日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

最悪なことを想定するクセ

2005-06-28 03:08:13 | 日常
TPOにもよるんだけど、
時々最悪な状況になり得るかもと想定するクセがある。
自分では悪いクセと思っている。
最悪なことが起こったとしても、予想していればまだ心の準備ができているから。
思っていたよりたいしたことじゃなければ、それはそれで安心する。

もし家族がいなくなって独りになってしまったら?
もし自分がガンになって余命がいくばくかという状況になったら?
もし自分が急死してしまった後の、友人らへの連絡方法は?伝言や渡す物はどうする?

この悪いクセは、ある程度役に立っている。
備えあればなんとやら。
でも中には答えなんて出せないものもある。
まぁそれはそれでしょうがない。
なるようにしかならない。

例えばふたつめのガンの想定。
経済的な負担を避けるために、ガン保険に入ってます。
自由診療(保険を使わない治療)のためでもあります。
ガンは日本において、まだ混同診療は認められていないからです。
(混同診療とは、保険の効く診療と保険の効かない診療を行うこと。日本では歯科しか認められていないようです。しかし、今年の4~5月ごろ、この混同診療を認めようという記事を新聞で見ました。早ければ年内にも国会に提出されるかもしれません。)

だからといって、ガンになったら大丈夫というわけじゃないです。
ガンになって、もし助からない、余命があと3ヶ月と診断された場合、
まともに身体を動かせるのは1~2ヶ月でしょう。
その間に何をするのか、真剣に考えたことがあります。
昔、私の親戚がガンになって余命3ヶ月と診断されたっていうのもあるからでしょう。

まず手紙を書きます。
どんな汚い字であっても、自分の字で手紙を書きます。
人数はおそらく5人。
内容は、
病状の論理的解釈。
伝えたい言葉。
写真。
この3つ。

あとは日記を書きます。闘病日記。
でもおそらく途中で書けなくなるでしょう。

そして、歩けるようであれば、逢いたい人に逢いにいきます。
逢って、直接「ありがとう。」と言葉を伝えるでしょう。

いろいろ考えてこのぐらい。
実際には、きっとうまくいかないと思う。
それでも、たまに考えている。
お坊さんの言葉を借りれば、
明日自分が生きている保障なんてものは、
一切ないんだから。
日々精一杯生きる。
だからここを作ったのかも。
ここには、楽しいことも悲しいことも、
今自分が思っていることも、書けるだけ書いている。
もし自分が明日いなくなっても、
ここに過ごした日々が記されているから、
ここ見て、「あ~そういやこんなこと言ってたね~」
って思い出してくれたら、幸いです。



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