この2日間、大統領と出勤前に会い世間話に時間を費やしている。
昨日は、ばったりと住まい近くの路上でお会いした。
大統領と大凡3時間近く近くのコーヒーショップで人生論を聞かせていただいた。
非常に弁の立つ方で、随所に英語とタガログ語交じりで20年のフィリピン体験記を。
大統領が口癖に言うこと。
人は信用しないこと。
決して人の上に立った様な話の聞き方や意見を押し付けない事。
が長生きの秘訣とか。
7年前に最愛の奥様が他界され、仏前で手を合わせていう言葉「馬鹿野郎!」なんだそうだ。
大統領に「最愛の奥様が他界され、仏前で馬鹿野郎では罰当たりませんか?」と話してみた。
大統領から返ってきた返事。「俺の女房のは俺の下処理もしないで先にスカイへ行っちゃいましたでしょう。だから何時も仏前で言ってやるんですよ。」
さだまさしの「関白宣言」の三番目の歌詞
子供が育って年をとったら
俺より先に死んではいけない
例えばわずか一日でもいい
俺より早く逝ってはいけない
何もいらない俺の手を握り
涙のしずくふたつ以上こぼせ
お前のお陰でいい人生だったと
俺が言うから必ず言うから
忘れてくれるな
俺の愛する女は
愛する女は生涯お前ひとり
忘れてくれるな
俺の愛する女は
愛する女は生涯
お前ただ一人
話を聞いている限り、この歌詞そのものにも思えてならなかった。
今日の昼近く、ハイカラな帽子に水色のシャツ、白っぽい半ズボンにサンダル姿の大統領・・・・・・ウ!!!オネーチャンと一緒だ。
大統領から声をかけてきた「PPさん昨日は有難うございました。これから仕事ですか?」
PP「はい。これから仕事場へ行ってきます。」
大統領「さっき話したPPさんはこの方ですよ。さきほど紹介した人との知り合いです。焼肉屋の味噌汁の美味しい店もPPさんにご指導受けたんですよ。」
おねーさん「はじめまして。XXXです。初めてフィリピンへ来ました。ホテルのコーヒーショップで朝食をしていたら大統領さんに声をかけられましてフィリピンでの注意点などを教えていただきました。」
大統領「PPさん一緒に冷たいものでも。」
ホテルのコーヒーショップで話を始めた。
大統領氏は、既に昨日あった時に話をした内容などを、おねーさんへ話してあるようだ。
おねーさんは東京出身の大学生で、この夏休みを利用してNGOの活動も兼ね、東南アジアの貧困層の調査と研究に来たのだとか。
大統領氏から、事細かにフィリピン滞在の際の注意事項が話された。おねーさん現代の日本人女性には珍しいようにも思えるはきはきとした礼儀正しい面といかにも現代女性のような活発な面を持ち合わせたようにも見受けられた。
話が進み、大統領氏の話はいつの間にか血液型の人間性と相性、そして大統領が親から受けた教育課程、その人脈、自分の子供の教育について話が続く。
大統領が、おねーさんの父親の血液型を聞いた。おねーさんはA型ですと答えた。
大統領「A型の父親と言うのは私と同じですよ。とにかく以上にわが子を心配で心配で仕方ないのです。わたしの子供もあるときに翻訳家になりたいといってきたときに、仰天しました。私は頑固反対しました。そしたらわが子が私に言ってきたことは、そのように反対する根拠はなんですか?自分でやってみたいと思っていることにそのように反対するであれば、身を売ろうが何をしようが自分で学校へ行きます。こんなことをいう子供は親子の縁を切る。勘当だ。といったら、家を出て行ったんです。でもね本心、出て行かれたときからそりゃ心配で心配で寝ることもできないくらい。自分の子供がこんなに大人になったことすら知らないのは私だけだったんですよ。でも心配で心配でね・・・・・・・」
おねーさん頷きながら大統領の話を聞いていた。
大統領が他界した奥様に求めていた日常の話をし始めた。
大統領「何故男は浮気するのか。それは女房に責任がるんですよ。」
おねーさん「そうなんですか?」
大統領「朝出かけるときに、貴方今日はどのネクタイにしますか、どのシャツにしますか。等と余りにも旦那の格好を気にしすぎる。他人に良く見せ付けるような格好をさせるから男は浮気したくなる。襟のうすら汚れたシャツにシワだらけのシャツでも着せておけば浮気などしない。女房は何時も主人を立てていれば・・・・・・・・・」
おねーさん「大統領様は古い方ですね。」
大統領「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」苦笑い。
昨晩大統領はL.Acafeへ出かけたようだ。大統領の席の隣に座った日本人男性の話が始まった。
PPさん昨日私はL.Acafeに行きました。徹夜ですよ。深夜はL.Acafe客も余り多くなかったのですが、たまたま隣に座った日本人、L.Acafeは初めてのようで英語も全く理解できず、タガログ語はほんのピンパブ用語程度くらいかもしれません。私が黙って座って飲んでいたら、私の耳に入ってきた言葉。この日本人はL.Acafeは始めてみたい。言葉も殆どわからないからみんなで席についてゴマすって食い物にしちゃおう。とハン視しているんですよ。私はおかしくて大笑いしたんです。そしたら、L.Aの女どもが私に、大統領は何時も言葉わかりません。日本語氏かわかりませんといっているのに、私たちの話し聞いて何で大笑いしているの?貴方嘘つきね。問いわれちゃいました。いつまでも嘘は付けないものですね。でもあの日本人可哀相だから言っておきました。「ここでプケセールしているオネーチャン達の話は決して信用しないように。」と。お陰で昨晩は私のオネーチャンが自宅へ帰っていったのでついつい長居してしまいました。
満心の笑顔で昨晩の行動を話していた。
おねーさんが何となくそわそわ落ち着かない様子????????
コーヒーショップへとある会社の友人が入ってきた。「やっぱりここにいたんですか。もう時間がないので出ないと約束の時間に間に合わなくなりますが?????」
何のことかさっぱり分からず、友人に理由を聞いた。
先ほど大統領がこのおねーさんをつれてきて、この日本のおねーさん今回始めて来比されたんで何もわからない。昨日空港からこのホテルまで550ペソも支払わされ、今日から9日間殆どタクシーで移動するらしい。ボッタくられると可哀相なので出来ればタクシー料金並で自家用車で送迎してください。といってきたので。いつの間にか大統領の姿が見えなくなり探していたんです。
それでおねーさん話を聞きながらそわそわしていたようだ。
自分の孫かとも思えるような会話をしていた大統領の目に今日は切れがなかったようにも思えた。
時計を見たら2時を過ぎていた。今日もまた遅刻・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日は、ばったりと住まい近くの路上でお会いした。
大統領と大凡3時間近く近くのコーヒーショップで人生論を聞かせていただいた。
非常に弁の立つ方で、随所に英語とタガログ語交じりで20年のフィリピン体験記を。
大統領が口癖に言うこと。
人は信用しないこと。
決して人の上に立った様な話の聞き方や意見を押し付けない事。
が長生きの秘訣とか。
7年前に最愛の奥様が他界され、仏前で手を合わせていう言葉「馬鹿野郎!」なんだそうだ。
大統領に「最愛の奥様が他界され、仏前で馬鹿野郎では罰当たりませんか?」と話してみた。
大統領から返ってきた返事。「俺の女房のは俺の下処理もしないで先にスカイへ行っちゃいましたでしょう。だから何時も仏前で言ってやるんですよ。」
さだまさしの「関白宣言」の三番目の歌詞
子供が育って年をとったら
俺より先に死んではいけない
例えばわずか一日でもいい
俺より早く逝ってはいけない
何もいらない俺の手を握り
涙のしずくふたつ以上こぼせ
お前のお陰でいい人生だったと
俺が言うから必ず言うから
忘れてくれるな
俺の愛する女は
愛する女は生涯お前ひとり
忘れてくれるな
俺の愛する女は
愛する女は生涯
お前ただ一人
話を聞いている限り、この歌詞そのものにも思えてならなかった。
今日の昼近く、ハイカラな帽子に水色のシャツ、白っぽい半ズボンにサンダル姿の大統領・・・・・・ウ!!!オネーチャンと一緒だ。
大統領から声をかけてきた「PPさん昨日は有難うございました。これから仕事ですか?」
PP「はい。これから仕事場へ行ってきます。」
大統領「さっき話したPPさんはこの方ですよ。さきほど紹介した人との知り合いです。焼肉屋の味噌汁の美味しい店もPPさんにご指導受けたんですよ。」
おねーさん「はじめまして。XXXです。初めてフィリピンへ来ました。ホテルのコーヒーショップで朝食をしていたら大統領さんに声をかけられましてフィリピンでの注意点などを教えていただきました。」
大統領「PPさん一緒に冷たいものでも。」
ホテルのコーヒーショップで話を始めた。
大統領氏は、既に昨日あった時に話をした内容などを、おねーさんへ話してあるようだ。
おねーさんは東京出身の大学生で、この夏休みを利用してNGOの活動も兼ね、東南アジアの貧困層の調査と研究に来たのだとか。
大統領氏から、事細かにフィリピン滞在の際の注意事項が話された。おねーさん現代の日本人女性には珍しいようにも思えるはきはきとした礼儀正しい面といかにも現代女性のような活発な面を持ち合わせたようにも見受けられた。
話が進み、大統領氏の話はいつの間にか血液型の人間性と相性、そして大統領が親から受けた教育課程、その人脈、自分の子供の教育について話が続く。
大統領が、おねーさんの父親の血液型を聞いた。おねーさんはA型ですと答えた。
大統領「A型の父親と言うのは私と同じですよ。とにかく以上にわが子を心配で心配で仕方ないのです。わたしの子供もあるときに翻訳家になりたいといってきたときに、仰天しました。私は頑固反対しました。そしたらわが子が私に言ってきたことは、そのように反対する根拠はなんですか?自分でやってみたいと思っていることにそのように反対するであれば、身を売ろうが何をしようが自分で学校へ行きます。こんなことをいう子供は親子の縁を切る。勘当だ。といったら、家を出て行ったんです。でもね本心、出て行かれたときからそりゃ心配で心配で寝ることもできないくらい。自分の子供がこんなに大人になったことすら知らないのは私だけだったんですよ。でも心配で心配でね・・・・・・・」
おねーさん頷きながら大統領の話を聞いていた。
大統領が他界した奥様に求めていた日常の話をし始めた。
大統領「何故男は浮気するのか。それは女房に責任がるんですよ。」
おねーさん「そうなんですか?」
大統領「朝出かけるときに、貴方今日はどのネクタイにしますか、どのシャツにしますか。等と余りにも旦那の格好を気にしすぎる。他人に良く見せ付けるような格好をさせるから男は浮気したくなる。襟のうすら汚れたシャツにシワだらけのシャツでも着せておけば浮気などしない。女房は何時も主人を立てていれば・・・・・・・・・」
おねーさん「大統領様は古い方ですね。」
大統領「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」苦笑い。
昨晩大統領はL.Acafeへ出かけたようだ。大統領の席の隣に座った日本人男性の話が始まった。
PPさん昨日私はL.Acafeに行きました。徹夜ですよ。深夜はL.Acafe客も余り多くなかったのですが、たまたま隣に座った日本人、L.Acafeは初めてのようで英語も全く理解できず、タガログ語はほんのピンパブ用語程度くらいかもしれません。私が黙って座って飲んでいたら、私の耳に入ってきた言葉。この日本人はL.Acafeは始めてみたい。言葉も殆どわからないからみんなで席についてゴマすって食い物にしちゃおう。とハン視しているんですよ。私はおかしくて大笑いしたんです。そしたら、L.Aの女どもが私に、大統領は何時も言葉わかりません。日本語氏かわかりませんといっているのに、私たちの話し聞いて何で大笑いしているの?貴方嘘つきね。問いわれちゃいました。いつまでも嘘は付けないものですね。でもあの日本人可哀相だから言っておきました。「ここでプケセールしているオネーチャン達の話は決して信用しないように。」と。お陰で昨晩は私のオネーチャンが自宅へ帰っていったのでついつい長居してしまいました。
満心の笑顔で昨晩の行動を話していた。
おねーさんが何となくそわそわ落ち着かない様子????????
コーヒーショップへとある会社の友人が入ってきた。「やっぱりここにいたんですか。もう時間がないので出ないと約束の時間に間に合わなくなりますが?????」
何のことかさっぱり分からず、友人に理由を聞いた。
先ほど大統領がこのおねーさんをつれてきて、この日本のおねーさん今回始めて来比されたんで何もわからない。昨日空港からこのホテルまで550ペソも支払わされ、今日から9日間殆どタクシーで移動するらしい。ボッタくられると可哀相なので出来ればタクシー料金並で自家用車で送迎してください。といってきたので。いつの間にか大統領の姿が見えなくなり探していたんです。
それでおねーさん話を聞きながらそわそわしていたようだ。
自分の孫かとも思えるような会話をしていた大統領の目に今日は切れがなかったようにも思えた。
時計を見たら2時を過ぎていた。今日もまた遅刻・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回も面白い小説ありがとう!
『大統領』が創作じゃないかと指摘された途端に大統領の話、わかりやすくて最高ですね!
これからも創作活動頑張って下さい、応援してます!
しっかりアジアの状況を勉強していって欲しいな。欧米ばかりが世界じゃないって、意識を向けてくれるだけでも取り合えず結構なことだとオジサン陰ながら応援してます(飽くまでも陰ながらですが)。
ついでに老婆心(老爺心?)ながら滞比中は充分気を付けてね、なにしろオッカナイ国だから。「大統領」閣下が丁寧に教えてくれたと思うけど、年寄りの言うことにたまには耳傾けても損はありません。
それにしてもPPさん、閣下と日本の女子大生が連れ立ってるのを見た時はビックリしたんじゃないですか。理由が分かれば「ああそうか」と言う話しですが(笑)。
そろそろアライコ爺とゴリラ姉ちゃんの話
お願いします!
PP『(うっしっしっ、またまたプログのネタ出来たぞ 突っ込み処満載だからなこの親父!)どう致しまして、私で良ければいつでもお助けしますよ』
厄介なジジイ殿を幾度も見てきたPPさんにとって
大統領との世間話はマトモな人との会話だと実感されたんじゃないのでしょうか?
最も厄介なのはほぼ四六時中監視していて屈折した表現をする者かと・・・。