Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

肺の製作

2007-09-23 | 陶芸

一月ほど前にオーダーがあった作品。コレ、そうです、肺と心臓です。夫が働いている病院で、肺専門の先生がこの11月に定年退官されるというので、その記念品に肺をプレゼントしたいので作ってほしいと言われて作った作品。オーダーを受けたときは、さすがにどうしたものかとかなりうろたえました。だって見たことないし 「どんな肺でもいい、ティーポットになってもいいし、花瓶でもいいし」って言われてもねぇ。肺から花が出てる光景って想像できないし、したくない…. 3Dのモデルを借りて、あれこれ悩んだ末、ラク焼きでやることに決め、デザインを考え 肺だけじゃなくて、ついでに心臓もおまけしちゃうことにして、製作。肺だけが並んでも、色合いもつまらないし、やっぱりハートがないとねぇ。下は焼成前のまだ粘土の状態と完成品。

完成してオーダー先に報告すると、「それがうまく入る箱も探して」と言われて そんな都合の良い、体裁の良い箱なんて、この国にあるわけないじゃないの、日本じゃないんだから。日本にはあるのよねぇ、ロフトや東急ハンズがほしい…. で、仕方なく厚紙を使って箱を作りました。陶芸家ってこんなこともしなくちゃいけないのねぇ。


はい、これが完成した箱と作品です。はぁ~、疲れた 
(Houston)ちょっと夜風が涼しくなったかな...


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Mika)
2007-09-23 21:43:13
えぇー、これって、すっごく笑えるんだけど!!肺の専門の先生って、これが嬉しいの??いや、これは素晴らしい「肺」だと思うのだけど、、、ふむ。確かに、理科室にあるような模型だったらつまんないけど、この「肺」は、アートで、おしゃれなインテリアに見える。うん、素晴らしい退官プレゼントだ~!
お疲れ様~
Naokoさん、立派です~
返信する
Unknown (Naoko)
2007-09-24 16:00:32
やっぱり笑えるわよねぇ。こういうものをプレゼントしようという発想がねぇ.... 私としても、作ってはみたものの、こんな肺もらってうれしいかなぁ、って思うもの。作る側としては、なかなかチャレンジングで面白かったけど。
返信する

コメントを投稿