臓器の次は何か？

外国人への臓器提供の法整備を検討
　保健省は6日、外国人への臓器提供に関する法整備に向けて協議を始めることを明らかにした。
現在フィリピンには外国人への臓器提供に関する明確な規則がなく、腎臓などの臓器売買が闇市場で多く行われている。保健省次官が報じた内容では、フィリピンでは特に腎臓を提供する貧困層が多数おり、臓器売買が大きなビジネスになっている。フィリピン大学が最近実施した調査では、マニラのあるスラム街では3,000人の男女が7万ペソから12万ペソで腎臓を売ったという。政府は今週末から、臓器の闇取引取り締まりについて専門家と協議を開始する。政府は、腎臓を入手するプロセスを取り締まる方法を検討している。
　 日本の新聞では、臓器提供システムが管理されれば腎臓移植を待っている1万人近くの日本人を含め多数の外国人がフィリピンに押しかけるだろうと伝えている。
塩崎官房長官は5日の記者会見で、P政府が腎臓移植を希望する外国人患者に対し、一定の条件を満たせば腎臓提供を認める新制度を導入する方針を固めたことに関連して『わが国の臓器移植法で臓器売買は禁止されている。臓器売買に該当することがあれば違法になる。』と述べ、この制度を日本人が利用した場合、臓器移植法に抵触する可能性があるとの認識を示した。新制度案は、外国人患者に〓腎臓提供者への生活支援費〓別のP人患者1人分の移植手術代～～を支払わせるのが骨子となっている。 読売新聞より

大統領、臓器売買に懸念
　アロヨ大統領は7日、フィリピンでは臓器取引が頻繁に行われているという報道に懸念を表明、不正取引を停止させる処置を講じるようドゥケ保健省長官に指示した。
エルミタ官房長官は、いかに臓器売買を停止させるかについて保健省が医療機関の代表と協議すると述べた。
7日の定例記者会見でエルミタ氏は、臓器売買に対する行動計画を草案するため、保健省は9日の会議に国立腎臓財団、フィリピン医師会、フィリピン病院協会、国立腎臓研究所や他の著名な医療機関の代表を呼ぶ。
エルミタ氏によると、国家捜査局（NBI）が民間団体と協力して臓器売買のブローカー摘発に乗り出している。最近のフィリピン大学の調査では、多くのスラム住民が7万ペソから12万ペソで腎臓を売っているという。

3000人もの男女？マルコス大統領も腎臓病で透析を続けた。この国は確かに腎臓移植は有名で、多くの外国人が実際に腎臓を購入手術を受けている。
多くの中近東からの人々の中には、このマニラで闇で売買、手術を受けている方も非常多い。7万ペソから12万ペソは提供者が受ける報酬で、実際には50万円以上しているようです。
モンテンルパ刑務所の服役囚による臓器売買も特に有名なこのフィリピン。
家族のために、わずかな金額で臓器を売り命まで落とす。幾ら貧窮な生活といえ、今フィリピンは国がらみで国民のための政策をするときでもあるように思える。資産1億1,000万ドルとフォーブズ誌でアジアの資産家24位にランクされたビリャール氏はじめこの国の政界者は給料３，４万ペソで資産が膨大な金額。市会議員の選挙費用10ミリオンペソと言われるように、完全に金撒き選挙のフィリピン。私欲を肥やす前に国民を優先し、臓器移植の法整備前にもっと基本的な審議、政策が必要な時期でもあるようにも。

ジャパユキ問題でヒューマントラフィキング。日本国内に１万人以上いるとされる臓器提供待ち患者様。
確かに健康を害されている方にとっては一日も早く提供を受けたいのでしょうが。これもふゅーマントラフィキングです。
フィリピン国内は、深刻な医師不足。そして看護関連も国外流出している昨今、新たな問題が起きないように。
ジャパユキの次には臓器移植で日本人がヒューマントラフィキングの監視対象などになりませぬように。