ホナサンついに逮捕

一連のクーデターはじめ、マカティ市でおきた反乱軍の指導したホナサン氏が本日早朝2:45分頃ケソン市内の上院議員の元秘書所有の住宅でCIDGによって逮捕された。
摘発気付いたホナサンは２回の部屋から窓越しに逃亡を試みたさい地上へ落下、足を負傷し動けなくなったところを逮捕された。
２月２４日クーデター計画に失敗、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領がホナサンしに懸賞金５００万ペソを懸けられていた。


1987年
　フィリピンでコラソン・アキノ大統領の政権転覆を謀った軍事クーデター事件が発生、マラカニアン宮殿周辺などでの銃撃戦で民間人を含む53人が死亡、300人が負傷した。事件は鎮圧され、首謀者グレゴリオ・ホナサン大佐は逃亡後、逮捕された。アキノ政権下で５度目にして最大の反乱事件だった。 この事件の際には非常事態宣言は発生されていない。



２．２４クーデター事件

フィリピンで軍がクーデター、大統領が非常事態宣言
【2006年2月28日のニュースから】

アロヨ大統領の政権を転覆することを謀るクーデターが発覚し、首謀者とされるダニロ・リム准将が逮捕され、鎮圧された。発覚したのは23日から24日にかけて。マニラ首都圏において、軍高官がクーデターを計画していたとされる。これに対し、アロヨ大統領は24日午前2時、全土に非常事態宣言を出し、集会会場を禁止、マニラ首都圏の学校を休校とするなどとした。また、報道機関に対し、反政府的な報道を控えるようにとの警告を発した。
2月25日はフェルディナンド・マルコス氏に変わってコラソン・アキノ氏が大統領に就任したエドゥサ革命（ピープル・パワー革命）から20周年に当たり、反アロヨ勢力が集会を予定。24日には5,000人規模の集会が開かれた。

アロヨ大統領の支持率は10％台。「マルコス時代の方が生活は楽だった」という人もマニラ首都圏のスラムには多く、今回の非常事態宣言を「強権だ」ととらえている国民も多いと伝えている。政府は24日、グレゴリオ・ホナサン元上院議員を訴追した。同元上院議員は、エドゥサ革命で中心的な人物の一人。また25日になってデイリー・トリビューン紙を捜索した。この新聞は政権に批判的なことで知られる。25日、野党系の下院議員1人が理由が明確に示されないまま身柄を拘束された。

フィリピンのアロヨ大統領は24日、全国向けのテレビ演説で、国軍幹部によるクーデター計画が新たに発覚したほか、マルコス独裁政権を退陣に追い込んだ民衆蜂起「ピープル・パワー」から20年の節目となる25日を控え、今後、不測の事態も予想されるとして、国家非常事態宣言を発令した。同大統領は、事前に録画されたテレビ演説の中で、「最高司令官として、私が事態を掌握する」と述べ、国民に対して冷静に対応するよう呼び掛けた。非常事態宣言を受けて、警察などは、反政府デモを実施した場合、身柄を拘束すると警告したが、過去の民衆蜂起の拠点となった場所に数百人のデモ隊が集結した。警察は、解散するよう求めているが、それでも、反アロヨ大統領のスローガンを叫ぶ参加者がいるなど、警察との衝突も起こっている。退役軍人の一部などは、軍や警察に対して、反政府デモに参加するよう呼び掛けているが、軍幹部の多くは、民主的に選ばれたアロヨ大統領を支持する考えを示しており、クーデター計画に関与していたとして、現役准将1人を逮捕した。センガ国軍参謀総長は、「(クーデターの)危険は減った」ものの、「クーデター計画を(完全に)阻止したとは言えない」として、今後も事態を注視する姿勢を示した。