Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

ローマへ 2

2017-12-15 | 旅行


サン・ピエトロ大聖堂

今回のローマ行きはまたしても夫の学会なのですが、学会がらみの旅行の良いところは、学会主催のパーティーが時として、すごいところで開催されたりするのです。ニースではシャガール美術館の中でのディナーパーティがすごかったです。で、今回の学会ではナント、ヴァチカンの中でのディナーパーティ。ヴァチカン博物館貸切です。もちろん人数制限があったので、参加者は早い者勝ちだったようですが、システィーナ礼拝堂では写真撮り放題。人混みも時間制限もなく、じっくりとシスティーナ礼拝堂を味わって来ました。


夜のヴァチカン博物館入口


パーティー会場はヴェルベデーレの中庭

昼間の人の波の中で見るのとは違い、システィーナ・チャペルの中はとても静かで、真ん中に立っていると全ての絵が浮き出し、ミケランジェロの世界の中に吸い込まれそうです。信仰のない私ですが、神々しいというのか、心が震えるような何とも言えない不思議なパワーを感じました。

 


ローマへ 1

2017-12-14 | 旅行

9月の終わりに10年ぶりにローマに行きました。夫の学会なので、私の時間はたっぷり。10年前はたった2日間だけで、心残りがたくさんあったので、今回は一人でゆっくりとローマを楽しみました。ローマの街は動いてみると、結構歩いて回ることができます。憧れのベルニーニの彫刻をじっくりと味わって来ました。


ナボナ広場の、三つのベルニーニの噴水の一つ『四大河」、前回来た時は修復中で、何も見えませんでした。今回はこの「四大河」は見られましたが、残りの二つ、「ムーア人」と「ネプチューン」が修復中で網の中でした。でも一応見られたからね。

 
上が「ムーア人」、下が「ネプチューン」水がありません。


トリトーネの噴水

 
蜂の噴水。ガイドブックにはこの水は飲めると書いてあったけど_。 


ベルニーニの作品ではないけれど、前回、なぜか見逃しちゃった、かの有名な「トレビの泉」すごい人でした。


サンタンジェロ橋に立つ「とげの花冠を持つ天使」のレプリカ。本物は「キージ家礼拝堂」にあるらしい。

その他にもサンタ・マリア・デッラヴィットリア教会の「聖テレーザの法悦」も見ることができましたが、教会内で、お祈りをしている方もいらしたので写真を撮ることは控えました。


そして、ボルゲーゼ美術館。ここにはベルニーニの彫刻がたくさん収められています。

 
美術館の庭


"Aeneas, Anchises, and Ascanius"

 
"The Rape of Proserpina"
本当に彫刻なのよね?と思うほど、石とは思えないやわらかそうな肌。神プルートによって略奪されつつある姿のなんて生き生きしていること!頰には涙が伝い、指が食い込んでいる肌が痛々しい…


"Apollo and Daphne"
Daphineに恋したApolloが逃げるDaphneに追いついて、何とか彼女に触れた瞬間に彼女は木に姿を変えてしまったという… その一瞬…

今回の旅でようやくベルニーニを堪能しました。

 

 


プラハ

2017-09-17 | 旅行

この夏、夫がベルリンで学会があるというので、その前に一度は訪れて見たかったプラハに行って来ました。空港から旧市街の方に入って行くと、どっしりとした建物が並ぶ古い街並みは、違う時代に来たよう…。ヴルタヴァ川が街の中をゆったりと流れていて_。あぁ、これがあのモルダウ… スメタナの「わが祖国・モルダウ」の曲がスーッと頭の中によみがえって来ました。

ホテルはプラハ城のすぐ下の方にある、もと修道院だったというホテルに泊まって見ました。

 

ホテルの中は、レストランも庭もとてもシンプルでモダンな気持ちの良い空間でした。

ヴルタヴァ(モルダウ)川にかかるプラハ最古のカレル橋

 

橋の上はいつ行っても人でいっぱい。遠くにプラハ城が見えます。


美しいプラハの街並み

 

カレル橋のたもとにあるスメタナの住居だったというスメタナ博物館

 
スメタナ像とモルダウの楽譜


スメタナのピアノ
色々な歴史を経て来たプラハの街。この川とこの街の中であの曲ができたのねぇ。 

バーツラフ広場にある1968年のソ連軍のプラハ侵攻、占拠に抗議して焼身自殺を遂げた二人の若者の碑。

 


2017年 あけましておめでとうございます。

2017-01-08 | 旅行

 

明けまして、おめでとうございます。2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年のお正月は、本当に久しぶりに日本で過ごしました。何年ぶりだろう…。20年は経っているはず…あ〜そんなにたっちゃったんだ…。最近の日本のお正月ってどんなだろう、なんて結構ワクワクしながら帰国したのでした。おまけに今回はちょっと贅沢にマイレージを使ってアップグレードしてもらい、ビジネスクラス。ユナイテッドが12月1日からビジネスクラスをPolaris Businessとかに言い換え、大幅にサービスの向上を図ると聞いていたので、かなり期待をしてました。ところがヒューストンにはまだPolaris loungeもオープンしていないし、座席は以前のまま。ただ毛布と枕が二つずつに増えていました。

  
それと、最初に配られる飲み物、ワインやシャンペンのグラスがちょっと安定の良い、素敵なグラスに変わり、チョコレートが添えられていました。例によって荷物を入れるのにトラブったとかで20分ほど遅れて出発しましたが、なぜか予定よりも30分以上早く成田に到着。追い風だったのかしらん。とはいえ、ユナイテッドよりも30分以上早く、定時に出たANAの方が30分も遅れて到着って、一体どういうことなのかしらねぇ。航空業界って不思議。

年末はちょうど義姉の誕生日もあって、30日は六本木の可愛らしいフレンチレストラン"Ryuzu"で姉のお誕生日お祝いをしました。義姉の誕生日を一緒に祝うのも久しぶり。
 


料理も美しく、美味しくいただきました。(姪がSnowのアプリでこんな写真を撮ってくれました

そして31日はのんびりとホテルで過ごしました。35Fのラウンジのサービスでシャンペンやらおつまみをつまんで部屋に戻り、NHKの「今年来日したアーティスト」という番組を見ました。日本にいた頃もこの番組やっていたから、ものすごく長いことやってるのよねぇ。

 

11時過ぎにルームサービスで頼んだ年越しそばを食べて、さらにジルベスター・コンサートも見て寝ました。日本の年越し番組は色々あって面白い。

元旦の朝は快晴。35Fのラウンジから真っ白な富士山がくっきりと見えました。今年は良いことがありそう!

夕方、義姉と姪と待ち合わせて銀座の懐石料理のお店、奥田で夕食。元旦からお店をやってくれるなんて、感激です。

 

      

 美しくて、しかも美味しい日本のお料理。堪能いたしました。

こうして久しぶりに日本で迎えた2017年。3日にはヒューストンに戻りましたが、ホテルでのんびりと、寝て、テレビを見てぼーっと過ごしました。日本に来て、こんな過ごし方をしたことはなかったかも。佳い年越しでした。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 


- Beautiful Berlin -

2014-12-25 | 旅行

先日、クリスマス前に、ベルリンフィルハーモニーのコンサートを聴きに、ベルリンに行ってきました。この時期に行くのはこれが2度目です。残念ながらお天気はずーっと曇りで雨がふったりやんだり... 雪になるほど寒くはないのに、風がけっこうあって体感温度はかなり低かったように思います。

それでも街中あちこちにイルミネーションが輝き、クリスマスマーケットも寒さにまけずにオープンしていて、外でホットワインを飲みながらワイワイしている様子は以前と変わらず、本当にきれいです。

 

  
Potsdamer Platz のクリスマスマーケット

 
ソニーセンターの中のクリスマス・イルミネーション

そして、もう一つベルリンのステキな場所は、KaDeWe というデパートです。日本のデパートもアメリカのデパートなどに比べたら、品数が豊富で、ディスプレーも美しく、おいしいものがたくさんあるのですが、このデパートの美しさは特別です。

 

 
一階のクリスマスの飾りを売っているコーナー

そして最上階のビュッフェ。好きなものを自分で選んで皿にいれて会計のところへ持っていくのですが...

   
  
すごい品数のビュッフェです。シャンペンもあり、ワインもあり、きれいなデザートもケーキからパフェまでいろいろ... ジュースの種類も数知れず..

このすぐ下の階は日本のデパ地下のような食料品売り場。といってもこれがまた種類が豊富でディスプレーがとてもうつくしいのです。

     

この階には、売り場のコーナーにそれぞれ小さなバーカウンターがあり、そこで売っているものを、ワインやシャンペンを飲みながら、食べることもできます。日曜日は普通はお休みらしいですが、このシーズンは特別に午後1時からオープンしていると聞いて、オイスター・カウンターで、オイスターを食べようと再び訪れました。ちょっと早めに行くと、入り口にはオープンを待っている人だかり。開店と同時に殆どの人がこの食料品の階か、最上階のビュッフェの階に向かっていきました。やっぱりねぇ... この食文化ってスゴイです。そのほかにも、キッチン用品、食器、日用品などなど、デザインや色がなぁ~んか違う。もう時間のたつのも忘れてウロウロ... 幸せな時間でした。

 ベルリンフィルを聴きに訪れたベルリン。コンサートも素晴らしかったけど、いろいろな意味でまた感動して帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


南仏 コートダジュール2

2014-11-08 | 旅行

Fondation Maeght の前庭

Saint Paul de Vence にあるマーグ財団美術館へ行きました。2年前にニースに行ったときに1日ツアーしたのですが、その時にちょっとだけ寄ったSaint Paul de Vence。 ランチを食べたばかりに、見てまわる暇がなくなって、後ろ髪をひかれながらバスに乗ったところです。建物の中はもちろんのこと、外に広がる広大な庭の中あちこちに、ぽつり、ぽつりとミロ、ピカソ、ジャコメッティたちの作品などがとけ込むように置かれていました。
 
 
 
 
 
ランチを食べたここのカフェの椅子もジャコメッティのデザインなのだそう..
 
 
マーグ財団美術館のあとは、Venceのマティスがつくった教会Chapelle du Rosaire de Venceに行きました。 
 
教会の入り口。中は残念ながら撮影禁止
 
 
教会の中から見た外の景色。Venceの旧市街が見えます。
 
 
翌日は最終日。マルセーユに戻る前にAntibes の街に寄ってピカソ美術館に行きました。
 
かわいらしいAntibesの街。ヨットハーバーとして有名な街です。
 
ピカソ美術館の中庭
 
 
 
地中海に面した庭もすてきな美術館
 
世界のあちこちにあるピカソ美術館。91歳だったか92歳だったか、とにかく長生きをした人だけれど、それにしても、ものすごい作品の量だと思うんだけど。きっとパワフルなヒトだったんだろうなぁ。そういうヒトに会ったらどんなカンジがするんだろう。飲み込まれそうになるかしらん... 会ってみたかったなぁ。いや、おそれ多いか... でも実物を見てみたかった_。せっかく同じ時代を共有してたのに...
 
この後、友人夫妻と別れ、彼らはニース空港から日本へ、私たちはマルセイユに戻って一泊し、そこからヒューストンへの帰路につきました。今回の南仏の旅は、アート満載、味覚大満足のとても質の高い旅になりました。

南仏 コートダジュール1

2014-11-07 | 旅行


ルノアールの家から見たChateau Grimaldi

マルセイユでの学会を終えて、いよいよレンタカーを借りてコートダジュール方面へ。海岸沿いは道が混むというので、残念ながら山間を通って行きました。坂道と、カーブの多い道で、しかもスピードは100~120km/hで走る車ばかりで、なかなかスリルのあるドライブでした。


Grimaldi城、中は奇妙な美術館でした。

友人夫妻との待ち合わせ場所、カーニュのGrimaldi城に向かいました。今考えてみると、お互いに行った事もない場所で、時間も決めずに、テキストメールを交換しながら行けば、なんとかなるだろう、などと、あまりにも漠然とした約束をしていたのです。テキストメールはなかなか届かず、あてにならないし、Grimaldi城と言ってもけっこうな広さがあり、インフォメーションセンターの前と言ってもインフォメーションセンターは、何箇所かある様子。「これはもしかしたら、会えないかも...」と思っていたら、奇跡のように現れました。いやぁ、よく会えたわよ、ホントに... 

 

翌日、鷲巣村のEzeへランチを食べに_。


レストラン La Chevre d'Or

友人がこの旅行に出る前に、メールで「Ezeというところにステキなレストランがあるらしい.. そこでランチなんかどうかしら?」なんて言って来たので早速調べてみたら、確かにステキそう... さっそく予約しました。


La Chevre d'Or の入り口


まずはこのテラスに座ってシャンペンで乾杯。この景色を前にしたシャンペンは、格別おいしかったです。

 
シャンペンとすばらしい景色と空気をゆっくりと味わった後は、部屋にはいってお食事。 

 

 

 
景色に負けない、うつくし~く手の込んだお料理の数々... 何品あったんだろう... 

確かにここまで食べに来る価値のあるランチでした。忘れられない...

午後はまたカーニュに戻って、ルノアールの家に行きました。


花と緑に囲まれて少し小高いところにたつルノアールの家

 
リュウマチに苦しんだ晩年のルノアールが使っていた車椅子と、その様子を描いた絵


ここで、描いたのねぇ...


セザンヌもそうだったけど、ルノアールも毎日美しい景色を見て暮らしてたのねぇ.....


南仏 セザンヌの街 Aix en Provence

2014-11-06 | 旅行


Aix en Provence の夏の音楽祭

マルセイユ滞在中にセザンヌが住んでいたというAix en Provenceを訪ねました。
この旅行の出発前にAix en Provenceで夏に音楽祭が開かれていると聞き、調べてみると、ちょうどオペラ「魔笛」が上演されると知り、なんとかチケットを手に入れました。 Aix en Provenceは、マルセイユから電車で30分ほどのところにある小さな街です。


モーツァルトの「魔笛」は私の大好きなオペラの一つで、何度も見たことがありました。でも今回のこのオペラは今までに見たどの「魔笛」とも違っていて、大変斬新なものでした。舞台のしかけといえば、上からぶら下がっている一枚の大きな板だけ。歌手たちの衣装も現代風のとてもシンプルなものでした。それなのに、あれほど見るものを惹きつけるのは、演出のすばらしさです。本当におどろきました。最高の「魔笛」でした。


とても人気のある音楽祭のようで、席はほぼ満席でした。チケット取れて本当にラッキーでした。

 

Aix en Provence はセザンヌの街です。いたるところ、セザンヌの足跡のあるところにはこの印が道路についています。

 

 

私たちはセザンヌのアトリエと、彼の父親の所有で彼が40年近く住んでいたという郊外の別荘ジャ・ド・ブッファンに行ってみました。


アトリエの入り口。閉館ぎりぎりで入ったので、あまり写真が撮れませんでした。中には彼が絵を描く時に使った、いろいろなものが残されていました。


街の郊外にある別荘ジャド・ブッファンの入り口


家から入り口の門までの木立が美しい...


入り口の門を入って家を見たところ

 
家の裏側

この別荘の庭には、セザンヌが描いた景色がたくさんありました。銀行家の息子として生まれ、法律家になるべく勉強をして_。結局絵の道を選んだわけだけれど、なかなか画家として認められなかったとはいえ、こんな広大な庭を持つ豪華な家に住んでたんだ... 


セザンヌ財団でボランティアでガイドをしているという女性。フランス語、英語に堪能で、フランス語だけのガイドの時間だったにもかかわらず、そんなことも知らずに入った私たちに、親切にも簡潔に英語で説明を加えてくれました。ありがとうございました。
*皆さん、ここの見学は、一日に時間限定ツアーが数回あるだけ(英語でのツアーは一度だけ)ですので、調べて行かれたほうがいいです。

 

 


南仏 マルセイユ

2014-11-05 | 旅行


マルセイユ港

この夏、夫がマルセイユでの学会に参加したので、マルセイユで数日過ごした後、友人夫妻と合流して南仏をまわりました。
マルセイユは今回2度目ですが、前回は一日だけでアレクサンドル・デュマの「岩窟王」の話に出てくるイフ島の見学をしただけでした。今回はマルセイユ生まれの友人シルビアに、見どころ・おいしいレストランなどの情報をもらって行ったので、なかなか充実した時間を過ごすことができました。
なんと言ってもマルセイユは海の街。新鮮なシーフードがあふれている街です。朝、港に行くと、採りたての魚たちを売っている出店が出ています。



そして、海の幸のスープ、「ブイヤベース」が生まれた街ということで、シルビアお勧めのレストラン「Miramar」に行ってきました。
  
ブイヤベースを頼むと、まずは魚、貝、えびなどの魚介類が入っていないスープに、ペースト(かにみそなどでできてるらしい...)をつけたクルトンを浮かべて食べ、 そのあとにスープに使った魚介類がやってきました。思ったよりもシンプルなもので、貝やえびも入っていましたが、この近くで取れる魚が主体。ブイヤベースって手のかかる高級料理のような気がしていましたが、実は漁師たちがあまった魚介類をごった煮して作ったのが始まりということで、まさに魚介の新鮮さを詰め込んだ、豪快かつシンプルな家庭料理なのでした。一緒に食べた生牡蠣もおいしくて、このレストランには2度も行ってしまいました。


マルセイユ港から見たBasilique Notre Dame de la Garde


Notre Dame de la Garde寺院の塔の上に立つ聖母マリア像


Notre Dame de la Garde寺院から見たマルセイユ港


Notre Dame de la Garde寺院から見たイフ島(真ん中の小さな島)

  
2時間ほどのクルーズでは、マルセイユ港からここ特有の入り組んだ入り江をまわります。水の色がとてもきれいでした。


オランダへ (Den Haag, Amsterdam) 1

2014-07-31 | 旅行

 ちょっとアップロードするのが遅くなりましたが、この5月にオランダのデン・ハーグとアムステルダムに行ってきました。例によって夫の学会です。ハーグはオランダの首都で、ここには国際司法裁判所などの国際機関があります。(上の写真はその国際司法裁判所がおかれている「平和宮」です。と言ってもホンモノではなくて、実物の1/8で作られた模型の街にある「平和宮」です。)
デン・ハーグはアムステルダムから電車で50分ほどのところにある歴史を感じさせる静かで美しい街です。

正面のクリーム色の建物が改装中のマウリッツハイス美術館です。

ここでの学会に行くことが決まったとき、まず最初に思ったことは、「春だから色とりどりに咲き乱れるチューリップ畑が見られる!!」&「フェルメールの"真珠の耳飾の少女"に会える!!」で、天にも昇る思いでした。ところが_ところがなのです。5月の半ばに行ったときは、すでにチューリップはもう終わりの時期。チューリップ・ガーデンもその週が最後の週だったとかで、行けませんでした。ハーグは、5月とはいえ、季節としては、春先、まだまだ寒い時期だったのに、チューリップって、そんなに寒い時期に咲く花だったかしら。そして、極め付きはマウリッツハイス美術館。改装中でした。で、収蔵されていた作品たちは市立美術館に展示されていると聞き、早速いってみましたが、見当たらない... 係りの人に尋ねたところ、マウリッツハイス美術館のオープニングが6月1日なので、もう作品たちは全てもどされてしまったとのこと。間が悪いというか、運が悪いというか... 結局 "真珠の耳飾の少女" も見ることはできず、チューリップも見られなかったのでした。 そのかわりと言ってはナンですが、M ・エッシャー美術館に行ってみました。

  

 
ここはもともとエッシャーが住んでいた家を美術館にしたものだそうで、面白い形のライトがぶらさがっていたり、不思議な世界の家なのでした。こういう作品を生み出したエッシャーってどういう人間だったのだろう... 常にモノの裏側というか、反対側の隠された部分の存在を意識していたんだろうなぁ。フツーの人には見えないモノが見える目を持っていたのかなぁ。とにかく不思議な面白い世界を創ったヒトです。

そして、もう一つ、車の博物館にも行ってきました。これは、学会のパーティー会場として行ったのですが、なかなか面白かったです。


   
ロールスロイス、メルセデス・ベンツなどの最初のモデルが展示されてました。パーティ会場は街の広場のような作りになっているホールで、飛行船や、気球が飛んでいる、楽しい会場でした。