日付で廃止となってしまいましたが、小坂銅山から銅の精錬時に出来る濃硫酸を運ぶ小坂鉄道(正確には「小坂精錬小坂線」)と言う路線がありました。
ここは、1994年から貨物専業と言うことがあり、保安システムが緩くてもOKだったので廃止まで腕木式信号機を使っていた路線で、尚かつ、下り小坂行きの空荷の貨物列車は茂内駅でタブレット通過授受を行う、非常に骨董品価値の高い路線でした。で、腕木式信号機を使う路線でタブレット通過授受が有ると言うことは、当然ながらこの信号機があると言うことで撮影したのが次の写真。
小坂鉄道茂内駅構内の腕木式信号機 posted by (C)ponchan1791
赤い腕木信号機は出発信号機なのですが、右下にある黄色い腕木信号機は、撮影時点(2005年)で既に日本でここにしかない通過信号機です。廃止になる前に撮ってて良かった。
でも本当は、この時、三沢基地航空祭の帰り道に寄り道して、デジタル一眼レフ(この頃は名機EOS 20D)でタブレット通過授受を撮影しようとしたら、何と工場の操業が止まっていて、鉄道も合わせて運休していたので、メインの被写体は撮るに撮れなかったと言うオチがあったりして。以前にEOS-3で撮った写真はあるんだけどブレていてねぇ・・・。orz…