海外で、しばしばこの交差点を一斉に渡る人が
誰もぶつかることなくすれ違う様子が報道されて
いるようです。まあ、たしかに、一斉に四方から
人が歩きだし、交差点内ですれ違う様子は驚嘆に
値するのかもしれません。これを「日本人の相手
を思いやる姿だ。」と言う人もいるようです。
しかし、これは各人が対向してくる人の動きを
予測して、歩く方向を調整しているのに過ぎない
のですがね。日本人には多元的に処理する能力が
備わっているのかもしれません。ただ、対抗する
人が複数いて、同時に処理しているだけの話なの
です。場合によってはAI的な動きに見えるのかも
しれません。
日本人の日常生活の中で、この機能を獲得した
のでしょう。なんか、中学や高校での運動会での
「棒倒し」などで、開始の合図と同時に、双方の
攻め手が、運動場の中央にて交差する様子が思い
起こされます。この際も衝突事故は起こりません
でしたよね。
そういえば、銀座や新宿などの雑踏で、外国人
たちが、ぎこちない歩き方で人とぶつかりそうな
場面を見かけることがあります。^^; 「歩くのが
下手だなあ。」と感じることがあるのは事実です
がね。^^;
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