モールのオネーチャンと一緒

ＳＭは毎月給料が遅延する。月２回支給されるが必ずといっていい程３、４日遅れるとか。１日１５０ペソくらいしかもらっていない。ロビンソンはSMよりは多少良い。このような大型モール直営店のオネーチャン、その殆どが６ヶ月契約の臨時店員。６ヶ月到来で契約切れ。再契約するものもいれば１回で終わりのオネーチャンもいる。正社員をレギュラーと呼んでいるようだがその数は非常に少ないようだ。
勤務する殆どのオネーチャン、地方出身者が多い。首都圏の安い賃貸アパートを数人で賃貸や、ベッドスペースと呼ばれる共同宿泊施設に滞在するオネーチャンが多い。ベッドスペースは１ヶ月１０００ペソくらいから１５００ペソくらい。月額給料が４、５千ペソ程度。交通費、食費でその収入殆どがなくなる。しかし切り詰めてこのようなオネーチャン田舎へ送金している。フィリピンで身持ちの良い女性はひょっとしたらモールのオネーチャンかもしれない。
よくオヤジ殿が姫とモールで買い物している姿を見る。結構姫、お鼻が高いようで、基本的には「マム」と営業用語を使っているが、時より聞き捨てならぬことも言う。「たかが日本へ行ったからといって、つれて歩いているのは自分のロロ（ジジィのことを言います。）みたいな男と。何でもねだって買ってもらう脱色乞食みたい。恥を知らない女。所詮ハイスクールもろくに卒業していないくせに、日本人と一緒だとこうも生意気になるのか。」等と姫たちが帰る後姿を見ながら噂話が始まる。
　確かにモールのオネーチャン、最低でもハイスクールを卒業していないと入社できないようだ。勤務時間も結構厳しいようだが、中には日本人専門に相手するオネーチャンもいる。衣料品売り場が多いかも。彼氏がいようが旦那がいようがお構いなし。結構勇敢なオネーチャンがいる。口説いたつもりが洋服をたくさん買わせられた挙句の果てに何時間待っても目的地には来なかった。もある。モールのオネーチャン、このような大金稼ぎする場合、殆どは単独行動が多い。職場にてうわさされる事を非常に嫌うからかもしれない。しかも、頭がよく切れる。いくら大金が入っても決して贅沢をしない。この辺が姫とは違うところかもしれない。
契約切れの頃には、モールの硬い生活力のあるオネーチャンは計画的に貯金、次期契約に備えている場合も見られるが、契約時に必要な雇用契約書類、ＮＢＩ無犯罪証明書、健康診断証明に必要な金銭稼ぎでにわか売春婦になるオネーチャンも結構多いかも。

フィリピン女性と付き合うきっかけがピンパブスタートのオヤジ殿が多いと思います。１万円くらいのチップは当たり前にしか思っていないし、やたらと日本贔屓のようなことをわけも分からずに話す姫も多い。日本を知らないオネーチャンすなわちジャパユキ希望ではない現地にて仕事あるいは学生へ５００ペソもチップをあげたら、変にかんぐられる藪蛇になることもありえる。５００ペソといえば確かに日本円に換算１０００円、しかし、ここフィリピンでは２日分の給料でもある。