埼玉県久喜市にテレビが映らなくなったという案件に伺いました。
先日凧がアンテナに引っ掛かったお宅のすぐ近所です。
お客様が仰るにはTBSが見えないということです。
確かにこの数値だと見えたり見えなかったりだと思います。
下のチェッカーの画像でC/Nという項目とBERという項目が品質の良し悪しを表示する画面です。
レベルは50を超えていれば問題なく品質の方が重要になってきます。
当店ではC/Nは25以上、BERはE-5以上になるように施工しています。
TBSは見えているというレベルには程遠い品質です。
フジテレビでも良好とは言えない数値です
ここもそうです
BER0.00は良いにしてC/N21.4は低すぎですね
東京MXは全く視聴できるレベルではありませんがこの数値でも時々見れているそうで
東京MXは絶対見たいそうですが厳しいですね。
テレビはソニーのブラビアでしたが実際確かに画像が出ていました
取り敢えず屋根のアンテナをチェックしていきます
梯子で上がる途中配線もチェックしていきます
実はこの地区のアンテナの向きはスカイツリー側と前橋局側に分かれていました。
スカイツリーが7で前橋が3くらいです。
スカイツリーだと安定して受信出来ないため受信レベルが低くても前橋の方がまだマシというお宅も
有るようです。
東京タワー時代ならともかくスカイツリーから放射されても前橋局を選択しなければならないとは
何らかの問題が有ると思います。
ブースターはちょっと古いですが地デジ用でした。問題は有りません。
アンテナ直下で調べます
東京MXはこの数値です。
31.2だとブースターの最低入力レベルを下回っています(メーカーは保証していない)
アンテナを回す前にチェックしておきます
レベルが下がりましたがC/N値が上がりました。
でもこの数値では全くダメですが・・・
広域キー局はどこも最高値になりました
問題だったTBSも最高品質になりました
テレ玉もMX並みに悪いです
久喜市でこの数値は中々です(悪い)
これだけしか動かしていないのですが品質は大きく向上しました
室内で測ってみます
大幅に改善が見られます
MXもかなりマシな数値になっていました。
レベルは下がりましたが品質が向上しています。
お客様には「これでは見えることにならない。保証は出来ません」と何度も説明しています。
作業前は赤の領域でしたが現在は緑の安全水域に入っています。
東京MXのブロックノイズは出ていません(この時点の話)
MX,テレ玉はともかく広域キー局が全て最良値になったのでこれで良しとします。
前橋に向けるとMXが見えなくなりますからね・・・・
当店にご依頼頂き誠に有難うございます。