なぜフィリピンでは特に不法占領区の大火が多いのか。
過去に起こった大火の場所はそのほとんどが不法占領区の住宅で起こっています。
このような火事が起こるたび、なるほどと頷くのもフィリピン人です。その理由も理解していることが多くあります。
そして、跡地には新たな施設ができることがほとんどです。
今回の火事は、あまりにも規模が大きく、クリスマス前の大惨事となりました。
不法占領区火災ではパサイ市がダントツで多く発生しています。
昨日の朝、マニラ市トンドのイスラ・プティング・バトで6時間にわたる火災が発生し、約1,000棟の簡易住宅が全焼、約2,000世帯が焼け出された。
消防局(BFP)の報告によると、火災は午前7時59分にパン屋から出火し、午後2時過ぎに鎮火したと発表された。
消防局によると、水不足と軽い素材の家屋のため、消防士が火を食い止めるのは困難だった。
消防車66台、ボート4隻、ヘリコプター2機が現場へ投入消化活動が行われた。
フィリピン沿岸警備隊からも2隻の捜索救助艇が出動し、消火にあたった。
避難住民はデルパン避難所に避難している。
ハニー・ラクナ・マニラ市長は被災家族を訪問し、温かい食事と組み立て式テントを配布した。
ラクーナマニラ市長は、恒久的な住居が手配されるまで、家族は避難センターに留まることができると述べ、イスラ・プティング・バトは被災者にとって安全でないため、被災者が再定住できる場所がイスラ・プティング・バト以外にあるかどうか早急に調査すると発表した。またマニラ市長はイスラ・プティング・バトを非常事態宣言するよう市議会に要請した。
マニラ市は、社会福祉開発省(DSWD)や他の機関からの支援を受けて、現金支援、食料、建設資材の提供に全力を尽くしている。
社会福祉開発省は被災者に食料パックを配布した。また、モバイル・コマンド・センターを配備し、住民にWiFi接続を提供を開始した。
一方、マニラ国際コンテナ港付近でも昨日火災が発生した。
フィリピン港湾局によれば、港湾業務は通常通り行われているが、車両等は代替ルートをとるよう勧告している。
この火災の原因はまだ特定されていない。
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