■韓国映画「目撃者」 予告
2018年の韓国映画
韓国初登場第1位を記録したサスペンス・スリラー
「新感染 ファイナル・エクスプレス」など、数々のヒット作を送り出す
キム・ウテクが手掛けた作品。
深夜にかすかに響いた女の悲鳴。
偶然、殺人の瞬間を目撃してしまった平凡な会社員と殺人鬼との
息詰まる追走をスリリングに描く。
「ミセン 未生」、「記憶」、「華麗なるリベンジ」、「リアル」のイ・ソンミンが主演を務め、
「シカゴ・タイプライター」、「魔女宝鑑 ホ・ジュン~若き日の恋」の
クァク・シヤンが犯人役、「操作された都市」のキム・サンホが刑事役を演じている。
(Webより抜粋)
■韓国映画「目撃者」
イ・ソンミンさんの映画だったので観てみました。
「事件を目撃したにも関わらず、自分に被害が及ぶことを恐れて証言しない」ことが、
現代生活にもある「他人に無関心」ということの是非を感じました。
最後のシーンにサンフンがマンションの真ん中で「誰か助けてください」と
大声で叫ぶのですが、誰も、何も反応しないのです・・・。
Webにこんな記事がありました。
「社会心理学の用語に「傍観者効果」という言葉があります。
ある出来事に対し、自分の他に傍観者がいると、率先して行動を起こさなくなる心理状態です。
ネット上でもネタになっている程知られている、有名な集団心理現象です。」
「傍観者効果」を世に知らしめた有名な事件に、1964年にアメリカで起きた
キティ・ジェノヴィーズ事件があります。
アパート街で若い女性が襲われ殺害され、38人も目撃者がいたのに、
誰も通報しなかったとニューヨーク・タイムズに報じられ、
この心理現象を有名にし、同時に都市に生きる人間の冷淡さを示したものとして、
世界中に広く知られています。
「面倒なことには関わり合いたくない」「ほかの誰かが何とかするだろう」
これは、とても考えさせられた映画でした。
■STORY
深夜に泥酔状態で帰宅した会社員サンフン(イ・サンミン)。
外からかすかな悲鳴が聞こえたためベランダに出てみると、
女性が男性に殴り殺される場面を目撃してしまう。
次の瞬間、殺人犯(クァク・シヤン)はサンフンの部屋の明かりに気づき、
部屋の階数を確認する。
翌朝、警察による目撃情報の聞き取りがはじまるが、
何百室もあるマンションの真下で起きた事件にも関わらず、
証人は1人も現れない。
サンフンは身の危険を感じ、敢えて誰にも話さず知らない振りをするが、
殺人犯だけは彼が目撃者であることを確信していた。
平凡だった日常生活は一変。
彼自身、犯人から執拗に命を付け狙われる身となり、
次第に迫り来る死の恐怖に怯える・・・。
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