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シリーズ平成の本音 私物化される国有財産!

2011-11-07 | Weblog
シリーズ平成の本音 私物化される国有財産!
 公務員宿舎のあり方が問題視されているが、11月1日付某主要紙などは、財務省所有(約3300平方メートル)と衆議院所有(約1320平方メートル)の土地が自民党本部の敷地として「貸与」されていることが明らかになったと報じている。前者の賃料は年間8,970万円であるが、後者についてはビルの前の駐車場として使用されているが、賃料は支払われていない。本来であれば年間約3,500万円の賃料となるらしい。
 そもそも財務省「所有」や衆議院「所有」などの土地などはなく、国有地であり、国民に代わって管理しているに過ぎない。自民党は公党であるとしても、一政党でしかない上、現在は野党あるので、行政官庁や衆議院事務局が特定政党に便益を図って良いわけがない。しかも衆院管理の土地については無料であるので、国に損失を与えていることになる。それは駄目でしょう。国有地の私物化であり、官と特定政党の癒着、好意的差別であり、国民の利益に反し、著しく公平性に欠ける。このような官による特定政党優遇は、健全な政権交代を著しく歪めることになろう。他方、自民党は官を擁護し甘やかす結果となる。民主党が政権を取って以来正に現実に起こっていることであり、非常に分り易い構図になっている。一党独裁の中国や北朝鮮などを除き、国有財産の上に1政党の本部が建っている国が何処にあろうか。正に官僚独裁国家とも言える。民主党の政権運営能力や心情に欠ける原理主義への偏重と内部権力闘争を繰り返す姿は別として、こんなことでは円滑、公正な政権交代が行われるわけが無い。
 このような国有財産の私物化とも言える状況は、公務員宿舎や各省庁が管理している全国の土地、施設についても行われている可能性がある。公務員宿舎が22万戸も不要でしょう。財務副大臣による部分的な視察が行われたようだが、公平な第3者機関による視察、検討が必要であると共に、全ての国有財産、建物、施設につき第3者機関による調査、検討が必要になっているように見える。
 また自民党本部は、無料で使用している土地の賃料を過去に遡って支払うと共に、使用している土地を返却することを含め、公正な対応に努めることが望まれる。
民主党元代表小沢議員の政治資金の記載問題につき裁判となっているが、それは個人資金による土地購入問題であり、記載上の問題であるので、上記の国有財産無料使用、優遇的使用問題はそれどころではない重大な問題だ。国民の財産の不適正使用、管理の問題である。それ以上に、民主主義の基本とも言える官と政の適正な関係の確保に係わるより深刻且つ制度的な問題であるので、国民への謝罪、説明と速やかな是正が求められるところであろう。(11.11.01.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用) 

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