Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

電気窯での焼成

2011-12-02 | 陶芸

電気の窯をこの夏買いました。

とんでもない暑さになるヒューストンの夏に、我が家のガレージの中に設置された窯は、室温が38度を超えると勝手に窯のスイッチが切れる安全装置がついているものだから、夏の間はまったく使えません。9月も半ばになってようやくテスト焼成ができました。ところがです。わかっていたこととは言え、とにかくこの窯は酸化焼成窯。今までグラッセル・スク-ルでやっていたガスの還元窯とは全く違うのです。土も釉薬も変え、頭も替えて取り組みました。まずは土と釉薬のテストからはじめて、自分の好きな色合の土を探し、それに合う釉薬を試します。テストの焼成ばかり何度も繰り返して、やっと少し自分の好きな納得のいく組み合わせを見つけて、ようやく作品作りにとりかかりました。そして、最近ようやくできたのがこの作品たち。これらは今、日本料理のレストラン、Kubo'sのNaoko's potteryのギャラリーに置かせていただいています。上の写真は酸化焼成の酒器です。


酸化焼成の汁注ぎ


還元焼成(左)と酸化焼成(右)のティーポット、還元焼成の花器


これは還元焼成の皿

やはり、まだまだしっくりきていませぬ。還元焼成のほうが気が楽です。しかし、せっかく我が家にある窯、せいぜい利用して、いろいろ試してみることにします。