10日ほど前、娘たちと孫二人と一緒にベルリンへ行き、ベルリンフィルのクリスマスコンサートに行ってきました。もう10年くらい前、ベルリンフィルの他のコンサートチケットを買った時に、ちょうどやっていた昼間のファミリークリスマスコンサートというのを見つけ、どんなものだろうとチケットを買ったことがありました。午前11時から始まったコンサートには、2歳前後の小さな子供から10代くらいの子供まで、たくさんの子どもたちが親と一緒にやってきていて、子供が舞台に上がったり、みんなで歌ったり踊ったり、それは楽しいコンサートでした。あの頃、まだ孫がいなかった私たちでしたが、「孫ができたらこんなコンサートに一緒にきてみたいわね」と夫と話していたものでした。それ以来、このコンサートは毎年録画されてベルリンフィルのウェブサイトで公開されていました。そして今、3人の孫ができ、それを実現すべく、またしても3ヶ月前の夜中に起きてチケットの予約をして、娘二人と8歳(ベルリンに到着した日が8歳の誕生日)のカイ、4歳のミナと一緒にベルリンへ向かいました。ユージーンに住む娘とカイはデンバー経由でニューアークへ。ボストンに住む娘とミナはニューアークまで行き、二人と合流してベルリンまでやってきました。私と夫はフランクフルト経由でベルリンへ行き、ホテルでみんなと合流。
ニューアークの空港でピアノを見つけて早速演奏するカイ。ホント、好きなのねぇ。
ミナはヒューストンにもよく来ているし、5月に日本にも一緒に行ったので、長いフライトにはちょっとは慣れていたようですが、カイにとってはほぼ24時間のフライトはかなり疲れたことと思います。
娘たちが先にベルリン・ブランデンブルグ新空港に到着。(3年前にオープンしたばかりで、私たちも初めてでした。)
ベルリンではよく利用するグランド・ハイアットホテル。クリスマス仕様で、ロビーはポインセチアがいっぱいで、とても華やか。
到着した夜は娘たちは相当疲れたようで、ホテルのラウンジで食事をとってそのまま寝てしまいましたが、私と夫はビアレストランへ。
いつものソニーセンターのドイツ料理のお店は6時前だというのに満席。仕方がないのでフラフラとレストランを探していたら、3年前に来た時にはなかった、ミュンヘンからのビアレストランを見つけました。これが大成功。ビールも美味しいし、ソーセージもポークナックルというのも皮がパリパリでとっても美味しく、疲れも吹き飛びました。
そして帰りはクリスマスマーケットでホットワイン。
部屋の窓からベルリンフィルのコンサートホールが見えました。
いよいよクリスマス・ファミリーコンサート
孫たちは何が始まるのか???ワクワクだったようですが、司会のホルン奏者セーラさんのドイツ語が全く理解できないので、途中からちょっと退屈してしまったようです。確かに私もドイツ語は全くわからないので、子供の気持ちが理解できます。今回は金管楽器が主役のコンサート。大人だから音楽だけでも楽しめるのですが、子供にとっては周りの子供達の様子が気になったり、でも話は理解できないし_で、ちょっと気の毒だったかな。でもこんな素敵な雰囲気は覚えておいて欲しいな。
夜のクリスマスマーケット。メリーゴーランドもあって子供たちも大喜び。
昼間はRodelbahnという雪山のチューブ滑り。雪の山から降りるというのが本来の目的ですが、今年は暖かくて、雪もなく、なんとか水を撒いて凍らせていましたが、チューブの滑りはイマイチ。子供たちにとってはあまり勢いが出なくてよかったかも…
この日の夕食は、私と夫が初日に行ったビアレストランへ。店が混む前にと早めに行って正解。子供連れは、レストラン選びも大変です。
4泊5日の短いベルリンの旅でした。この旅行をとても楽しみにしていたカイに感想を聞いて見たところ、ドイツがとても好きになったし、もう一度来て見たい、ベルリンフィルの普通のコンサートを見たいとのこと。ミナにとっては2度目の外国旅行。自分は日本人だと主張している(でも全く日本語は話せません)ミナですが、ドイツ語にも興味を持ったようです。この旅行で、幼い子供たちの心には何が残ったのでしょう。難しい今の世の中ですが、いろいろなものを見て、聞いて、体験して、柔軟な心を持ったのびやかな大人に成長していってもらいたいものです。