この新年から作り始めたサワードウのパン。何度か焼いているうちにようやくふっくらとした、見た目も良く、しかも味も良いパンができるようになりました。
このサワードウのパンは、なんと小麦粉と塩と水とLevainと呼ばれるスターターだけなのです。そしてこのLevainも小麦粉と水を合わせたものを発酵させたものです。イーストも使わずに、小麦粉と水(1:1の割合)だけで酵母菌ができることが、始めは信じられませんでしたが、とにかく室温に置いておくと、驚いたことに泡が出てきて、ぶくぶくと増えていくのです。で数日間、それを繰り返して酵母菌を育てていくと、それがLevainとして使えるようになるのです。本当に驚きました。Levainは使わない時は冷蔵庫で保存し、パンを焼く前日に出してフィードしてやると、半日くらいで倍に増えて元気になります。
このLevainを水に加えて混ぜ、さらに強力粉と塩を加えてフォークでよく混ぜ合わせます。
ボールにラップをかけて、30分から45分くらい生地を休ませてから、手に粉をつけて生地を折るようにして回しながらボール状に仕上げる。
我が家の場合は室温が高いせいか、3〜4時間で生地が下の写真のように倍くらいに膨らみます。
粉をふった台の上に生地を置き、何度か手で伸ばすようにしながら生地を折るようにして丸くまとめていく。綺麗な表面が下になるようにして、米粉をふったバスケットに入れてビニールの袋の中に入れ、最終発酵。
下の写真のように2ばいくらいになったら(我が家の場合は3〜4時間)発酵終了。
下の写真のようなダッチオーブンをオーブンの中に入れて475度(260℃)まで温めたら、取り出し、この中に切れ目を入れたパン生地を入れて、蓋をしてオーブンに戻し、20分間焼く。さらに蓋をとって20分で出来上がりです。
以前食パンやバターロールなどを焼いていたことがありますが、生地をこねるのに専用の機械を使い、随分と面倒な思いをしたことがありましたが、このパンは分量もそれほど厳密ではないし、自分で適当に調節して我が家流に変えても大丈夫。粉さえ新鮮で、膨らむタイミングさえ逃さなければ美味しいパンが出来上がります。美味しいバターをつけて食べると、もうやめられません。