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名前はなに?

2024-02-18 | フィリピン

名前の無い美容室

久々に整髪へ出かけてきました。

コロナ禍の影響で長いこと店を閉めていた美容室。かれこれ3年は明けていなかったのかも。

2軒ならんでいた美容室。一軒は店じまいしたようです。

いつも思う事ですが、この店の名前は何だろう?何処にも描いてない。ユニフォームもなく

その辺で売っているTシャツを着用、エプロンをしているだけ。

職人へ名前を着てみました。「 Barbar shop」とだけ答えました。

 

パンデミック中は、整髪もままならず。

外出許可パスを提示し、近くのバランガイにある床屋へ。3ヶ月に一回くらいの頻度でした。

外出が厳しくなってから、バランガイの床屋の職人を車で迎えに行き、自室で整髪をしていました。

パンデミックがあけ自由になり、名前の無い美容室へ出かけていたのですが、いつも閉店。

致し方無くバランガイの床屋通いでした。

名前の無い美容室は昨年の10月くらいに再開店した様子ですが、職人は少なくなっています。

いつも整髪してくれた目物オカマサン、田舎へ帰り美容室を開業したようです。

整髪の本当に上手な職人で、衛生面の配慮も行き届き、櫛は都度洗剤で洗い、鋏は都度アルコール消毒

してから整髪する職人でした。

 

名前の無い美容室へ到着したのが12時50分。客はひとり。

ほとんど髪の毛のないテカテカのお客様のみ。

職人は時間を持て余すように外のベンチで携帯電話で遊びながら雑談中。

席へ案内され、要望を聞かれ整髪に入り、所要時間は1分のマッサージ付きでせいぜい10分くらいで

終了。

外国人と分かったからなのか、シェーバーの刃を新しいものに変えてくれ、裾をシェーブしてくれました。

カットのみ1000円でした。

シャンプーも同額だと思いますが、シャンプー液がどうも合わないのと、ヘアーオイルをされるのでいつもカットのみです。

 

テカテカおじさんが帰った後、職人に質問。

今帰ったお客は頭にほとんど毛がない。なぜ毛のある人と料金は同じなの?

毛があろうがなかろうが頭はひとつ、なので同じ料金です。テカテカの頭はむしろ傷をつけたら大変なのでもっともらいたい。

のだそうです。

 

マニラ首都圏にある有名な床屋名店ベスト10です。

 

1.   Folk 1006 

413 Escolta Street,HUB Make Lab, Binondo, Manila

      2. The Union Station Barbercafe 

       Eastwood Ave, Bagumbayan, Quezon City, Metro Manila

3.   Paps Barbershop

Tandang Sora Ave, Quezon City, Metro Manila

4.   Burnside Barber

50B Katipunan Ave, Quezon City, Philippines

5.   Felipe and Sons

Four/NEO, 4th Avenue Corner, Building 30th St, Taguig

6.   Slickville Barbers

Diliman, Quezon City, Metro Manila

7.   Back Alley Barbershop

TSalcedo Village. Alpha Salcedo Condominium, Bautista Street, Makati City

8.   Covent Grooming Lounge

Legazpi Street, Legazpi Village, Makati,

9.   Supremo Barbers

1015 Legarda St, Sampaloc, Manila

    10.Dapper Don’s

Roxas Street Barangay Sto Domingo Quezon City

 

TaguigにあるFelipe and Sonsの整髪参考価格です。

カット 1400円〜3500円 職人により価格が変動

髭剃り 1700円

ヘアーSPA 3700円

ただし有名な職人をリクエストした場合、更に高くなります。

場所だけに結構高い店です。

 

価格の比較

2024年2月現在のカット料金です。

一般の住宅地にある床屋:200円

空調の効いた綺麗な床屋:500円

商業施設の床屋    :1000円

デパートの床屋    :1500円 位です。

パンデミック前の料金は、現在の半額以下でした。

モールの高級店でも、近くの床屋でも何が違うのか?

高級店はモールはじめ高級住宅地ある場所に店を構え、家賃が高いので料金に跳ね返っているようです。

店はきれいですが、整髪道具に関しては、日本のように殺菌はせず、決して清潔とは言い難いです。

 

フィリピンは床屋、美容師が非常に多い国です。

中には、店内に整髪職人、美容師、マニュキュアー専門職人などで20人以上いる店も多くあります。

 

なぜ経営が成り立つのか。

ほとんどの床屋、美容室の職人は、個人事業主です。

店舗オーナーが、職人がすぐに整髪できる設備を提供、その利用料として、料金の4割から5割を店舗オーナーへ納金します。

客が来ない店はすぐに閉店してしまう頻度も高いようです。

バランガイなどの地元密着の床屋は、美容も兼ねていて自宅などを改装営業している店が多くみられます。

個人経営の店は、決して衛生的な店とは言い難いです。

また、露店営業、すなわち軒下床屋もありますが、スラムなどでみられる営業形態で30円から50円くらいです。

 

日本の技術に慣れてしまっていらっしゃる方は、利用を躊躇してしまうかもしれません。

 

参考:

美容室業界は、パンデミックで最も大きな打撃を受けた業界です。

2021年に発表された最新データによりますと、フィリピン統計局の2020年の統計では、フィリピンで美容サービスに従事する事業所は現在38,803ヵ所で、2019年の41,270ヵ所から大きく減少しました。

業界従業員数も、2019年の15万1,665人から2020年には14万3,239人へと大幅に減少しています。

この数は、公証です。軒下やスラムなどの営業者を数えれば実数は更に多いと思いますが、他の業界同様減少したのはたしかのようです。

しかし、フィリピンでは、ヘアケア市場の収益は2024年に106000万米ドルに達すると予測され、市場は年間成長率 0.47% の推移で伸びています。

日本で経営も大切ですが、フィリピンのよう見栄っ張りさんのいる国には大きなビジネスチャンスがあると思います。

 

 

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