フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

Pasko

2006-10-31 | フィリピン
11月1日のマニラは狂のマニラと言ってもよいほど、フィリピン中お化けだらけ!
モールも各商店でも、そしてカラオケのGROまで年に一度の仮装パーティー!
11月2日仮装メーキャップを取ったオネーチャンの顔見て、もう一度仮装の化粧してくださいなどとは口が裂けても言いませぬように。m(_ _)m

Ulitin mo ang make up mo!
などとは決していいませぬように。m(_ _)m
 

万聖節 
【カトリック教会では聖人を称えるための日を各聖人ごとに決めていたが、一年の総数日よりも聖徒の数が多くなってしまったため、全ての聖人を称える日を『All Saints' Day(万聖節)』と名付けた。当初は5月13日に指定されていたが、やがてケルト民族の新年にあたる11月1日に変えられた。カトリック教会では『諸聖人の祝日』、プロテスタント教会では『聖徒の日』とそれぞれ呼び、聖人だけでなく死者そのものを記念する祝日としている。
前日である10月31日はアイルランドのケルト民族にとっては夏の収穫を祝う日であり、同時に死者の霊魂が家に戻る日とされていた(日本でいうところのお盆)。この日は死者だけでなく、災いをもたらす悪霊や神々も人間の前に姿を現し、生きた人間の身体にのりうつると考えられていた。古代ケルト人は捧げものをして神々をなだめたり、恐ろしい扮装を自らほどこして悪霊を驚かし追い払おうとしたという。万聖節 は『All Hallows Day』とも呼ばれ、その前夜は『All Hallows Eve』、やがて略され『Halloween(ハロウィン)』と呼ばれるようになった。上記のケルト民族の風習は移民によってアメリカにも持ち込まれ、やがて仮装のお祭りの日となった。
ちなみに11月1日の『All Saints' Day(万聖節)』に対するものとして4月1日に『All Fools' Day(万愚節)』というものも設けられている。これは一般的にいうところの『April Fool(エープリル・フール)』。4月1日の午前中は嘘をついても良いというユーモラスな風習とされている。】


ハローウイーンが終わると、全国民「手」を出し、

一礼しながら始まる「mano po」
翻訳はブレス(bless)させてください。という意味合いかと思います。
フィリピンでは、年長者や目上の者、両親に対し、であったり帰宅時、相手の右手を取って、自分の額へ手のひらの甲をつけ「Mano po」という習慣があります。
元々は、相手の手のひらへキスをしたようですが、衛生上から、額へ相手の手の甲をつけるように名会ったようです。その時期の詳細は分かりません。地域によっては今でも手にキスする地域もあるそうです。
manoの語源は、スペイン語のmano(手)からのようです。
神聖なカトリック教徒特に年配者がこのmano poを受けた場合、Kaawaan kayo ng Diyos.(神の加護がありますように)と相手を祝福する方もいます。
小さな子供たちが自宅へ戻った際祖父母へmano poをしていることをよく見かけます。

日本でも年末のお歳暮、最近は略式かされてきているようですが、まだまだその風習が残っていますが、このフィリピンは国民最大の物乞い期間といっても過言ではないほど、フィリピン国民最大の楽しい時期。
お役所関係へは、多くのギフトが届けられます。このギフトの内容、価値観で新年からの対応がガラッと変わってしまうこともあるほど、業者と役所の付き合いで一番頭の痛い時期でもあるようです。
嘘見たいな話ですが、ジャパユキ業界が活性化していた時期、POEAやTESDAの役員の中にはそのギフトを自宅へ持ち帰るのに小型トラックをチャーターした事実もあるほどです。
近年、国家公務員と国民の癒着、賄賂問題で多少簡略化傾向にはあるものの、合法的なPASKOはまだまだなくならないようです。

ハローウイーンが終われば、各モール商店、事業所、一般家庭はクリスマスムード一色。主要幹線道路沿いやパレンケ(市場)などには電飾屋が露店を出し、大々的に売出しが始まります。

フィリピン人がこの時期口に出す言葉
asaan ang rigalo ko? クスマギフトは何処?英語ではWhere is my Xmas gift?の意味です。
タガログ語では
namamasko po! (マママス コ ポ) 頂戴!
maligayang pasko (マリガヤ パスコ) メリークリスマス
masaganang pasko! (マサガン パスコ) クリスマスオメデトウ(直訳)これもメリークリスマスと同じ内容。
ano rigalo mo sa akin? (アノ リガーロ モ サ アキン) クリスマスプレゼントは何?

人に物をねだるような習慣があまりない日本人は、なれない場合に「図々しい」などと思うことがあります。
確かに、誰かれなく言ってきますが、異文化、異習慣とは思いますが、我々は外国人であるからしてそう思うだけ。フィリピン人にとっては当然のことです。一寸上げたばかりに大変な出費を余儀なくされることもあります。乞食もこの時期は堂々と手を出してきます。警察官も胸張って言ってきますよ!

フィリピンの習慣に同調したくない場合は、次のような冗談を言うのも手です。
必ず笑いながら言うことです。
pasensya na po,hindi ako katoliko kaya hindi ako naniniwala sa pasko,
パッセンシャ ナ ポ、ヒンディ アコ カトリコ、カヤ ヒンディ アコ ナニニワラ サ パスコ
ごめんなさいね。私はカトリックではありません。だから、クリスマスは信用しません。

Masaganang bagong taon po! 新年おめでとう。といってクリスマスを飛び越えて相手を笑わせるのも手。
Maligayang bagong taon! これも新年おめでとうです。が一寸軽いノリ。友人やおねーちゃんなどと交わす挨拶のようです。

但し、絶対に口にしてはいけない言葉kapal ng mukha mo! カパル ナグムカ モ!図々しいね貴方!は自重したほうが良いかも知れません。
mamamas ko po! (マママス コ ポ) 頂戴!はフィリピンのUSO(慣わし)でもあります。

クルシミマスとは日本人が語呂合わせに出費の多さからそのようなこと言ったのかと思います。
やはりここフィリピンでも言うことは同じのようです。 Gastos nanaman! ガストス ナナマン!出費が嵩むね!と嘆くことが多いようです。

祝いは祝い、現実の出費が多いことには世界中何処の国も現実は現実のようで。








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2 コメント

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ひえ~ (eden)
2006-10-31 18:10:26
“頂戴!”堂々と言えるんですか~?
ただでさえいつも頂戴多いのに!泣、、、

2ヶ月間 禁渡比期間とみました!爆

お守りの言葉!
パッセンシャ ナ ポ、ヒンディ アコ カトリコ、カヤ ヒンディ アコ ナニニワラ サ パスコ
ちょっと長くて大変ですけど覚えます。笑いながら!
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もう始まります。 (PP)
2006-11-01 01:27:27
11月1日。この近辺はお化けばかり。今日の夜まで続きます。各家庭は墓参りで忙しい今日、首都圏の商店街は暇かも?お墓にはお墓掃除請負業がいて150ペソくらいから1500ペソの掃除代金。乞食に墓掃除請負業をするものが地方から出てくるそうです。でも今年は祟られた年。雨ばっかり降って掃除請負も思うように行かないとか。
がんばって覚えてください。笑いながら言って下さい。コメント有難うございました。
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